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閑話 フィリアとイチャイチャ

ここは常春の草原。フィリアと出会った場所だ。


正確には常春の草原を2人でぶらぶらしている。



フィリアと初めて出会った神隠しの森はごく稀にしか現れないからそう簡単には行けない。


だからこそ比較的平和で穏やかなこの草原を散歩している。




「平和だね〜〜〜〜、ゼノン様〜〜」


「ああ、平和だな」




フィリアに何かしたいことないかと聞いたところ、こうやって散歩したいと言ったのだ。



のんびり大好きなフィリアから動こうとは珍しいと思い、俺は喜んで承諾した。




「フィリア、他にやりたい事はなかったのか?」


「うん〜〜、私はこうやって〜〜、のんびり過ごすことが好きだから〜〜」


「そうか」





しかし改めてフィリアを見ると、本当に可愛いよな。なんて言うのかな?守ってあげたくなる系?





「私の顔見て〜〜、どうしたの〜〜?」


「いや、本当にこんな美少女が俺の彼女なんだなと改めて思っただけだ」


「……………/////」





真っ赤な顔して下を向いてしまった。


というか俺の自分の変化にもびっくりだよ。


いつもなら童貞感丸出しの回答しか出来なかったのに今では自分から積極的に女の子に『かわいい』なんて言えるんだから。



昔の俺なら考えられないな。こんなことになるとも思ってもなかった。



そしてさっきからフィリアが何か言いたそうにしては口を閉じる、という動作を繰り返している。

一体どうしたんだ?




「フィリアどうした?何か俺に言いたいことでもあるのか?」


「えっ!?えっと………………」




何故かワタワタしだした。

そんな言いづらいことでもあるのか?

まさか俺ズボンのチャック開いてたか!?



確認したが開いてなかった。



危ねぇ……これでチャック開いてたら一生の笑いものだったな。チャック開いたマヌケな魔王になるとこだったぜ……




すると意を決したかのようにフィリアがくるっとこちらを向いて口を開いた。





「ゼノン様〜〜、手……繋いでもいい……/////?」










最初何が起きたのかわからなかったが、意味を理解した時俺は盛大に悶え苦しんだ。







ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!!

かわいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!







危なっ!?可愛すぎて危うく天に召されるところだった……



何今の!?天使かよ!?俺の彼女神の使いかよ!?



そして可愛すぎて記憶が朧げになりそうになったが今手を繋ごうと言ったのか!?



これが夢のようなシチュエーションその1、彼女と手を繋いでラブラブデートというやつか!!



焦るな俺……手汗は大丈夫だよな?スマートに返答するんだ、俺。



初めてだからって相手を不安にさせてはいけない。フィリアだって勇気を振り絞って俺に提案してきたんだ。


だからこそ俺も魔王として、ひとりの男としてフィリアの勇気に答えるんだ!



(この間の思考速度 0.1秒)




そして俺は笑顔でフィリアに向かって…


「ああ、手を繋ごうきゃっ……」




盛大に噛んだ。


マジか!予想以上に緊張してた!

まさかこんな短い文章で噛むとは思わなかった!




「うん………/////」




でもフィリアは噛んだことに気づいてないっぽいな。

自分のことでいっぱいいっぱいだ。俺もだけどな!





そして俺達の手はだんだんと近づいていき……





俺達は初めて手を繋いだ。







ヤバイ/////想像以上に緊張する。



今手を繋いだだけだろと思ったやつ出てこい。

童貞は手を繋ぐだけで緊張するんだよ。


それが自分の好きな人だと尚更な。



そして何これ!?めっちゃ柔らかいんだけど!?

まるでマシュマロみたいだ!





「じゃあ、引き続き散歩楽しむか/////」


「うん〜〜/////」





今他の誰かに見られたら笑われそうだが、俺達は俺達なりのペースで進んでいくんだ。


そして歩き出そうと思ったところフィリアに引き止められた。




「ゼノン様〜〜、やっぱりちょっと待って〜〜」


「どうしたんだ?何かあったのか?」


「いや〜〜、見てて〜〜、えいっ!」




すると俺達の足元から人間2人ほどが乗れそうな大きさの植物の葉が現れた。




「これは……」


「これは〜、『チェアフラワー』の葉だよ〜〜。だから〜〜、一緒にのんびりしよ〜〜」




そういうと手を握ったまま葉の上に乗り、俺を誘導した。




「全く……フィリアらしいな」


「えへ〜〜〜〜」




俺は葉の上に乗り、2人で葉の上で寝転んだ。人2人乗ってもびくともしない。




「まぁ…最近忙しかったからこんなゆっくりとした時間も悪くないかな?」


「でしょ〜〜。だから今日は〜〜のんびりしよ〜〜」


「ああ」


「ゼノン様〜〜、大好き〜〜〜〜!」


「ああ、俺もだよ」






そしてそのまま俺達はのんびりしたり話したりしながら日が傾くまでのんびりとした時間を楽しんだ。









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