第6話 体育祭開始!! 借り物競走編
リレーも終わり、いよいよ体育祭が終わりに近づいてきた頃。
_______ついに、あの競技が幕を開ける。
[次は借り物競走です。全校の皆さんは応援席に集まってください。競技に出る人は、グラウンドへ集まってください。繰り返します。次は______。]
「借り物競走やって!しお行かなきゃ。」
「やね〜。走りたくねぇ‥‥‥‥。」
「頑張って!!笑」
そう、紫苑は借り物競走に出場することになっているのだ。
本人は物凄く嫌そうだが。笑
「何のお題が出てくるんやろ。」
「"好きな人"は定番よね〜。」
「たしかに笑。」
"好きな人"か‥‥‥。
僕だったら誰も運べないぞ。恋愛に興味がなさすぎる。
陽の方々だったら盛り上がるんだろうな〜。
そんなことを考えながら、応援席に戻る。
紫苑はアナウンスの通りにグラウンドへ向かっていった。
_______紫苑がグラウンドに行く前に「私が1位とったらまたカラオケに行こうね!」と、言っていたことは内緒だ。
[位置について_______よーい、どん!!!]
放送部の合図で借り物競走がスタートした。
紫苑は足が速く、1位でお題箱の所へたどり着いていた。
「頑張れーーーーー!!しおーーーー!!!」
目が悪くてよく見えないが、おそらくお題を確認しているのだろう。
じっと様子を見ていると、ふと紫苑と目が合った。
‥‥‥‥‥あれ?
なんかこっち近づいてきてないか‥‥‥?
どんどん紫苑が近づいてくる。
ついに、僕の目の前まで来てしまった。
「しお?お題は‥‥‥?」
「お題はね。"友達"!!」
顔いっぱいに笑みを広げて言う。
このお題で選ばれたのは、おそらく僕だ。
紫苑が僕の手をしっかりと握る。
「一緒行くよ!!笑」
「うん!!」
_______僕らは、ゴールに向かって勢いよく走り始めた。




