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第128部分  自宅の災害時新体制の構築⑱ 非常用トイレ編⑵

第128部分  自宅の災害時新体制の構築⑱ 非常用トイレ編⑵



前回のアレで、とりあえずグレート処理のおおまかな点は書き終えたことにしておこう。

書き忘れたのは… そうそう自宅で趣味的にでも農業やらプランター栽培を手掛けている方にとって、という限定付きながら、Gと消石灰(水酸化カルシウム)はおそらく良質の肥料になるだろうということ。ただしそのままではなくそれなりの熟成じゅクセー期間が必要であるだろう。その間はやはりクセ―時間もなんとか対策をしなければならないだろうが、スモールと一緒にあるより遥かにマシであるはずだ。ただ… サティもプランター栽培を実践するものの、自身のGをき込むのには何某なにがしかの躊躇ためらい感があるのは不定できない…

しかし災害時は野菜…というか野菜のもつビタミンやミネラル、そして食物繊維が貴重であるだけに、思い切らねばならないのかなww

数回やってしょくしてみれば慣れるんじゃないかとは思うけど…



Sがただの生理食塩水であるならば、その始末に何の雑作の必要もなく…まあ屋外の庭とか壁際にでもブチマケれはそれで終わることだ。

ただSには若干の色があり、若干とは言い切れない独特の匂いが伴うのが普通である。色の正体はなんだか知らないけど…たぶん血液のヘモグロビンとかの代謝物のうちの水溶性の物質だと思うけど…ここでは問題にはしないことにしておこう。

問題は… その若干とはその初期からの言い切れない臭い、そしてその腐敗の速さとまたしても臭いの問題である。


幼少期以降、尿の臭いなどまず意識することはない。幼少期はそんなこと別に意識するまでもないしなあ… トイレでも「失敗する」ことなどまずないし、すぐに流してしまうし… ああ、健康診断等で「採尿」するときに「ちょっと嗅いでしまう」機会がないこともないけど、多分に一過性のものですぐに忘れてしまう場合がほとんどだ。ああ、でもサティもそろそろ老齢ゆえ、TVのCMでしばしば見掛けるような「尿漏れ」なんかに悩まされるようになるのだろうか、近いうちに… おお、やだやだ…

ところが… 年頃になって女性とのお付き合いが始まり、いざ今宵こよい同衾どうきんなんて事態が起きると、時としてソレを意識せざるを得ないオトナの場面にイキナリ出くわすことがある。


ウブだった頃、最初はこちらも驚いた。なにやら盛り上がったところで矢庭やにわに下腹部が暖かくなり、ナニの潤滑性能が激変し、例の臭いが辺りに満ちるのである。当時「失禁」という単語は存在したものの「潮吹しおふき」などという表現が存在したかどうか記憶はあいまいだ。いやいやそんな話をしたいワケではなくて、ありゃどう考えても、体格構造的にみてもSだろって。あの現象について言わせてもらうなら、女性には一切の責任は有り得ない。尿道が短い上に括約筋は別用途にも使用中であり、おまけに膀胱至近のあたりをぐりぐりと刺激されればあのようになるのは致し方あるまい。女性(ごく普通のね)だって、おそらくは消え入りたいほどの気持ちだろうから、あの場は気を遣って知らんふりなり労わるなり… えっと、だから、そんな話をしたいワケではないんだって!


経緯いきさつはどうあれ、Sなりしおなりは臭うよ、という話だった。

アレ、いったい何の臭いなんだろう。ちょっとだけ焦げ臭いような気がするのは「ケトン」とか「アルデヒド」とかのなせるわざではないだろうか。


で、今AIに聞いてみた。

えっ、うそ! だって

『尿の臭いの主成分は、尿に含まれる尿素が細菌によって分解されてできるアンモニアです。ツンとする臭いは感染症(膀胱炎)、甘い匂いは糖尿病(ケトン体)、硫黄臭は食事アスパラガスが原因で、通常はアンモニア、酢酸、インドールなどが複合的に混ざった匂いです』

そんなこと言われても、あの臭いの主成分がアンモニアだなんて!

だってさ、アンモニアなんてさんざん嗅いだけど、アレはアンモニアなんかじゃない!

あ、でも「インドール」なる物質がなかなか臭うことはわかっている。それは試薬倉庫の中に「インドール酢酸」という物質があって、ゆえあってそのフタを開け臭いを嗅いだ経験があるからである。水に溶けなくて困ったけどね。

えっ、なぜそんな物質に興味を持ったかって?

それは… その「インドール酢酸」という物質は植物体の頂芽分裂組織せいちょうてん下部での細胞の成長を促す等重要な作用を持つホルモン「オーキシン」の正体であることがわかっていたからだ。ちなみにこの「インドール」なる物質は「スカトール」と同様に「オナラの臭いの主たる成分」であることも知られている。そりゃ臭かんべ…


あ、そうか、聞き方がよくなかったのかもしれない。さっきは「尿 臭い 成分」なんてブッキラボウに訊ねたからかもしれないな。

なら今度は気を遣って「新鮮な尿 臭い 成分」… これならどうだっ! おりゃ! いわく、

『新鮮な尿(排泄直後)は通常ほとんど臭いませんが、かすかな芳香臭やアンモニア臭を感じることがあります。これは主に、体内で生成された老廃物が尿中に排出される際に発する匂いです』

えっ? さっきょりはマシだけど、そうは言ってもさ、臭うだろ… 嗅覚オカシイんじゃないの?

まあ嗅覚、味覚、視覚、聴覚… 感覚なんてしょせんは主観でしか語れないものだからここでは無意味な論争はやめておこう。



ちなみに今ちょっと深く調べてみたら、『人口尿臭』という項目があって… 我が意を得たり…という気分でなんか愉しくなって読み込んでしまった。ホンの一部を勝手に引用させていただこう。


いわく、

『一般的に「尿のにおいといえばアンモニア」という先入観があります。

確かにアンモニアは、(一社)繊維評価技術協議会(SEK)の消臭性試験規格にも採用される代表的な臭気成分です。

しかし、実際に私たちが感じる尿のにおいは、アンモニアだけでは説明しきれない複雑な成分を含んでいます。


中略


「人工尿臭」の開発と特徴※

フェニル酢酸を主成分とした尿の模擬臭

「人工尿臭」は、はちみつのような甘いにおいにも例えられるフェニル酢酸を主成分に、尿臭に含まれる多様な成分を組み合わせて開発されました。この模擬臭は、実際の尿臭に非常に近いと評価されています。


中略


尿・尿臭に関する文献調査から、22成分を尿臭候補成分とし、試薬として購入可能な17成分の臭気をそれぞれ嗅いで、イメージする尿臭に近い成分を5成分選定しました。

その5成分から複合臭を調製し、官能試験を実施しました。

「放置して乾いた尿臭」を尿臭のイメージとし、人工尿臭の成分・組成を確立しました』


うわ、とびきりの科学だね!

これはサティなりの、感動の讃辞である。


元に戻そう。

とりあえず、尿は時間が経てばそれなりの臭いが強く漂ってしまう。そしてこれは凝固剤に吸わせたところでさほど劇的に変わるもの性質ものではないだろう。

凝固剤の作用は第1に液体に形を与えて流動しにくくさせることだが、この作用を阻害するのは溶質やイオンの存在であることはすでに触れた。第2には防臭抗菌ふはいぼうし機能を持つものはゼロとは言わないまでもそれなり菌の活動や繁殖を抑えることだろう。



さていよいよ心配性サティの危惧…というか疑問を開陳かいちんしてみよう。

それは、「遅かれ早かれ腐敗の進行によって各種の代謝物が発生し、気化揮発して体積が増える物質もあるだろう」

これは換言すれば「GやSを入れて固く縛った黒いビニル袋はいつしか有臭くさいガスでパンパンに膨らむだろう」

という当たり前のことについてのものだ。とはいえ気体ガスすべてクサイというワケではなく、二酸化炭素やメタンといった無味無臭のガスの方が量的にはよほど多いであろうことは容易に予想がつく。

逆に膨らまないということは「ガスが出ていない」、または「発生したガスのかなりの量が漏れている」からに他ならない。

その手の検索によく登場するのが臭いを漏らさない『BOSの袋』というものだが、腐敗させないとは言ってはいないのである。

ただし、何らかの… たとえば消石灰の撒布で腐敗をある程度でも防げるものならば、その危惧は忘れても良いワケだけどその辺の確証がないので心配しているのだ。



BOSボスをAIで検索してみよう。

『「BOSボス」は、主にクリロン化成株式会社が開発した特殊な多層構造により、驚異的な防臭力を持つ高機能フィルム袋を指す名称です。医療用技術から生まれた臭い成分を外へ通さない高機能多層フィルムで作られておりうんちやおむつ、生ゴミなどの臭いを封じ込め菌も通さない衛生的な袋であるため、介護、ペット、育児、防災用として利用されています』


なるほど… そういうことならうちも買っておこうか。

すでにある非常用トイレの付属する黒いビニル袋の汚物を包み、それをBOSの袋に詰めていけば臭い問題は軽減できるかもしれないからな。


…で、サティがこだわっているのが、「臭いが漏れないのが真実だとすると。内部で発生したガスはどうなるか」というテーマである。一切漏れないなら当然膨らむはずだが、その先のことはどこにも記述がないのである。1週間程度ならそれでも構わないだろう。しかし例えば真夏の一か月の放置保管を考えた時、ガスと臭いの問題はゼッタイ避けて通れないはずなのだ。


ふむ、実験すれば… という御意見には一理いちり九理クリもあるけど、そんな実験、誰がこのんでやるんだい? カネにも名声にもならんのに…



ここは怠けて方法だけ考えておこうか。そもそもサティが生きてるうちにくるかどうかも分からん震災だし… ま、そん時ゃそん時よ。

要はBOSの袋に入れても、腐るモノは腐るであろう。ならば腐らせないとか腐りにくくする方法はないだろうか。


熱で乾燥➡燃料がもったいないし、臭いは避けられないだろう

酸でpH低下➡イオンが増えて凝固剤の性能が落ちるけど、腐敗速度自体は遅くなりそうな… ただ高濃度コンクな塩酸硫酸硝酸はそれなりお値段も張るし薬局で購入に必要があるから、塩酸入りのサンポールとかならどうか? 塩化水素は発生したアンモニアと直ちに中和反応して塩化アンモニウムになるだろうがその他の物質との反応はよく分からないし揮発性でもある。また濃度が薄いとその分だけ量を確保する必要が生じる。ええい、わからん、AIに聞いてみよう。いわく、

『尿に塩酸を入れる主な目的は、尿検査(特に24時間蓄尿)において尿中成分の分解や細菌の繁殖を防ぎ、状態を安定させることにあります。具体的には、以下のような変化や効果が起こります。

 pHの低下(強酸性化):尿のpHを1〜3程度の強酸性に保つ。

 成分の安定化:塩酸を保存剤として加えることで… 以下略

 防腐効果:酸性度を高めることで、尿中での細菌の繁殖を抑えることができます。

 注意点家庭では行わない:塩酸は危険な薬品であるため、一般家庭での取り扱いは推奨されません。』

そうだね、うっかり大量の塩酸硝酸硫酸なんか薬局で買ったら、たとえ正規な購入だとしても当局に目を付けられるに違いない。

だってさ、特に濃硫酸と濃硝酸なんかはもろに「ニトロ化」… つまり爆薬の製造ができそうだもんね。

以前そういった薬品を職務的正統な理由を以って自在に使えた時なんかは、綿や雑巾等セルロースをニトロ化して遊んで… 元へ、科学的確認に勤しんでいたからなぁ…


塩基でpH上昇➡イオンが増えて凝固剤の性能が落ちるのは同じだが、Gと同じ溶解度の低い消石灰しょうせっかいならどうか。

ここもAI頼みだな…  いわく、

『尿に消石灰(水酸化カルシウム)を入れると、主に消臭、除菌、肥料化の促進という3つの変化が起こります。

  1. 強アルカリによる消臭と除菌消石灰を混ぜると、液性が強アルカリ性になります。

   消臭: 腐敗臭の元となる雑菌の増殖を抑え、悪臭の発生を防止します。

   除菌: 強アルカリ環境にすることで、病原菌などの増殖を防ぎ、衛生状態を改善します。

     災害時の仮設トイレなどで衛生管理の手法として使われることがあります。

  2. 尿には窒素、リン、カリウムといった植物の成長に欠かせない栄養素が含まれています。

   消石灰を混ぜて処理することで、雑菌の繁殖を抑えつつ、肥料として再利用しやすくなります。

    ・注意点⑴:アンモニアの放出: 尿中の尿素が分解されてアンモニアになっている場合、消石灰(アルカリ性)を

    加えることでアンモニアガスが発生しやすくなり、一時的に強い刺激臭がすることがあります。

   ・注意点⑵: 消石灰は強アルカリ性のため、目に入ると失明の恐れがあるなど危険です。

    扱う際は手袋や保護メガネを着用し、直接肌に触れないよう注意してください』



なんだ… こりゃ… もう結局GもSも消石灰処理で決まりだな。

上記注意点⑴で、アンモニアの放出は当然予想できることだけど、「尿素が分解されてアンモニアになっている場合」だから、要は排尿後分解のいとまを与えずさっさと消石灰をブチまければ良いだけの話だ。

そして、この書き方からみて「事後の腐敗程度もさほど大きくない」ためガス発生も臭いも神経質に考えなくても良さそうだ。


じゃあやっぱりGとSは同じ袋に入れて、使用後に凝固剤と消石灰を振りかけたあとにギュッと結んで封じておけば良いワケだ。

ああ、堂々巡りで元に戻ったわ… 

いやいや、消石灰は当初無かったぞ。

うんコ レは収穫だ!  凝固剤はおむつや砂漠緑化でも使われるし、基本生物体に有害な物質ではないもんね。



さて、これと並行してGとSを分別ぶんべつ収集する方法… というものを考えてきたが… たしかそういう器具をどっかの100均で見かけたのが… いざ捜すとどこにもない。おっかしいなぁ…

要はその外性器に合わせた形状の受け口が付いていれば良いワケだ。100均の物は確か男女専用(兼用ではなく)だったし、PETボトルに簡単に取り付けられるとのことでアレがよかったんだけどなぁ… ないものはない。

仕方ない、ここな南米密林アマゾン頼みだ。

検索すればいくつも出て来るが、メーカーは違えど大きさ形状はことごとく同じに見えてしまう。むしろ1個数百~2千円程度の価格差がどうして生れるのか不思議なんだけどな。よく見るとそれは送料の差であることも多い、低価格のものは送料別で、やや高額なものは送料込みの値段だったりするワケだ。

うたい文句もよく似ている。いわく、分解清掃できるから衛生的です、どのPETボトルにも簡単につなげます、どこでも使えます、右手一本で支えられます、といったもので、元々同一の企業であるかのようだ。


そこで今度はレビューを読み込んでみた。

すると… そのどれもこれもにどうもかんばしくない評が混在しているのである。

いわく右手一本じゃ無理だから特に女性は両手で…とか、外性器にあたるシリコンゴムがすぐ取れるとか、PETボトルに押し込めば簡単に付くけどすぐ取れるから信用しちゃならんとか、入り口が狭くて尿が溢れそう、または溢れて阿鼻叫喚あびきょうかん、後始末に困ったとか…


これ、だめじゃん…


女性が両手は致し方ない気もするけど、素人サティのお節介ながら、設計ミスの見本みたいな商品じゃないか。

シリコンゴムが外れないように外れないように、プラの本体に少し凹凸(凹凸)をつけるとか少しサイズを変えておくとかで対処できそうじゃん。PETボトルに装着するなら、あのキャップと同様なネジコミを付けておけば良いだけのことだし。特に入口が狭い問題なんかはホントに考えたのかってくらいアホらしい課題だと思う。

これは入り口が狭いというより、空気の逃げ場がないから起きる当然あたりまえの物理現象なのだから。


ちょっと想像じてみよう。

カラのPETボトルがある。そたsして外性器を模した漏斗ろうと型の器具をボトルに押し込んでセットする。

そこに水をなみなみと入れたなべなり薬缶やかんなりを持ってきて水を勢いよく注ぐ。

当然水は器具からこぼれるだろう。


今度はすごくゆっくりと注いでみたらどうだろう。

なんの支障もなく水は器具の中を通りボトル内に落ちてゆくだろう。


ではほどほどに勢いよく注いだらどうなるだろう。

一部はボトルに落ちるが、残りは器具内を満たしやがて上から溢れて零れるだろう。

ここでボトルと器具の接点を見ると、ときどき接合部を上がる空気の泡に気付くことだろう。

ボトル内の体積は変われないため、重力で水が流下した体積分だけ空気が出ていかなければ次の水は入れないワケだ。

要するにボトル内の空気を逃がす出口がないのが諸悪の根源、つまり初歩的設計ミスなのである。

これ本気でプロが考えたのかな? 一度は自分でも試してみたのかな?


どうすれば良いかって?

ボトルの口の部分、今でこそスモール専用の通り道だけど、ここにストロー1本を通す感じで空気の専用逃げ道を作ってやる… それだけだ。ただしこうすると今度は「排尿量」の監視をしっかりする必要が生じて来る。空気出口までSが満たされると、今度はそこからSが飛び出して阿鼻叫喚あびきょうかん



ああ、あと10年若かったらそういう企業でも起業するとこだけどなww

もう、なんもかんもが面倒メンドいわ


ああ、今回も無駄に書いてしまった、6500文字も…


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