2章 西の大陸15 -名前がおかしな洞窟-
この洞窟は錬金国家に繋がっている。
俺たちは、洞窟へ入るために車から降りた。
そして俺は車を道具空間にしまった。そうしたらルーシェが
「それ持ってくの?」と聞いてきたので、「こんな所に放置したら邪魔だろ?」と答えた。
彼女は「確かにそうね」と納得していた。
この洞窟に対して状態確認を使った。
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洞窟:いつもの採掘場
所有者:錬金国家王族
階層:1F〜B24F
入手可能な物
・金剛石
・黒金剛石
・紅玉
・青玉
・緑玉
・木玉
・岩塩
・金
・銀
・銅
・鉄
・鉛
・鋼
生息している魔物
1F〜B24
・擬態箱
・擬態石
・擬態硬化
・擬態草
・擬態剣
・擬態盾
・擬態弓
・擬態矢
・擬態杖
・擬態斧
・擬態槌
・擬態指輪
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この洞窟は王族の所有地のようだ。
しかし洞窟の名前が『いつもの採掘場』って変な名前だよな。こんだけ多くの種類の擬態生物が出るんだったら、『擬態生物の洞窟』とかで良かったんじゃないか?
そんな事を考えていると、ルーシェが話掛けて来た。
「確かここは王族の所有地だったはずよ。通り抜けるだけなら問題ないわ」
「なんでそんな事知ってるんだ?」
「…噂で聞いた事があるのよ。無事に進みたいのなら何も拾ったり採掘したり事ね」
「分かってるって」
拾える道具は全て擬態生物だし、他人の場所を無許可で採掘しようとは思わない。
俺たちは1Fを通り抜け、錬金国家が見える丘へと出た。
洞窟から出た時、朝日が眩しかった。




