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41(シャイン視点)

ブックマーク登録者数140突破しました!

パチパチパチパチパチパチ!!!

閲覧数も80000を超え、たくさんの方に読んでもらえて、感無量大感謝です!


少し人物の見た目や設定、表現台詞等直させていただきましたが、引き続きご愛読して頂ければ幸いです。


何卒今後もご愛顧頂ければと思います。

宜しくお願い致します。



不意にジェシカの前で跪くジョシュアに、契約の儀をしようとしていると察しがついた。



(決めたってそういうこと?)


心の中でジョシュアに問うと、意志の強そうな蒼い瞳でこちらを見つめてくる。



(俺とこの娘が契約して、お前に何か問題があるのか?

…気付いたか?この地に妖精達がいないことに…)



ジョシュアの言葉に思わず眉を顰める。

そう、妖精の地と言われるこの湖では妖精達で賑わっていた地だ。


だが今はどうだろう…ここ妖精の生まれ故郷の湖でさえも妖精達の姿は見られない。


何処か違う地に移動したか、もしくは強力な力か何かに引き寄せられたか…

考えたくはないがもう既に消えているのか…





(呼んだのはそういうこと、か…


…で?それが君とジェシカが契約するのに何の関係があるの)



呼ばれた理由は妖精達の現状を知らせる為だと分かった。

だが、ジェシカと契約をする意味が分からない。

ただの興味本意なのであれば止めさせようと思っていた。



(くはっ…関係大いに、有りだ…

俺は妖精の地の縛りでここからは動けねぇ…


だが、娘と契約すれば…ここからの縛りが解け、何故妖精達が居なくなったのかを探れる


…妖精の為だ)



半分はな、そうニヤリと笑う目の前の相手に敵意が湧く。


しかし…妖精達が姿を消している以上何か問題があることは確かだ。




(…契約したらここへは頻繁には来られなくなるけどいいの?)



長く住んでいた地だ。

縛られていたとはいえ、全く来られないこともないだろうが、殆どの時間契約した主の傍を離れられない。



(……次は選択肢を間違えたくねぇんだよ)



悲しそうに答えるジョシュアに、思わず目を見開く。

そんな顔をされたのは初めてだったからだ。

人間を嫌いだと言った同一人物とは思えないが…



まぁ仕方ないと、溜息を零すとジェシカの横へと移動する。

一応釘を刺しておこうと、横目でジョシュアを見ながら口を開く。



(言っとくけど、ジェシカは僕の大事な子だから…変な感情は起こさないでね)



すると一瞬驚いた顔をしたと思うと、ジョシュアはクツクツと笑いながら僕を見る。



(…どうだかな、愛おしいって言われたからなぁ?)



そう言われ思わず額に血管が浮くのが分かった。


妖精の地でも馬が合わず、挙句の果てに横暴なジョシュアに折れてこの地を譲り離れて行った気持ちを踏み躙られたような思いだ。






(ほんと…僕は君のことが苦手だよ、今も昔もね…

たまには譲ったらどう?


…風の王子様)





(はっ…それはお互い様だろ…

今回も譲る気はねぇんだよ


…光の王子様)




こう会話しているとは思いにもよらないだろうジェシカを見つめると、黄金色の綺麗な瞳とかち合った。


不思議そうな、戸惑っているような…

穢れのない眼差し…


見ているだけで穏やかな、だけど胸の奥底から沸き上がる熱に、思わず顔が綻んだ。




(…ほんと、今回だけは…譲れないんだ)



読心術を解き、静かにそう呟いた。






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