表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運命の恋の隣で  作者:
はじまりの気配
1/5

プロローグ(月に沈むふたり)

私は、何度も愛して、何度も失ってきた。


一度目の人生。

魔力を持たないというだけで、

私は神に見捨てられた娘と決めつけられた。


人々は石を投げつけ、触れることを拒んだ。


それでも、アルトだけは違った。


権力者の息子でありながら、私に優しくしてくれた。


だから、許されなかった。


引き裂かれる未来しか残されていないと知った夜、

私たちは冷たい湖に沈んだ。


権力も神もいない、

二人だけの世界があると信じて。


――けれど、終わりではなかった。


輪廻は無情にも回り続ける。


何度も命は砕け、次の世へと送られる。


幾重にも重なった輪廻の中で、

私はいつもアルトだけを探している。


すぐそこにいるのに、触れられない。

声も、ぬくもりも、互いに届かない。


一瞬だけ視線が交わり、消えていく。


「アルトを、奪わないで!」


そのたびに、心が引き裂かれる。


生まれ変わるたび、彼は私を探す。


最初は、幸せだった。


アルトに会えることが、

愛せることが。


けれど――


この愛は、本当に運命なのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ