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悪食の意地


「オラァァァァァァ!」


『ぬん!!』





ドガァァァァァァァァァァァァン!






俺の拳とサメ野郎の尻尾がぶつかり合い、衝撃波が起こる。



俺の拳は簡単に折れたり砕けたりするが、自己再生スキルがあるためしばらく経てば元通り!



でも痛いもんは痛いんだよ!

何だよコイツ!ちょっと掠るだけで骨がポキポキ折れるんだけど!俺の腕はポッキーじゃねーんだよ!



何とか渡り合うことが出来てるが、このままじゃジリ貧だな……


ダメージは一応入っていると思うが、俺の方が先に体力が無くなるだろう。




「一旦地上に降りて態勢を立て直すか……ん?」




なんかボンボン爆発音が聞こえる。

あっ、マンモスが地面を爆発させながら走って来た。



俺とサメで激しい空中戦を繰り広げてたから、陸に置き去りにしてたよ。ごめんね。



しかしこれはチャンス!

俺の予想通りならマンモスを食らえばより強力なスキルを手に入れることができるはず!



そしてそのスキルはこのサメにも効果的だろう。



よし、行動開始!

ブラックホールシャークがマンモスを食べてしまう前に一部でも俺が食べられたらいい。

できれば全部食べたい!




俺はマンモスの方向に飛んで行く。俺に気づいたのかマンモスは足を振り上げるが俺の狙いはその足だよ。



瞬時に近づき、振り上げた足を地面に着いて爆発する前に斬り取る。


そして斬り倒した足をキャッチ!


その足を高火力のファイアで焼いていく。


焼けた足の皮を食べる部分の所だけ抜けば、即席料理『マンモスの足の丸焼き』の完成です!





「いただきます!」




うまっ!マンモスうまっ!

めっちゃジューシーで肉汁が口の中で爆発するよ!

古代種めっちゃうまいな。全部持って帰ろ。



そのままディメンションに足とマンモス本体を収納する。今回は収納する前に食べられなくてよかった。



さて、目的は美味しく食べることじゃない。……まぁ美味しく食べることも目的だけど……



問題はステータスとお目当てのスキルを得ることが出来たかどうかだが、さてどうだろう。







-ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

名前 : ゼノン

種族 : 魔王 レベル : 57(+11)


【体力】: 50300 (+6200) 【MP】 : 57090 (+6200)

【攻撃力】: 30700 (+4100)

【防御力】: 32270 (+4100)

【素早さ】: 29300 (+4100)

【運】 : 350



【ユニークスキル】

【悪食】【能力吸収】【鑑定】【成長促進】

【自己再生】【魔力回復】 【無詠唱】

【黒紋印 le.2】【ゼロリロード】


【スキル】

【ファイア】【シトラス】【ディメンション】

【ラストブースト】【麻痺耐性】【風刃】【ガイド】

【蛇睨み】【超音波】【ショルダーチャージ】

【胃袋吐き】【ロケット】【水鉄砲】【根性】

【猪突猛進】【A5ランク】【硬質化】

【耐熱耐性EX】【魔力譲渡】【耐寒耐性】

【鬼殺し】【自爆】【爆破】



【称号】

【中級魔王】【卵に負けし者】

【ユニークキラー】【ドライアドに認められし者】


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




古代種すげぇぇぇぇぇぇぇええええ!!


レベルは勿論上がるが、食べた時に得るステータスの上がり幅が尋常じゃない!



これはレオドラゴンが悔やまれるな……


食べてたらもっと強くなれてたのに。レベル上がる前に食べて横取りしやがって……!



そして問題のスキルだ。さて、何が出るかな?




【爆破】

このスキルを発動中、インパクトの瞬間に衝撃を爆発させることが出来る。最大5回連続で爆破でき、次使う為には3分程のインターバルが必要。





予想通りのスキル来たぁぁぁぁぁぁ!!


これはかなり強力だぞ。このスキルがあれば何とかこの状況を打破出来そうだな。


インターバルがあるけど、連続して使わなければ大丈夫なんじゃないかな?





『なんだ?貴様、あの魔物をどこにやったのだ?まさかあの一瞬で食べたのか?我と同類だな。』


「そんな訳ないだろう。まぁ詳細は秘密だよ。さて、今の俺はさっきまでの俺と違うぜ?」


『ほう……なら我を驚かせて見せよ!』





そのまま突っ込んでくるが、ステータスが上がり新たなスキルを得た俺の敵じゃないぜ!!………そこまで劇的に変わる訳じゃないけどな。



そのまま横に避けて顔を思いっきり殴る態勢に入る。





『さっきもその拳を受けたが、その程度では……』





わかってるよ。だからこそ試させてもらうよ。新しいスキルを得た俺のパンチはインパクトの瞬間に…





ボゴォォォォォォォォォォォォン!!







「爆発するんだよ!!」




ブラックホールシャークの体が傾いた。





『ぐおぉぉ!!何だそれは!?』





よし!この攻撃ならコイツにも通用するぞ!

今迄で一番ダメージが入っている!



このチャンスをものにすべく、俺は剣を再び創造し斬りかかる。俺の予想通りなら残り4回の攻撃に爆発がプラスされるはずだ。



高速でふところに潜り込み、お腹を全力で斬る!すると斬ったであろう太刀筋に沿って爆発した。




『ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』





かなり痛がっている。そりゃそうか。一番防御が薄いお腹を斬られた上に斬り傷部分が爆発する波状攻撃になっているんだから。





「かなり効いたんじゃないか?」


『舐めるなよ小童ぁぁぁぁぁぁ!!』




ブラックホールシャークはその場で回転し、その勢いを利用しながら尻尾で攻撃してくる。


ありったけの力を込め、黒紋印を全力で纏った拳+触れた瞬間爆発するおまけ付きで攻撃するが、力負けしそのまま吹き飛ばされて氷山に激突した。




「ガハッ……!クソっ、めっちゃ痛え……!」





休んでる場合じゃねぇぞ。すぐ動く準備をしろ!

ほら、もう口を開けて突撃して来たぞ!!



力を振り絞り空へと逃げる。

その瞬間、俺がぶつかった氷山は虚空という名の腹の中へと消えていった。




『小賢しい……!』




危ねぇ…何とか倒す術はないか!

俺の今まで得たスキルの中から何かアイツに致命傷を与えられるスキルが……!




動き回りながら熟考に熟考を重ねた末…………




このスキル達を組み合わせれば何とかなりそうな攻撃が出来るんじゃないか?



しかしチャンスは一度きりだ。何とか成功させないと俺が死ぬ!



当たれば勝機が見え、外せば死ぬ。

さて、この一撃に賭けますか!!



俺は撹乱する為にブラックホールシャークの周りをぐにゃぐにゃと飛び回る。




『ええい!ちょこまかと鬱陶しい!!』


「今の俺にしたら褒め言葉だよ!」




そしてブラックホールシャークの顔の前を通る瞬間にディメンションから()()()を取り出す。




そう。先程のマンモスの足だ。




そして間髪入れずにその足を殴る。俺の爆破スキルはインパクトの瞬間に爆発する。だから殴る物は何でもいいんだよ。




ボゴォォォォォォォォォォォォン!!





だから足を殴った瞬間に、ブラックホールシャークの目の前で爆発が起きる。




『ぐっ…!視界が…!』




この爆発は目くらましだ。

これで爆破は4発目。最後の本命の爆発は………




『ん?どこに行った小童!』





俺は爆発させた瞬間に上空に飛び上がっている。

そしてまず【硬質化】を発動。右腕だけを鉄の塊のように固まる。



次に【ショルダーチャージ】。

これはタックルに補正をかけるスキルだが、上空から急降下して殴るのもタックルに入るらしい。

抜け穴が多くて助かったね。



そして黒紋印を右腕に纏わせる。身体補正もバッチリだ。



最後に【ラストブースト】。

ピンチになった時に攻撃力を2倍にするスキル。


これは先程ぶっ飛ばされてピンチになったので発動条件を満たしている為使うことが可能になった。



俺は今、とてつもない高揚感に包まれている。

さて、この右腕に全てを詰め込んだ一撃はどれぐらいの威力になるだろうか?



今ならどんな奴でも倒せそうな気がする。

俺はそのまま急降下しながら右腕を振りかぶる。





「こっちだよ」


『何!?いつの間に…!まさかさっきの爆発は!それにその力は何だ!!』




どうやら気づいたようだな。

だが気づいたところでもうお前は避けることは出来ない。




「くらいやがれ!『流星の一撃(マグナ・インパクト)』!」





ブラックホールシャークの頭に全力の拳を叩き込むと同時にとてつもない爆発が起きた。






『ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!』






そしてブラックホールシャークは地面に落下し、そのまま飛び上がることはなかった。







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