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#対人依存症。和哉くんは生きづらい!  作者: 佐野和哉


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自分で自分に挫折し続けている

子供の頃、他の子より図体が一回りデカくて力も少し強かった。怪獣やウルトラマンが好きだったから、それはそれで良かったのは5歳ぐらいまでで。

そこから随分と己を呪って生きてきた。

デカいというだけで女性教諭からは随分を目を付けられた。短気で、すぐブチ切れて暴れることがあったから余計になのだが、しまいには自分と全然カンケーない喧嘩でも真っ先に疑われてすっ飛んでド叱られた時には頭にきて学校を飛び出したこともあった。

力が強いとか、体が大きいというのは、フツーに生活しているうえでは邪魔でしかないと思ったのは小学校5年生ぐらいの時で。その時の自分と隣のクラスの担任二人は、そういう考え方だった。

学校に自分の見方をしてくれる先生が一人も居なくなって(転勤しちゃった)、惨めで仕方なかった。

プロレスが好きになったのは、大きくて暴れてもいいから、というのもあった。

でもそのためには、もっとデカくなきゃならない。

アンドレ・ザ・ジャイアントほどじゃなくても、スタン・ハンセンもジャンボ鶴田さんも蝶野正洋さんもグレート・ムタもみんなデカい。あんなに大きくなれっこない、と気づいてしまったのは中学3年で170cmから伸びなくなったときだった。

150cmぐらいまでは伸びるのが早かった。でもその先に伸び代が無かった。


でダイナマイト・キッドや獣神サンダー・ライガーさんを見て

小さくても鍛えまくればいいんだ!

と希望を持ち、ウルティモ・ドラゴン校長を知ってメキシコに行ってプロレス学校に入ろうと決めた。

そこまでは良かったが後が続かなくて、体と食欲だけ持て余して今に至る。


デカくても邪魔なだけだな、と40歳にしてまた思う。

だって別に服も靴もユニクロで入ればいいじゃん。ワークマンも大きいサイズなくなっちゃったし、大きいサイズ専門店に行くと今度は8Lとかあるから半端にデカいと結局これといってないのよ。


背が無くて幅だけあるから、まあ服を選ぶのが面倒くさい。

支給品の作業着なんかどこ行ったってしっくりこない。

誰だってそうだ、と言うそこのお前!

あと30㎏ぐらい増量して同じこと言ってみろ(◆だれにはなしているのだ。)


自分で自分に挫折して、自分で自分に失望している。

自分で自分を信じてないから、自分を信じる他人のこともきっと信じてないし、自分が信じられるものって一体なんなんだと今でもわからないでいる。



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