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#17

目が覚めると真っ白な神殿に寝ていた。隣には翔居るようだ。


「知らない天井だ…」


「それ言うかのか。」


「なんか言わなきゃいけないという使命感がね」


「そかそか」


『お?気づいたみたいだね。まずは自己紹介からするね。私は妖精神さね、それでそこで人魚と遊んでいるのが精霊神さね。』


『……ども、精霊神やってます………』

あ、精霊神と妖精神だったのね。見た目幼児だからびっくりしたわ。


『それで地上にもどりたいんだって?』


「あ、はい。その為に降りてきたんだし」


『ん?ちょっと待て、お主面白い物持っておるのぉ。その【(から)の聖剣】2本貸してみんしゃい』

え?インベントリに入れてるのにバレた…だと!? えぇ……


「あ、うん…」


俺はインベントリから2本の空の聖剣を妖精神の前に出現させた。妖精神は空の聖剣を手に取り1本を妖精王に渡した。


『これなら媒体として申し分ないね。わたしゃ聖剣出してくれた方とするから、あんたもう1人の方としなさいね』


『……わかった…』

ん?何をするんだこの人?達


『まぁ、要するにここまで降りてくる人間がいたら契約して妖精使い(精霊使い)になれるって訳よまぁ、「僕と契約して魔法少女になってよ」ってやつさね』


「何故そのネタを知ってる!?」


「俺はどっちでもいいから早く太陽がみたいからするなら早くするぞ」

んもぅ、翔がせっかちすぎるよ…あれ?翔の犬歯なんか長くないか?まぁ、いいや


『こっちもやるぞい。まずは聖剣に魔力を流しな。後はこっちで調節するから』


「「はい」」


空の聖剣に少しづつ魔力を流していく…ん?龍神化状態の時に使える神気と神力が魔力の他にあるぞ…?とりあえず魔力だけを流すか………いや魔力どれだけ流してもビクともしねぇな、なら神力も一緒に流していいか

俺は更に魔力を流す速度を上げる。


『そんなに強くきちゃらめぇぇぇ、壊れちゃうぅぅぅ』


「………」


俺は何も聞かなかった…うん、そうしよう。


《妖精神と契約しました。妖精神と契約したことによりエクストラスキル【妖精術】称号【妖精神のパートナー】を取得しました》


『ハァハァハァ…んっ……これで契約完了さね。こんな魔力初めてだよ…』


「そりゃどうも」


妖精神が女性が見せてはいけないような顔になってる。見た目が幼女なだけになかなか背徳感があるなぁ…


『さて、契約は終わったことだしそろそろダンジョン最下層にもどるかの。お主らの仲間も待っていることだしの。』


目の前が真っ白になり今までとは違う場所に転移した。そこには紫色のクリスタルののようなものが無数に浮いており、その一つ一つがかなりの量の魔力を保有しているのが分かる。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

浮晶石

詳細

外部から魔力を吸収、消費することで重量の影響を受けない結晶体

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「あれ?優と翔どこに行ってたの?起きたら誰もいないし急に現れるからびっくりしたよ」


「あー、うん、その」


『私は妖精神さね。そっちにいるのが精霊神面白そうな若造がいたので少々借りていた。』


「…………」


「まぁ、そういうことだ。」


「え?なんで?妖精王は?」


「今は出張中さね。あと40年もすればいい帰ってくるさね。」


「あ、はい。 ところでなんで優と翔はそんな格好なの?」


「ん?どういう事だ?」


「ほら、翔の犬歯とかかなり伸びてるし鋭いよ。優に関しては片方龍眼だし翼えてるもん。」


「「え?」」


背中を触ってみると確かに翼が生えていた。龍神化の際に出すことが出来る不安定なオーラではなく、質量を持った龍翼だ。確かに両目魔力をを込めてみると龍神化の時のような視界に切り替わる。左目だけだと魔力の流れを見ることができた。あれ?この翼って結構目立つ?


翔はというと、犬歯が尖り、瞳の色が紅になっていた。そしておもむろにミオに近ずき……


「ミオさんごめん」


そしてミオの首筋に噛み付いた。しばらくそのまま吸血しミオを放す。


「え?翔…?」


「ごめん…吸血衝動を抑えきれなかった……」


「翔はヴァンパイア?」


「いや、吸血鬼の真祖らしいぞ?ステータス見てないのか?」

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