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#対人依存症。和哉くんは生きづらい!  作者: 佐野和哉


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みんなが大好きな人なのに自分だけはそいつのこと大嫌いってことあるよね

ないとは言わせない。じゃなきゃ、こんなとこ読んでくれてないはずだ。

昔からそう。しかも別に自分だけが嫌な事されてるとかでもないし、その人が特別嫌な奴ってわけでも全然ない。

ただ、ただ、ひたすらそいつが気に食わない。

でも、みんなは、そいつのことが普通に好き。

老若男女(どいつもこいつも)カンケーなく、なんとなく虫が好かない奴っているじゃんか。でも、その人は普通にしてるだけなんだ。

好きなものの話して、仲間と一緒に楽しく過ごしているだけ。

なんでそれがそんなに気に食わないんだが自分でも説明がつかない。

ただまあ、何かしら共通項とか傾向があるだろうと思って、わしも考えた(インドで)んだけど、ガキの頃から思い当たる人物(フシ)があるんで…異性絡みとか自分の得意分野なら嫉妬でカタが付くし、知らない世界なら恨みようもない。

何処の誰が何をしてても当てはまる、って、もうそれは病気なんじゃないかとも思うんだけど…なんなんだろうな。


最初は中学2年だったな。

しかもそれまで普通に遊んでたこともあれば、お母さんは私を見ると声かけてくれて優しい人で、その息子たる同級生はきわめて善良な人間なんだ。不良どころか普通の元気な男子ってだけで。

何がそんなにイヤだったんだろう?

普通に元気な奴だからか?


その線が怪しいな。

別に今、この彼には何のわだかまりも無いし、あの当時だって表立って喧嘩売ったり嫌ったりしてなかったから向こうにしてみりゃ四半世紀越しの寝耳にボルビックだろう。

ごめんね。ほんと。


で、その先もそうだ。

自分は家庭環境の悪化とか自分自身で抱え込んだ劣等感と被害妄想でどんどん落ち込んでいって、小学校の時以来のド暗黒時代が来る。

高校2年の終わりぐらいまでかな。結構、長かった。

バイトしたり失恋したり高校に入ってから出会った仲間と遊んだり充実してたんだけど、それがまたきつかった。

小学生の頃は学校にも家にも何処にも居場所なんかなかった。唯一の〝逃げ場〟は近所の団地に住んでた祖父母の部屋だけ。

そこから引きずり出されるたびに断末魔を上げていた。


高校生の時は、自分の居場所を自分で見つけることが出来るようになってた。

だからキツい。

バイトも学校も、誰かの前に居るときと、それが終わって家に帰った時で落差が付く。

精神的雪崩式垂直落下式断崖絶壁ブレーンバスターを1日1回ないし2回は喰らってたようなもの。だから自分で自分の多面性に中毒症状(おなかいっぱい)だったんだ。


そうこうしているうちに多分、素直(そのまんま)な人がダメになったのかもしれない。たけし軍団は関係ない。

裏表、浮沈、躁鬱、心身の傷、そういうものを抱えた人を愛おしく思うのは、自分のことを愛されたかった裏返しなのかもしれないし、そのまま生きられた人に対して、やっぱりそれは嫉妬なのかもしれない。


わかったところで、イケ好かない♪(植木等さんふうに)


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