102/565
3章 錬金国家アルケミー51 -22日目・2回戦の反省会-
「反省会をはじめます…」
俺はそう言い、速攻で土下座した。
「みんなを危険に晒して申し訳なかった。俺はパーティーのリーダー失格だ」
「そうね。あんたは今回遊びすぎたわ。…でもしっかりとその後、勝ったんだからいいんじゃない?」
「そうだぜ。俺達も魔法使い相手にどう戦えばいいか分かってきた」
「死ななきゃ安いもんだ」
「だそうだ。みんな一度はお前に命を救われてるし、お前を信頼してる。このパーティーのリーダーはお前しかいない」
「みんな…」
「今回の反省会はこれで終わりよ。私達に反省すべき点は無かったと思うわ。…あんた以外わね」
全員ルーシェの言った事に同意し、頷いていた。優しいかと思ったら、最後にこれか…。
ど正論言われて土下座したまま泣いた。




