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白い世  作者: 古井雅
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忘れた玩具

作詞を趣味にしたいなーと思っている人間の書いた詩。基本的に詩は見るのも書くのも好きですが、頑張って優れた詩をかけるようになりたいです! 人生初めての詩なのでクオリティはお察しです/(^o^)\


不意に欠け落ちた月の欠片と 夢見さえも枯れ落ちた夜半

彷徨って夜空をふわふわと舞う手のひらと 書きかけの日記

別世界に想いを馳せるように 消えていく残骸たち

いつからか亡くして 途絶えた未来(おもいで)

手放して 見つけて また手放していく


あの時に見つけられなかったモノたちは 今

手のひらの中で ひっそりと揺れ動くものと同じ

同定義なものであるものたちは 曖昧に惑い

境すらも理解できぬまま 小さな水は波紋を紡ぐ

薄っぺらい白線でさえも ゆれて戸惑い

悲しくうたう 光のように迷う


ただひとつ 紡がずに忘れてしまった糸切れたちは

今心のどこかに閉まっている 悲しい紙切れと同じもの

最終回のない恋愛小説のような旅路の中 僕はいまだに迷ってる

途絶えてしまった線でさえも そこには使い古した玩具しかない

手のひらに混ざる心地よさ 冷たいシミの残った布


ほら 窓の先にはあかるいみらいが片隅を照らしている

ただ行きずりの玩具なんて捨て去って 僕はあの小さなアカリに寄り添う

体温すらも移りゆく 薄氷のような燈火の欠片

僕はそれを そっと拾い上げて空に翳した

白い鏡が綺麗に揺れて そっと水として頬に落ちる


ばいばい 僕の未来


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