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第52・53・54弾

題名「レリの時歌」


流れは 止まらず

生命いのちは 死滅し

はざまを 誰が見る


眠りを受け入れ始めた洞窟が、ただ眠るだけのために、レリの歌を聞きだした。


流れは 記され

死滅は 生命となり

誰を はざまは見る


寝息が聞こえる。レリは洞窟が眠り始めたことを感じた。


思いは のこされ

記憶は 伝承となり

時は 流れる


静まりかえった洞窟は、夢の中へと漂っていく。




題名「出来事」


 朝、もやが立ち込め、微かに視界を遮る。冷たく湿ったもやの中で、白い吐息を混ぜながら歩く。

出発した頃に立ち込めたもやは、到着する頃には山の中腹に浮かび、落ち着いた頃には雲となっている。

そして、また時間が経つと風に吹かれて、雲も消えゆく。その後にはただ晴天が残り、人々の動く音が始まる。




題名「レリの鏡歌」


幻も 夢も

望んでみても

細かい 破片にさえ

映りは しない


一人きりで大広間と対峙する。ただ声だけが放たれて静寂を打消し、時の進みをわからせる。


魂も 嘘も

望まなくても

大きい 一枚にさえ

映りは しない


反響を繰り返す歌は、壁鏡に消えていく。呼び出しに応じ来たたはずが、未だ待ち人。

「レリの~歌」はいかがだったでしょうか?ちゃんと一つの作品として固められたらいいなぁ・・・と考えてるこのごろです。

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