頼られすぎもいかがなものですかね。
ー街の中のとある建物内ー
「まずい。このままだと…」
「十中八九こちらに来るでしょうな」
「なぜこの街ばかり…」
「それはこの本の中に書いてあったでしょう?」
「分かっています!!」
「しかし、あなたも物好きだ。こんなものを読むために新しい言語を勉強して、この街だけだが標準語としてしまったのですからな」
「でも、そのおかげでこのことが分かったのでしょう?」
「まぁ、それもそうですな」
「仕方がないです…兵を集めましょう」
「健闘を祈りますよ」
ー同時刻、街北側の森ー
「ゼェ…ゼェ…」
バキバキッ
『グギャーー!!』
「うっ、うわーー!!!」
「少年、こちらへ!」
「痛っ!」
『ギャー…?グルルルル……』
ドスッドスッ、クンクン
『グルルルル……』
「(少年、静かに)」
「(コクッコクッ)」
ー30分後、街の中ー
「?なぁ桜」
商店街を歩いていると僕は一枚のポスターを見つけた。
「どうしました?」
「兵団収集命令が出てるよ」
「とうとう、狩りに踏み切ったのでしょうか…」
じいさんの死から2週間。対応としては少し遅かった。
「そうなのかな?…おっ!桜、玉子が半額だって!!」
「そうですか!早く行きましょう!」
このとき僕はあまり深くは考えなかった。
しばらくして、スーパーから僕と桜はとても充実した顔(きっと第三者から見たらそう見えるだろう)で出てきた。
「玉子いっぱい買えたね!」
「そうですね!これからは毎日玉子料理です!」
ゔ…それはちょっと……
「ん?あれは…?」
僕は目線の先にあるものを見つけた。
「兵隊さんですか…?」
100人はいるだろうか、兵隊が列を作って北側の森へ向かっていた。
「君達にもお願いできるかい?」
「「うおっ(うわっ)!?」」
不意に背後から声がかかった。
「市長さん…」
振り向いたそこに立っていたのは市長だった。
「お願いってまさか…また…」
「そうなんだよね…」
「…」
「市長さん」
「はっ、はい!」
「残念ながらこの話は無かっことに…」
「待ってください!もう頼れる人はあなた達しかいないんです!!」
「そう言われても…」
「良いではないですか」
「桜!?」
「でも、その代わりに今度何かご馳走してください」
「うーん…その位なら……」
「(一樹、こらえてください。今、家計がピンチなんです)」
「(そうか…了解、頑張るよ)」
僕と桜は目線だけで会話をすると…
「それで、作戦は?」
「ありがとう!作戦っていうのは…」
そのあと僕らは市長から作戦を聞き、戦闘準備に入った。




