第一話 転生、そしてスローライフ
過酷な労働、終わらない介護
私は疲れ切っていた。
そんなある日、道を歩いていると、私はトラックにひかれてしまった。
薄れゆく意識の中で、声が聞こえた・・
神「色々面倒いから、自分で何とかしてね、自己責任だよ。」
気が付くと、私は見知らぬ場所に居た
開拓団団長ダウンヒルズ「さあ、開拓地に着いたぞ。後は各自の自由行動だ。」
いきなりのことに戸惑ったがどうやら私は開拓団に志願して新天地に到着したみたいだ。
少し状況を説明すると、
1: ここは地球によく似た場所らしい(異世界)
2:私は成人女性に転生しているみたい
3;開拓団に志願して未開地に来たみたい
4:ステータスが見れるらしい
ここで働けと・・・
場所は何処でもいいらしく、道具はレンタルか購入みたい・・
ちなみに手ぶら・・
これって、ほぼサバイバルってこと・・
テントはレンタルできるので、最低限の生活は可能かな・・
食料・水・資金はどうしよう・・・
開拓団の拠点で素材は買い取ってくれるみたいだから、しばらくは素材集めで暮らせるかも・・
と言うか、それ以外の選択肢がない・・
ちなみにこの世界は通貨は一般的でなく、ステータスのお金の所持ポイントから支払う仕組みらしい
転生前より便利、なお所持金は・・・少ない・・
最初に寝る場所を決めないと、テント・水の入れ物・鍋だけレンタルして私は歩き続けた
一時間ほど歩いた場所に開けた場所を見つけた
「近くに川があるなら、ココにしよう」
幸いにも近くに小川を見つけたので、ココに決定
テントを張って水を汲んで・・・沸かさないとダメじゃん・・・
ここは異世界なので魔法が使えるはず・・ 私は集中しながら指先に炎のイメージを描く・・
出ない・・
「ファイヤー ・・・」
詠唱でも無理か・・
その時微かに指が熱くなった、それからしばらくして・・
指先から炎が揺らめいて・・消えた。
火打石のほうが早い、魔法は練習が必要なようだ・・
とにかく、水の確保は出来た、後は食料か・・
私は周囲を歩き回り、ラズベリーの実、ハーブなどを見つけた・・
畑作って農業しないとダメっぽい・・
異世界の作物は成長早いよね・・頼みます
私は急いで畑を耕して・・道具がない・・明日レンタルしないと・・・
何もしないよりはと道具の手作りを始めた、暗くなったら寝よう・・
幸いにもツタと棒切れと石はあった・・・
何とか出来たのは・・石ナイフ・石斧・火起こし棒・・・原始時代かな・・
ついでに焚き火を集めて、周りを石で囲い、キャンプファイヤーを作った。
なお、食事はラズベリーの実とハーブのみ・・ひもじい
洗濯は川で、風呂は水浴び・・冷たい
異世界生活初日はこうして終わった。
明日は今日よりいい日かも。
地図
発掘現場 女神の泉
町→ 1時間 自宅