蒼炎の乱
冒険者ギルドの外に出るとイーストが地獄と化していた。所々が"蒼い炎"に包まれ、筋肉質な魔物のようなものが辺りを散開し人を襲っていた。
「リン…これどういうことなんだ…?」
「わ、私にもさっぱり……ひとまず!市民を助けましょう!」
「あぁ、そうだな…!」
急な出来事に動揺しながらもリンに同意し市民の救出に向かうことにした。
「これより、現在起きている事件についての緊急会議を始めます。」
イースト軍総司令官コウ・イースト
「現時刻から八分前。突如として街に魔物のようなものが出現その中には人間も含まれているとの情報もあります。更には蒼炎により、多くの二次被害が予想されます。まだ勃発理由や犯人の目的は不明ですが呼称を"蒼炎の乱"と称し、緊急作戦を行います。まず、ここから一番遠い第一ブロックにはイラフさんとシオンさん。そして第三支部の三割程度をを率いて向かってもらいます。状況に応じては他のブロックへの移動もお願いします。」
「分かりました。じゃあ、行きましょうかシオンさん。ドーラを待たせるのは良くない。」
ドーラさんは席を立ち上がった。
「状況確認のためにもかっ飛ばしてもらうぜ。では、先に失礼する。」
イースト護衛騎士団第一支部長シオン
シオンさんも立ち上がり部屋を後にした。
「続いては第二ブロック。ワルパフさん。そして…オカママさん。お願いします。第二ブロックはダンジョンもあるので気をつけてください。そこからの可能性も……」
「安心して♡一度敗れ、助けられた身。命、賭けてあげるわ♡」
イースト護衛騎士団第五支部長オカママ
「コウ様。ローリエがどこに行ったか、知っていますか?」
ワルパフさんはこの場にいない一人について問う。
「すいません。何も聞いてないです…。」
「なるほど、分かりました。オカママ、行こう。」
ワルパフさんは優しい笑顔で返事をしたあと、オカママさんに行動を促す。
「は〜い♡」
「第三ブロックには現在、冒険者ギルドに行っているアズマ君とリンがいますが、応援としてチギリさんお願いします。」
イースト護衛騎士団第六支部長〈血脈〉チギリ・ブラト
「まかせんしゃい。」
チギリさんは手の甲を下にした状態でピースサインをした。
「最後に第四ブロックです。第四ブロックにはシンさんお願いします。」
「流石に俺一人は自信ないかもです…。」
シンさんは頭を擦りながら言った。
「申し訳ありません。城の防衛という面でエヌさんにはここに残っていただきたいので……。」
「ま、大丈夫ですよ。そんな予感はしていましたし。」
「シン。死なないでくださいね。」
イースト護衛騎士団第二支部長エヌ
「分かってますよ。死にかけるのもごめんです。」
シンさんは軽く手を振りながら部屋を後にした。
「何かあれば通信魔法で報告お願いします。」
「了解!」
皆の声が重なり少し驚いてしまうが背筋を伸ばし、気を取り直す。
「じゃあ、後は誰が主犯なのか……考え、捜索、捕縛。骨が折れるなぁ。」




