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第10・11弾
題名「歌声へ、精霊」
ささやきの歌声が、水辺に響きわたる。風が水面をゆらすように見えるが、音に誘われた精霊たちが遊んでいる。
愛の宴に星が歌
オーロラが舞と恋の酒
夢は器で命や灯り
水面に波紋が次々と浮かび、雨が降り始めた。だが、雲は色を変えることなく、遠くに虹がかかっているのが見えるだけ。
花の涙へ大地が笑い
鳥が眠りから木樹な目覚め
風の口づけに思いがゆらぎ
歌声が消えて精霊たちも帰っていく。
題名「わたくし」
流れ星を夢で見た。いや、現実かもしれない。願い事を唱えはしなかったけれど。
願いは叶うものではないことを知っているから。
そして、私は願いをいつも捨てるから。
この前、現実と夢が交差した。それは後悔と苦しみを呼ぶ。
風に誘われ、過去をおう。




