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ありの〜ままの〜姿見せ〜る〜のよ〜〜♪♪

「おい!俺達は応援友達だろ!?そうだろう!?」


「キシャアァァァァァァァァァァァアアアア!!」


「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!?」




あの野郎!!恩を仇で返しやがって!

俺が応援したおかげで滝を昇りきれたんだろうが!

なんでワンランク進化した瞬間に餌認定されなきゃいけねーんだ!?



「ガアァァァァァァァァァァァアアア!!」



「あぶねぇぇぇぇ!?おい今ちょっと掠ったぞ!」




さてどうしようか?

さっきから水のブレスが俺の横を通り過ぎまくっている。なんとか紙一重で躱しているが当たればなかなかの威力だろう。


どんなブレスかというと、モンハンのアマ◯マガツチの上空に飛び上がって打ってくるあのブレスと思ってくれて良い。



「にしてもさっきから逃げてばっかりじゃねえか俺。何なの?ここのモンスター強すぎない?」




さすがは未開の地といったところか。


この過酷な環境に適応するような魔物ばかりなんだ。そりゃ強いに決まっているか。


寧ろ俺が強くなったからといって舐めてかかりすぎなのか。


なにしろパンドラ達を連れて来なくてよかった。


さすがに4人守りながら桃やらロボットやら龍から守り通すのは、今の俺にはちょっとキツイからな。いや、桃だけならいけるか。



だからこそ、この極寒という環境には感謝だな。これが辛くない地形だったら間違いなく連れて来たし。



とにかく今はまず俺の後ろから迫って来ている誰が味方かもわかっていないアホな龍を何とかしないとな。



にしてもどうしよう。こっから攻撃しようとしたら振り返って一瞬止まらないといけないし……



「ガアァ!」


「あぶね!?」




ご覧のように少しの隙をついて攻撃いれてくるからなかなか止まれない。


それに空を飛んで迎撃しようとしても、どちらかというと空はあちら様のホームグラウンドだろう。俺よりも自由度が高い筈だ。


だが俺は地蔵エースコンバットに空中戦で勝利した男。戦闘機に比べたら龍なんて大した敵じゃない……ことはないが、まぁ簡単にやられない自身にはなるだろう。



それに一度体験してみたいこともあるしな。

これは子供の頃からの夢だったんだ。というか男の子だったら誰もが夢見ていたであろうことだ。



どうせやるなら夢を叶えるために動いた方がいいな。



ということで作戦を実行するために羽を広げ、相手のホームグラウンドに飛び込んでいった。



「ガアァァァァァァァァァァアアア!!」


「やっぱりそうくるよね。ていうか戦闘機とは違ってまた違った怖さがあるな!?」





空を飛んだはいいがやっぱりめちゃくちゃ怖い!



後ろ見たら牙剥き出しの龍が俺を食べるために必死に追いかけてくるんだぜ?子供が見たらトラウマもんだよ。


しかし残念ながら昔の俺なら萎縮して食べられてたかもしれんが、今の俺はそうではない!


俺には龍に追いかけられるなんてことはもう経験済みなのだよ。龍は龍でも炎竜王と、また別物なんだがな。



ほら思い出してみろ俺よ。バルカンと付き合った事を報告しにいって、山が消し飛ぶまで追いかけられた日のことを……





(回想)

『貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!』


『ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』


『よくも我が娘に手を出してくれたなぁァァァア!!貴様の死をもって償えぇぇぇぇぇぇえええええ!!』


『ギャアァァァァァァァァァァァァァァァ!!』






……これ経験したら、今後ろにいる龍なんかミジンコ程度に思えてきたな。なんか逃げてた俺がアホみたいに思えてきたわ。



よし、気持ちを切り替えたところで作戦に移りましょうか。



俺の作戦はこうだ。隙をついて昇り龍の後方に回り込み、背中に乗る。ただそれだけ。


一度でいいから龍の背中とやらに乗ってみたかったんだよな〜〜。男の子なら誰しもが昔夢見てただろ?

それが今から実現するのだ。



えっ?炎竜王に乗せて貰えばよかったじゃないかって?


そんなこと頼んでみろ。あのプライド高い娘大好きジジイが許すと思うか?晩御飯が魔王の丸焼きになってしまう。



というわけで目の前にいる手頃な龍で俺の騎乗欲を満たすのさ。



「よっと。」


俺は垂直に旋回し、龍の背中目掛けて急降下。そして龍の背中に跨ることに成功。



「うおぉぉ……!これが龍の背中か……!多少ゴツゴツしてるけど今俺を側から見れば強者感半端ないな」



すげぇ……!空を飛ぶ景色ってこんな感じなんだな。



今、お前も飛んでるじゃんと思った方。そうじゃないんだよ。自分で飛んで見た景色と龍の背中の上から見た景色じゃ全然違うぜ?肥溜めと温泉ぐらい違うな。



「ガアァァァァァ!」


「うおっ!?コラ暴れるな!」



なんだ!?そんなに背中に乗られるのが嫌なのか!?ロデオマシーンぐらい暴れてるじゃねーか!俺じゃなかったら振り落とされてたな。だがそれぐらいで諦めるほど俺の夢は質素じゃないんだよ!



ってお前どこ行こうとしてる!?



昇り龍は振り落とすために暴れながらこの土地の中心部に向かって凄いスピードで突き進んで行った。



「ああああああああああああ………!」



……魔王を乗せながら。










〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜









「いった……、ここどこ……?」



あの後、暴れまくった龍はそのまま俺を乗せたまま地面に落下。最悪の緊急着陸だよ。



「あっ…、龍が鯉に戻ってる」



昇り龍は力尽きたのか、それとも地面に着いたからか鯉の姿に戻りピチピチとその場で跳ねている。とりあえず折角お世話になったんだからディメンションに収納。後で食べるなりなんなりしよう。



「うーん、とにかく現在地を把握しない……と……」




俺は自分のことでいっぱいで目の前の景色に気づかなかった。




目の前には山がある。


そしてその山の中腹辺りに何処かで見たことあるような、某大人気ディ○ニー映画のキャラであるエ○サが歌いながら作った少しも寒くないような氷の城がそびえ立っている。



「えっ……、魔界ってディ○ニーランドなの…?」




桃といい、地蔵といい、鯉といい、ディ○ニーといい、俺はいよいよ困惑してきたよ……






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