表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/32

今後のあらすじ

 ヒューゴが死霊術師として蘇らせるのは一人のみ。その一人が死霊術師で、更に死霊術師を複数蘇らせ彼、彼女等の力で永久騎士が全て蘇っている。


 だから蘇った全ての永久騎士でなく、その最初の一人を討ち、即座にクレマン様が全永久騎士を蘇らせる作戦をとる。

 問題は誰が最初の一人かという所。普段は祖父を最初に蘇らせ戦っていたヒューゴだが、祖父を蘇らせる際、父である辺境伯を連れていたことをルネが話す。

 辺境伯が病から突然回復したこと、死霊術の場にわざわざ立ち会ったことから、ヒューゴが最初に蘇らせたのは辺境伯と見定める。


 ヒューゴは転移魔法使いであるから、国中の(ヒューゴが知ってるはずの)転移魔法陣を書き換える必要があり、全ての状況を整えてから事を決行し、成功する。


 しかし、その瞬間を誰より待っていたのはヴィルモス。彼の家、ファシュイン家の魔法は消滅魔法。屍も残さず人や物を消し去る魔法。ただし、発動が転移魔法よりも遅い。ヒューゴを確実に仕留めるため、転移できない瞬間を待っていた。


 ヒューゴとクレマンの足下に黒い百合の花を形どった消滅魔法が開く。百合の花が蕾に戻るよう閉じ、そして消えた。


 ルネは周囲の喧騒から起こったことを理解し、絶望した。涙ながらに、あの時こうしていれば、あの時こう言っていればと後悔が襲い、つぶやく。

 「時が戻るなら……あぁ、時よ巻き戻って」

 その言葉はルネの持つ魔力と完璧に合致し、魔力が溢れる。ルネから渦巻いた金の光が、消えたはずの百合の蕾を形どる。そして百合は開き、クレマンとヒューゴの姿が現れた。


 わっと湧く周囲がクレマン達に駆け寄る中、ルネはヴィルモスに捕まえられ、ナイフを首元に当てられる。

 狂った計画を悔やみながら、ルネを盾に後退り逃げようとする。しかし、そこでルネはポケットにあるピアスに気づく。「殺されそうな時にでも使え」と言われたピアス。皮肉にもそれは今だと感じ、炎熱魔法で距離を取る。


 ヴィルモスも恩を仇で返したと皮肉げに笑い、別のピアスに触れながら転移魔法を発動させ姿を消す。


 ヒューゴは膝を落とし、やっと誤り気づく。いくら亡くなった者をすぐに蘇らせようと、自分が亡くなれば全てを失うことに。

 念の為クレマンは全ての永久騎士を制御下に置いたが、ヒューゴは無抵抗となり大人しく捕まった。


 その後、諸々の後始末を終え、王の代わりに来た王太子に事情(ルネの魔法を含む)説明をした。

 王太子はルネの力のみ隠し、王に報告する事とする。ルネの力で永遠に王座に付かれては困るからだ。


 ルネの操る時の魔法は、神話に語られるものだった。愚王を王座につけ続け、世の中を混乱に陥れたとし、時の魔法使いは根絶やしにされたと。


 その後、二人きりになったクレマンとルネ。ルネのしようとしてる事は1つ。抱擁し、魔力の限りを尽くす。クレマンの身体は徐々に温もりを取り戻し、凍っていた前髪は溶け、ふさりとルネの額に落ちる。


 ルネは子供の頃、不思議な体験をしたことがある。巣から落ちた小鳥を拾い上げ悲しんでいると、それは光に包まれた。しかし、生き返ることはなく、綺麗な死体に戻っただけだった。

 魂の失われた身体は、いくら時を戻しても元には戻らない。


 しかし、クレマンは違った。死と共に自身の魔力で魂を繋ぎ止めていた。身体こそ凍りつこうと、クレマンはクレマンのまま、生き続けていたのだ。


 ルネは顔をあげ、クレマンと瞳を交わす。そしてルネから、最初のプロポーズと同じ言葉を返した。

「クレマン様さえよければ、どうか私と結婚してください」

 クレマンは承諾し、ルネはクレマンの父亡き後、本当の屍辺境伯となったクレマンと婚約した。


〜 ここまでで完、もしくは一章です 〜


 二章では、ルネのポッケに残っていたピアス(グリーンの石が埋め込まれている)をクレマンと二人で見つけ、「これは小型の“転移”魔道具ですね」と言ったクレマンの言葉に反応し、二人揃って転移する。

 転移先はヴィルモスの故国、そして檻の中。仲間が転移した時はそこから出し、敵を転移させた時はそこに閉じ込める仕掛けだ。


 クレマンが檻の周囲、広範囲のネズミなどを蘇らせたりなんやかんやと逃げおおせます。

 そしてヴィルモスは真の目的、自身の家族の遺体を返してもらおうと画策します。

 しかし残酷な真実、ファシュイン家の遺体はどこにもないとクレマンから知らされます。

 ヴィルモス本人も薄々気づいていたけれど、見ないふりをし、良いように故国に使われていた。ヴィルモスの耳に、己の鼓動が止まったとき自身を消滅させる魔道具、これを家族もつけていたはずだから。


 そしてなんやかんやで、ヴィルモスは故国を身限りクレマンと共にイノートル辺境伯へ帰り、仕えるようになります。


〜 ここまでが2章 〜


 三章では、一章でちらりとだけ言及された、ルネの弟(仮)が登場です。

 彼は旅が好きで、出かけてはまたふらりと帰る生活でした。しかし実のところ、彼はルネの弟ではありません。

 ルネの母親は、時の魔術師が逃げおおせた森深くの小さな村に住んでました。男性は時を進め、女性は時を戻せます。なので少人数で充分に自給自足できました。

 ルネの母親は閉塞感から村を抜け出し、ルネの実家前で行き倒れます。お人好し男爵は彼女を助け、その内に相思相愛となって結婚し、ルネが生まれます。

 そしてルネの母を追いかけて来たのが、彼女の婚約者だった男です。ルネの母はルネを庇いながら戦います。

 時の魔術師同士の戦いの場合、相手が魔法を使えない年齢にさせた方が勝利します。魔法はぶつかり合うと相殺されます。

 最終的に、ルネの母は老いた屍に、男は赤ん坊の姿となります。


 それを見た男爵は、ルネの母を埋葬し、男をルネの弟として育てました。

 男はルネと結婚することに目標を変えました。ルネの精神が育つまで、見たことのない世界を旅しながら待とうと。


 当然、クレマン様と対立し争うことになりますが、ルネが身を挺してクレマンを守り、クレマンを愛していること、そして男のことも弟として愛してることを見せつけられて、降参します。


 最後はクレマンとルネが結婚し、ハッピーエンド。

 あ、アダンとゼリも紆余曲折あって結婚します。

 めでたしめでたし

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。


アンケートはこちら
(外部サイトが開きます)

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ