表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本最強の剣聖は転生した異世界で孫娘(仮)を困らせる  作者: 銀色商会


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/17

再び、王城・国王執務室にて 王国side

毎日21時更新を目指して頑張ります!


前作「ボーっとしている王太子殿下と婚約した侯爵令嬢は苦労する」も公開中です。

https://ncode.syosetu.com/n1432mb/

是非ご覧ください。

「第二王子、いやアロンドは陛下の血を引いておりません」


執務室に私の声だけが響く。

陛下はやや顔をこわばらせて黙ったままだ。


「アロンドは王妃と、王妃が実家であるシーウェス侯爵家にいた際に侍従兼護衛騎士をしていた男との子です」


愚か者のアロンドが不始末を行う度に本当に同じ親の子かと何度も思った。

だが実際に親が違うと書いた書面を見せられて、その場で顔に出さなかったのは奇跡だ。

一瞬ジェスター侯爵を恨めしく思ったが説明を続ける。


アロンドの父親である王妃の侍従兼護衛騎士はシーウェス家の遠縁にあたる男で元々王妃と幼馴染の関係にあり、婚約者候補だったようだ。

お互い憎からず想っていたところへ前国王から前シーウェス侯爵へ時の王太子殿下、現国王である父上との婚約話があり、その想いは実らなかった。


普通はここで終わる話なのだが、事態は愚か者たちの手で展開していく。

王妃は父王と婚約、結婚したが想いを捨てられなかった。

父王との間に望まぬ子をもうけ、私のことだが、その後にあろうことかシーウェス侯爵の手引きで例の男と再開を果たす。

シーウェス侯爵の定期的な面会の際に侍従や侍女を連れてきていたが、そこに紛れ込ませていたのだ。

そうして逢瀬を重ね生まれたのがアロンドだ。


父上は額に手を当ててつぶやいた。

「そうか、それ故おまえはあの場で国家反逆罪を持ち出したのだな?」


そう、先ほどの騎士の乱入騒ぎを私は国家反逆罪とした。


この王妃の不義について驚くべきことにシーウェス侯爵は知っていたどころか、自ら手引きしていたのだ。

そしてアロンドを王位に就けることが出来れば王家を乗っ取れると考えていたフシがある。

ジェスター侯爵からもらった封筒の中身にそう書いてあった。

一瞬真実か判断に迷ったが、婚約破棄騒動に騎士を乱入させる意味を考えると辻褄が合う。

あれはクーデターだったのだろう。

父上と私、ジェスター侯爵家を亡き者にできれば軍事を掌握できると考えたのだろう。

もっとも、仮にできたとしてもジェスター家は跡継ぎ含め健在だ、目論見道理にはならなかっただろう。

現実はボクデン殿に制圧されてしまったしな。


「えぇ、確証はありませんでしたが国家反逆罪を持ち出した際のシーウェス侯爵の慌てぶりから見るにおそらく間違いないものかと」

一度話しを止めて続ける。

「急ぎジェスター侯爵から渡された封筒の中身について裏取りの調査が必要です」

「うむ、すまぬがお前主導ですすめてくれ」


疲れた声で父王が続ける。

「それにしても恐ろしいのはジェスター侯爵家よ。よくぞそこまで調べたものだ。奴らの耳目はどこまで入り込んでおるのだ?」

「全くです。なんとか関係を改善できぬものかと思いますが・・・。


6大侯爵家の内シーウェスとカーライルの軍閥2家は当主が捉えられ、ジェスターは領地へ戻ってしまった。

コレイル宰相とアングファ財務卿はジェスター家への補償をどうするか検討中。

アシュケルに至っては商売をネタにジェスターに接近しているとの報告もあった。


父王と二人で深夜まで状況を話し合っていた。

どれほど話し合っても改善策は出ないのだが。


そんな私たちに王妃、アロンド、シーウェス侯爵、カーライル侯爵が数十名の騎士、兵士とともに逃亡したと報告があったのは夜明けまで数時間という頃だった。

ご感想、ご評価をいただけると励みになります。

ご批判は豆腐メンタルなのでほどほどでお願いします。

誤字ありましたらお知らせいただけると泣いて喜びます。

また次のお話しでお会いしましょう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ