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第1話 転生 reboot

死んだはずの俺は、なぜかまた息をしていた。


しかもここは、かつて自分が辿ったはずの世界――2周目。


……なのに、結婚するはずだった相手の名前だけが思い出せない。




気がつくと僕は川のほとりに立っていた。


一体なぜこんなにも非凡な人生を送ってきてしまったのか。

 

僕は普通に生きて、普通に死にたかったのに死に損ねてしまった。もう還暦(かんれき)になるってのに。

 

死を目の前にしても離れていくゴールテープがそこにはある。もう少しで届きそうなのに届かない。

 

この一生を振り返るとここで死んで報いを受けるはずだったのに。神も変なとこで気を遣うものだ。

 

空を見上げると神が少し微笑んだ気がした。何か気が遠くなり、視界が揺れ始め体の力が抜けていってしまう。



ここはどこであるだろう。目の前にはこの世のものとは思えない川が流れている。もしかして三途の川っていうやつなのかもしれない。

 

もし僕がここを渡ろうとしたら生前の人生を考えると流されてしまい、バッドエンドならぬバッドスタートってやつになるかもしれない。〔そんな言葉は存在しないけど〕

 

今更だけどこの身は誰のだろう。心なしか身体が軽い気がする。

 

僕ってもしかして死んだの……。

 

ここにきてから人生を振り返ってみると悪くはなかったのかもしれない。仲間ができて、ダンジョンで敵を討伐して、非凡な部分を除けば幸せだった。非凡な部分を除けば。

 

あれ、これって誰の記憶……?僕はこの国の――だったはず。なぜだろう、思い出すことができない。

 

どちらにせよ、この川を渡るしかない。このまま滞在していたらまた現実世界に引き戻されそうな気がする。

 

流されることを覚悟の上、橋に足をかけたが意外と普通に進めてしまう。石橋を叩いて渡るということわざがあるが、今は橋があるだけでありがたかった。


2周目――


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