表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/81

第64弾

題名「価値観による害」


「歩くことをいとうわけではない。ただ、緩やかな変化に飽きてしまうだけだ。」

低音で届く声。きっぱりと言い切りながら、どことなくもの悲しい。

「なら、なぜ他人の善意を無駄にする。車は緩やかなものではない。」

中音の声が鋭く指摘する。

「いや、急速な変化はもっと嫌いだ。」

「それは‘今’にそぐわない。自転車でも探すつもりか。」

軽く笑みを浮かべる。

「そうだな。一番あう。」

「だが、‘今’にそぐわない。」

「だったら、どうする。」

「ふん。嫌でも車に乗るさ。今は夜だ。」

鋭く指摘する声があざけりに変わる。

「・・・・・。」

「緩やかな変化が嫌だと言って、急速な変化も嫌だと言うなら、間の速度の変化をとる。か。愚かな。歩け、緩やかなではない速度の変化を見つけつつ。」

星が明るい。不夜城の明かりが絶えて見えるほどに。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ