第30話
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2017年5月22日午後5時36分。月井と今村はパソコンで情報収集していた手をいったん止めた。高木梨帆殺しのヤマはだいぶ調べられているようで、月井も今村もそれらの捜査情報をUSBにコピーする。そしてコーヒーを淹れ、飲みながら、しばらくデカ部屋の様子を窺っていた。特に変化はない。単に捜査員が出入りする様子が見えるだけで、月井たちも新宿山手署の光景と変わらないものを感じ取っていた。お台場署は所轄としてはそこそこの規模の警察署だ。新宿山手署に十分匹敵するぐらいである。
午後7時15分。捜査員全員に夕食の弁当が配られ、月井も今村も受け取ってから食べた。警察の経費節減は食事にも及ぶ。月井も贅沢は出来ないなと思いながら、口にした。
午後8時半を回るまで仕事をする。月井はその日自宅に直帰することになった。当面、お台場署で高木梨帆殺害事件を追うことになる。本来なら、新宿山手署で捜査員として捜査をするのだが、すでに讃岐が岸間に連絡を入れたらしい。「お宅のコマを使わせてもらうよ」と一言言って。
警察署もいろいろと事情があるのだ。昨今の刑事事件の手口などを見ると、在日外国人などが犯罪に加担していたりする。ヤツらは日本を舞台にやりたい放題だからな。月井は苦々しくそう思いながらも、あの連中が結託した時の恐ろしさは十分知っていた。特に半島系の帰化人などは性質が悪く、現役の警察官でさえ怖がる。世界の犯罪の99.99%はアイツらの仕業なのだから……。
夜の新宿区は明るい。自宅マンションへと帰りながら、歌舞伎町のネオンを見つめる。あの先に今夜の繁華街の様子があると思っていて……。普段から安全運転主義だ。スマホなどを使いながら、ハンドルを握ることはない。別に時間を惜しむこともなかった。夜帰れば軽く酒を飲み、入浴して眠るだけで、また新たな朝が始まるのだから……。
自宅に戻り、スーツを脱いで部屋着に着替えてから、ゆっくりし始めた。レギュラー缶サイズのビールを二缶飲み干し、冷たいシャワーを浴びて、午後11時には眠る。明日は午前3時起きだ。相変わらずきつい日が続くな、と思っている。夜寝たにしても、夢が覚めれば、またすぐ新しい朝が来るのだから……。(以下次号)




