東南合併国ライン跡地-③
「せっかく尋問したのに情報は無しでしたね。」俺は機嫌が悪そうなコウさんに対し話を振った。
「仕方がないさ。それが難南だからね。高度な教育や技術。サウスは進んでいるんだよ。それより探知はどうですか?」
「上手くできないですね…。なぜなんでしょう…。」リンは申し訳なさそうに答える。
「お前らぁ!まだやれるよなァ!!」俺は兵士と戦いながら士気を挙げていく。というのは言い訳というか…
「何なんだよあいつ…デケェ図体してんのに速い…!」
「逃げるんですかね?元東の勇者様と手合わせなんて嬉しい限りだというのに……。」でかい図体に大剣を振るい、動きは素早い…。ゴキブリみたいだな…加護かなんかか?
「安心しな一旦掃除しただけだぁ。相手してやるよ。」
俺は剣を構えた。
「よろしくお願い致します!」
〈元東の勇者〉シオンVS〈難南〉"黒い悪魔"コクロ・ピード
「第一支部長さんでおられるかなぁ?」耳にジャラジャラと着けた者がこちらに近づく。
「思ったよりもかわちいじゃないの♡」その隣を歩くのは男?女か?よくわからないが男っぽい顔に厚い化粧が塗られている。
「来たか。フイナ等は兵士の一掃を頼んだ。」
「あ、分かりました。」
「フフフっ♡お相手してくれるのかしら?」一人が投げキッスをした。なぜか悪寒が……。
「まぁいい、二人かかってくるがいいさ!四象景律!!冬凪!!」俺は二名に斬撃を入れた後奥へと吹き飛ばした。
「痛いわねぇ〜。怒っちゃうわよ♡」
「さすがは最強と言われるだけある。四象景律の発動の詠唱をカット及びノーモーションでどの種類が来るか分からない。実力も相当ですね。」
「褒めたとて!何もないぞ!!これより貴様らは俺の半径十メートルから出られない!!」
領域が広がり敵を捕捉する。
「逃さないってことね♡つ・ま・り私達だけを見てくれるのね♡それって最ッ高ッ!右将オカママが勝っちゃうわよん♡」
また、投げキッス……
「残念ながら俺はお前がタイプではない!だが!相手くらいならしてやろう!!」
〈イースト護衛騎士団第一支部長〉ユイガ・ソンVS〈難南右将〉オカママ&〈難南左将〉カイシ・エルミ




