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新総理に課された役割


草薙みどりが絶対的な民意を背負って総理の座に就き、日本全体が「現実の危機」に対して一致団結していくプロセスですね。

きれいごとが通用しなくなった世界のシビアさと、赤ひげ先生がもたらす人間ドラマの対比、そして保身に走る古い政治家たちの無様な姿を際立たせるように書き直しました。

新総裁誕生と、目覚めた国民の審判

草薙みどりは、自民党員の圧倒的な絶対多数をもって新総裁に選出された。

その勢いのまま、彼女は間髪入れずに衆議院を解散。電撃的な総選挙に打って出たが、国民のほとんどがこの決断を熱狂的に支持した。

かつてのような国会での水掛け論や、曖昧な現状維持を望む声は、もうそこにはなかった。

なぜなら、目の前には「明確に示された隣国の侵略の意志」という、あまりにも巨大で生々しい現実が突きつけられていたからだ。平和という名の不作為を良しとする国民は、もはやほとんど存在していなかったのである。

かつて「他国を刺激するな」「対話による解決を」と綺麗事を紡いでいた平和ボランティアや有識者たちの化けの皮は、完全に剥がれていた。

たまたま秋田の地で、自衛隊の有志と命知らずの民間ボランティアたちが文字通り命懸けで防ぎ止めたあの「内乱」。その首魁が中朝国であることが公の事実になるにつれて、世論は一変した。

「中朝国との無用な軋轢は避けるべきだ」「対話のパイプを残せ」などという寝言をまだ繰り返していた売国奴一歩手前の政治家たちは、この衆院選で一人残らず落選の憂き目に遭い、政界から文字通り叩き出された。

事実、もしあの時、彼らがほんの少しでも対処を誤っていれば、日本の一部――いや、最悪の場合は国そのものが、音もなく侵略され支配されていた可能性が、開示された機密データによって次々と明らかになっていたからである。国民は、自分たちが文字通り崖っぷちに立たされていたことを知ったのだ。


ネットを揺るがす「赤ひげ先生」の告白

そんな血の気の引くような緊迫感の中で、戦場の泥にまみれた臨時救護所から発信されるネットニュースが、毎日のように国民のタイムラインを埋め尽くしていた。

敵味方を問わず、目の前の命をただ救うために執刀を続ける「赤ひげ先生」の姿である。

カメラが捉えたその映像の中には、中朝国の兵士だけでなく、日本を裏切って反乱に加担した「元自衛官」たちの姿もあった。彼らは一様に、首を項垂れ、あるいは涙を流しながら、赤ひげ先生の治療を受けながら独白を漏らしていた。

「……妻が、娘が、あいつらに捕まっていたんだ。言う通りにしなければ、明日の朝には五体満足でいられないと言われた。……国を裏切る恐怖より、家族がなぶり殺しにされる恐怖の方が勝ってしまった……っ!」

元自衛官たちのその悲痛な告白は、彼らを単なる「極悪非道のテロリスト」として片付けることを許さなかった。中朝国がどれほど卑劣で、どれほど執拗に、日本の安全保障の隙間を蝕んでいたかという生々しい証明だった。赤ひげ先生の厳しくも温かい治療の手は、彼らの肉体だけでなく、犯した罪の重さに引き裂かれそうな心をも救い上げていた。



官邸の道化師たち

この圧倒的な民意の津波を前にして、最も無様な姿を晒したのは、永田町に居座っていた既得権益の亡者たちだった。

つい数日前まで「草薙のやり方は過激すぎる」「中国やロシアとの外交バランスを崩すな」と大声を張り上げていた官邸の主流派や重鎮たち。彼らは、国民の怒りの凄まじさを察知した瞬間、自身の議席と保身のためだけに、その政治的スタンスを180度反転させた。

昨日までの主張を綺麗さっぱり忘れ去った顔で、

「私もかねてより、中朝国に対する独自の経済制裁を検討しておりまして……」

「草薙総理の決断は、まさに私が長年温めていた国防論と一致する!」

と、手のひらを返して草薙への忠誠を誓い始めたのだ。

その、あまりにも露骨で節操のない「生き残り戦術」は、当然ながらネット世代の若者をはじめとする一般人たちの激しい嘲笑を招いていた。

「昨日まで中朝国の犬だったやつが、急に猛犬に変身してて草」

「保身のスピード感だけは超一流だな」

画面の向こうで冷笑され、道化として晒し者にされている彼らのことなど、草薙みどりは一瞥もしない。

彼女が見据えているのは、彼らのような小物ではなく、真実や静子、そして秋田のゴミ屋敷にいる男が描き出した、極東の勢力図を根底から書き換える「次の一手」の盤面だけだった

政治資金的にも左翼ビジネスと裏社会からの献金が封じ込められていきますから、急に行きにくくなった方々も居るでしょうね。

金の切れ目が縁の切れ目。半グレたちの中には、的屋組織のアニキ達を頼り出す者も増えていきます。

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