14話
シグ「あ…へー…そうだったんだ…」
ノア(だから気にしないでいいよ)
シグ(え…)
エマ「何の話?私もちんゃんと混ぜてよ」
ノア「男同士の話もあるの。それくらい許してよ」
エマ「えー。それじゃもう一回遊ぼ!なんか楽しかった!」
ノア「僕はいいけど」
シグ「うん、大丈夫だよ」
エマ「それじゃマッチングしてくるね!」
―
ノア「姉さん綺麗だから惚れるのもわかる」
シグ「ええ…そんなに顔に出てた?」
ノア「まぁ…姉さんは鈍感だから積極的に行ったほうがいいと思うよ。ただ行き過ぎはしないようにね」
シグ「だってあれだけ綺麗なら彼氏くらいいるだろ?」
ノア「少なくとも最近聞いた男の子の話はシグくらいかなぁ。そこまで過干渉なわけじゃないからわからな
いけど」
シグ「行っても玉砕するならいい友達くらいがいいかなぁ…」
ノア「やらずに後悔するタイプだね」
シグ「そうかもしれない…」
ノア「まぁ、高校までは本当に高嶺の花みたいな感じで付き合ってるって聞かなかったけど…大学別でそれ
から暮らしも別だから詳しくわからないのはあるけど」
シグ「ちなみにノアは彼女いないの?」
ノア「いると思う?」
シグ「だってこんなにイケメンなんだからいてもおかしくないだろう?」
ノア「残念ながら今はフリー。高校までは色々やってたから。大学の時に一人の女性と付き合いはしたんだ
けど、よくわからなくて3ヶ月くらいで別れちゃったな」
シグ「何かあったの?」
ノア「わからない。なんかどっちが優先なの?みたいな話があって、別に良くない?って言ったらそのま
ま」
シグ「顔と一緒で結構あっさり系なのかな」
ノア「少なくとも好き好き言う感じは得意ではないかな」
シグ「そんなもんかぁ…」
ノア「女性は言ってもらうほうがいいのかもしれないけどね」
エマ「何を言ってもらうって?」
シグ「ナンデモアリマセン!」