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第9話




<side恭夜>




俺は今、シルフィードと試合をしている


午後の戦闘訓練が模擬戦になり、シルフィードに強引に相手をさせられたからだ


今日はアレンとやりたかったのにな


既にシルフィードとは何回か試合している


成績は五戦全勝



「エアーカッター」

風牙ふうが

風牙は朝の鍛練により、魔力制御がある程度出来るようになったことで、使える用になった嵐から派生する技の一つだ


シルフィードが放った風の刃を、俺が放った風の刃が相殺する


「ちっ!ツイントルネード」

竜巻たつまき


シルフィードが構えた双剣から二つの竜巻が放たれ、真っ直ぐ俺に向かって来る


それに対し俺は白夜を横に振るうと、大規模な竜巻が発生し、シルフィードの竜巻を相殺する


俺は相殺すると同時に疾風で移動する



「くっ!どこだ」

「残念、チェックメイトだ」

俺は素早くシルフィードの後ろを取り後ろから背中に真っ直ぐ白夜を向ける

「なっ!?」










「つかれた〜〜〜〜」

「大丈夫?恭夜」

俺は広場にあるカフェテラスにアレンといる

「なんとかな」

俺は注文したアイスコーヒーを一口飲む


今は放課後で学園の生徒の多くがこの広場にいる


「それにしても、君は凄いね」

「?何がだ?」

「ついこの間まで、魔法のまの字も知らなかったのに、もう使いこなしてるじゃないか」

「まだ風属性だけだけどな」

そう、まだ嵐以外の奥義を作っていないのだ


イメージはしてるけどなかなか纏まらないんだよなぁ



しばらくアレンと話していると怒声が聞こえてくる


俺は気になって声のした方をみると

「君はなんて事をしてくれたんだ」

「ごめんなさい」

金髪でキザッたらしい男子生徒が140センチぐらいの小さなオレンジ色の髪をした女子生徒に因縁をつけている


どうやら服にアイスクリームをつけてしまったようだ


周りにいる奴らも気にはしているが誰も助けようとはしない


「アレン、ちょっと待っててくれ」

俺はそう言って席を立つ

「うん、いってらっしゃい」

アレンも、俺がすることをわかってるようだ


俺は二人に近付いて行くと、男子生徒はまだなんかいろいろと言っていて、女子生徒はひたすら謝ってる


あ〜あ、半泣きになってるし




「もう許してやってもいいだろ」

そう言って俺は二人の間にわざと入り込む

「なんだい君は、部外者は引っ込んでてくれ」

「悪いが、女性生徒が泣いているのを黙って見ていられる程、屑じゃねぇんだ」

俺は皮肉たっぷりに言うと、男子生徒は少し頭にきたようだ

「君は、僕を屑だと言いたいのかい?」

「なんだ?そう聞こえなかったのか?」

俺がまた皮肉たっぷりに言うと本気でキレたようだ、男子生徒は半身の盾を構える

「構えたまえ、君には貴族に対する礼儀を体に叩き込んでやる」

「いいぜ、売られたケンカは買う趣味だ」

そう言って、俺も白夜を構えて女子生徒を下がらせる

「僕は寛大な貴族だからな、今なら土下座して謝れば許してやってもいいぞ」

「ざけんな、屑に土下座するぐらいなら死んだ方がましだ」


寛大なら、さっきの事許してやれよ


「くっ、言わせて置けば 、ロックブラスト」

男子生徒がそう言うと、無数の岩が飛んでくる

「流水」

それに対し俺は流水で全て避ける

「疾風」

男子生徒は、俺の疾風による高速移動に反応できず、簡単に背中を取る


俺は白夜で峯打ちをして決めようとしたが、突然目の前にできた岩の壁に防がれる

「なっ!?」

俺はすぐに間合いを取って下がる

「ふっ、無駄だよ。君の攻撃は僕にはとどかないよ」

俺の一撃を防いで上機嫌のようだ


「僕の二つ名は岩壁がんぺき

この盾の能力で、自動的に君の攻撃を岩の壁で防いでくれるのさ」


何か言ってるがとりあえず無視だ

あの盾の能力はちょっと厄介だな、スピードで撹乱させるか、魔法で間接的に攻撃するか、・・・・いや・・・

「不銅無双流 三ノ型 業火ごうか

そう呟くと白夜を構えて真っ直ぐ走り出す

「何度やっても無駄だよ無駄」


俺が男子生徒の間合いに入ると同時に岩の壁が形勢される

しかし、俺は怯みもせず岩の壁に白夜で突きを放つ


業火は一撃の威力に特化した型だ

その一撃はあらゆるもの破壊する


突きを放たれた岩の壁は呆気なく砕け、男子生徒の首元で刃先を止める


「ひぃッ!」

「まだやるか?」

「わかった僕の降参だ、許してくれ」

俺が白夜を鞘に納めるとすぐにこの場から去って行った



「あの、ありがとうございました」

ふいに声をかけられて振り向くと、さっきの女子生徒がいた


・・うん、カワイイな


女子生徒はかなりの美少女だった


顔は、かなり幼く背が低いため、小学生って言ってもわからないぐらいだ


瞳は髪と同じオレンジ色で、髪を二つに結んでいる


「あの、私ニアって言います。クラスは魔法使いで、教室は2―1です」


驚いた同じ学年だったとは


「俺は不銅恭夜、恭夜って呼んでくれ。クラスは聖剣士で教室は2―3だ。よろしくな」

自己紹介をして手を差し出すと、少し戸惑ってから手をとって握手してくれる



少し顔を赤くしているのがかわいらしくて、思わず頭を撫でてしまうと

「はぅッ!・・・・・・・・・・恭夜兄様」


何かを小さく呟いてから、顔を真っ赤にして気持ち良さそうに目を細める




うん、カワイイな























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