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#対人依存症。和哉くんは生きづらい!  作者: 佐野和哉


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半端に優しいつもりでいるから軽んじられて歯噛みする

コイツなら他人に優しくしたがるタイプだから大丈夫だろう。

と言い加減なこと言われて、テイよく遠ざけられたり遠回りな言葉で断られたりし続けて、いつの間にか煙にまかれて居なくなってる。

自分以外の、もっと自己中心的で我慢も気配りも他人にさせて当たり前みてえな奴に押し切られたあの人が戸惑いと投げやりの入り混じったなし崩しの顔でカッ攫われていくだけの未来がすぐそこで笑っているのが分かり切っているのに。

その場その時は、その人の気持ちを慮るつもりで引き下がるしかない。

今まで、それでロクなことになった試しがなかったというのに。


絶対、自分以外に優しくしようとするのって損だ。

損が出来る人が優しいというか、ハタから見て損してるけど心の底から平気で居られる人だけが〝優しい〟とか言えるんだと思う。でも、その優しいって、じゃあ一体ナンだ?

極端なまでに全部自分の思う通りにならない…たとえば自分の好きな人には好かれず就きたい仕事に就かず食べたいものを買いに行けば目の前で毎回売り切れて、それで平気で優しいってのも違う気がする。

自分が誰かに対して優しくしていられている、と思えるからいいのか。でもそれは優しさなのか?

まあ別に、重たいもの運んでもらえたり、怖いものから守ってくれたり、お金沢山もらえたりするなら、優しさだろうがなんだろうがって感じなんだけれども。


だから結局、誰かを言う通り思う通りにしたくてする優しさというのは損して得取れってことでしかない。で損だけするんで気分悪い、と。

腐ってんなお前の根性。

今日も自分が自分を罵倒する。

自分で自分を罵倒する。

窓の中は雨。


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