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短歌師  作者: 弓月翼
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雨が降る


 


夏が来る

七年前から寝苦しい

五月蝿い星座がにじむ盛夏が



アリがゆく

木漏れ日透かす鎮守森

進化は今日も未来へ歩く



イカそーめん

あふれるほどの大盛りで

猫が止まって伸びする白昼



あなたには

ひとの気持ちがわかるから

うつむきたいのに笑ってるのね



悲しみが

骨の髄まで染みるとか

生きるためには法螺もふくかも



焼き餃子

ラー油たっぷりかけるけど

夏はやっぱり辛いのがいい



ふてくされ

大半やる気がなくなって

言葉を信じるやさしさも棄て



雨が降る

夜空突き刺す三日月を

隠すみたいに傷かくす夏










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