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第5話 体育祭開始!! リレー編

体育祭当日。


いよいよ生徒の待ちに待った体育祭が開催される。

種目は確か色々あったはずだ。


_____いやーーー楽しみ!!!!!

体育祭が始まってまぁ1時間位。


水道のところで紫苑(しおん)とサボっていた僕達は、次の種目がクラス別リレーということで応援テントへ戻ろうとしていた。


「次リレーかー。走れるかな()」

「いけるいける!!私と一緒に頑張ろ!」


紫苑(しおん)が励ましてくれる。

こいつ、いい奴だな。


[最初に走るクラスは1、3、5組です。呼ばれたクラスは準備をしてください。]


僕らは5組のため、準備をしなければならない。

走る順番は、僕の後に紫苑(しおん)が走ることになっている。

あいつにバトン渡すの楽しみだな。


[一斉にスタートしました!!3組速いです!]


色々考えているうちにリレーが始まった。

5組は、スタートが遅れ最下位になってしまった。



ついに僕にバトンが渡る。


「やったるわぁぁぁ」


必死で走る。が、すぐに体力の限界。

足もあんまり速くない僕は、前のクラスとどんどん差がついてしまっていた。



_______僕のせいで、負けてしまう。

他クラスの応援する声や笑い合う声がやけに(うるさ)く聞こえる。

どうしよう、どうしよう、どうしよう、どうしよう。



「頑張れ!!!ゆうーーーー!!!!」


突如、誰かの声がスッと耳に入ってくる。

‥‥‥‥‥‥紫苑(しおん)の声だ。


目の前に紫苑(しおん)の姿が見えた。

バトンを渡すまであと少し。あと少しだ。


紫苑(しおん)ーー!!」


バトンを目の前の彼の方へ向ける。

____僕から、紫苑(しおん)へバトンが渡った。


「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!」


紫苑(しおん)が走り出した。

速い。こいつ、めちゃめちゃ速い。

速すぎてクラス中がざわめき出したのが分かった。


1人、また1人と他クラスをどんどん抜かしていく。

ついに、僕ら5組は1位へと躍り出た。


「パスッ!!」


紫苑(しおん)から、200mを走るアンカーの岩井(いわい)へとバトンが渡った。

岩井(いわい)が、他クラスとの差を開いていく。


[5組!!速い、速いです!!]



______ついに、5組は1位でゴールした。

「めっちゃ速かったじゃん!!」


紫苑(しおん)に話しかける。

リレーを終えた僕らは、また体育館裏へサボりに来ていた。


「そうでもないよ。笑」

「速かったよー!!僕なんて全然。笑笑」

「あなたもめっちゃ速かったけどね?」


なーんて、いつも通りの会話をしながら笑い合う。

僕ら5組は白団(はくだん)なのだが、さっきの中間発表(ちゅうかんはっぴょう)では紅団(こうだん)に154点差で勝っていた。


___体育祭、やっぱり楽しいな。


僕らの体育祭はまだまだこれからだということを、この頃の僕らはまだ知らない。

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