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じゃくたいか

毎時間投稿中です、完結まで

20 仲間になった途端弱体化するアレ



「スターダスト」


「…ラッセ」


「スターダスト」


「あ、はい、すいません」


格闘部の部室

自分とオウギ先輩とラッセル、ソフルの四人が居る

部室に会議できるようにテーブルを持ち込んだので自然とお昼も集まる機会が増えた


まぁお昼に来て四限目すぐに講堂に戻るのも大変ではあるので滅多に全員は揃わないが


ちなみに他のみんなは四限目でいない



「…あのぉ、あのニヤケ顔をどうにかして欲しいのですが」


ラッセルがオウギ先輩を見る

オウギ先輩はめっちゃ笑顔だ

ソフルは居心地悪そうだな…


「俺はそのピンクな頭をどうにかして欲しいんだけどね?」


「え、私の頭は白ですよ?」

「髪だけじゃなくて中身も真っ白なのか?」


「うーん、そこまで上手い返しじゃないですね」


ちょっぷ


「あびっ!?」


頭を抑える仕草も可愛いなコイツ


「みました!?この人私にチョップしましたよ!?」


「いやそんな笑顔で言われても説得力ゼロよ?」


オウギ先輩は呆れ気味に返す


ラッセルはチョップされたのに笑顔だ、実は手遅れなのかもしれない



「とにかく、大声でありもしないことを言うの禁止」


「そんな…既成事実は周知から作戦が…」


既に手遅れだったわ


「守らないとこれからはスターダストって呼びます」


「えー、他人行儀じゃないですか…それに負けた上で返還された汚名でドロドロのレッテル……やだ、アリかも?」


「ない、それはもうどこの属性だよ…ついてけねぇよ、呼び方らっちゃんにすんぞ」



「らっちゃんは別に構いませんが」


「じゃあもう呼んであげない」


無敵すぎるだろコイツ



「それはいやですぅ…普段ナンバーツーであろうと色々制限してて、溜まってたんです、調子に乗ってました…」


「何が溜まってたん?不満?それとも…せ」

「オウギ先輩は掘り返さないでください、埋めますよ」


二人でサムズアップすな、実は相性いいだろキミら



「いいですかぁ」


「はぁい」


「うん、ラッセルは偉いな」


「えへん」




「さて、ラッセルがツーンモードで来なかった時のことを話そう…」

「……とまぁ活動内容はそんな感じだったな」


「まぁ…私のためにそんな対策を…ごめんなさいね?仲間になったらポンコツ化するタイプのボスで」


「自覚あるなら変わってもいいんだよ?」


「うーん、実際杖も防具も取られてしまいましたし…あ、剥ぎ取ら…失礼…艶めかしい話はダメでしたね」


合ってるけど言い方よ


「抑えが効かない爆発でして…一発やっちゃえば……あー…もー……」



「そのぉ…見守り期間をください…」


まるで歯止めが効いてない、壊れた蛇口みたいだ


「…無理に抑えたらリバウンドしそうだからゆっくりでいいよ」


ここ、多分だけど事前に夜這いを避けたファインプレーだった気がする



「理性が効いてるうちは許してやる」

「じゃあ効かなくなったら襲っていいんですね!?」


「そーゆところ…」


「あっ…わからせされてしまうんですね……ぐぅう…」


「どうしてこうなるまでほっといたんだ…」



「この手の物がパンフレットに紛れて学園に少しずつ来てたんですよ…それで生徒会として弾いてるうちに…」


その沼にハマったと

「最先端独走状態じゃん…」


「面目ないです」


「えっ、じゃあ男どうし…」


「あ、それはないですね、目の前でワイワイして構って貰えずにぐぬぬする展開なら…」



「ねぇそれいつまで続けるの?ソフルちゃん休憩の頃合だからこーたいしない?」


オウギ先輩とソフルの組手が終わったようで戻ってきた


「…今日は剣を触ろうかな」

「では私は鞭で触ってみたいです」



そんなわけで部活動もラッセルが戻ってきた





「なんでコイツこんなに強いんだよ…」


「鞭というのも悪くないですね…あの時持っていればあなたのスタンガンも受けなかったですかね?」


おそらくなぁ…


一本すら剣で対応せざるを得ないのに

最後は両手で伸びる手のように使ってきた

コツを掴むのが早い…あと俺が苦戦するほど喜ぶのはやめて欲しい


最後は足を取られてぐるぐる巻きにされた


魔法で急に速さが変わったり向きが変わるのは常識外だよ



「おつかれーボコボコだねー」

ヘラがタオルと塗り薬を持ってきてくれた

この塗り薬はソフルの行きつけの薬屋の人が提供してくれたらしい

なんでも、多く使って欲しくて体質や魔法に反発が起きないか逐一調べて欲しくて提供してくれるらしい


ありがたいの半分、試薬なので苦笑い半分と言ったところか



鞭の痕のような傷にもならない傷も消えていく


「助かる…見てたのか?」

「途中からね、パルと一緒にみてた」


パルはラッセルのところに同じようにタオルを渡している


鞭の使い方を聞いてふんふんと食いついているようだ



「休憩するかな」

剣、合わないのかなぁ

槍程の取り回しが出来なかったように思える


「あ、あのね!足湯っていうのが欲しい!」


「…それもパンフレットか?」


「うん!」


パンフレット、その手のやつが紛れ込む

気になるなぁ…懐かしみにありつきたい


「そのパンフレットとやら見せてくれないか?」


「え」


え、ってなんだ、ここまで話していたら自然な流れだろう


「わたしはぁ…持ち合わせてないなぁ…」


「誰に借りてるんだ?」


なんだこの怪しい顔は

隠し事がありますと言っているようなものだぞ


「あー…あー…」


言おうか言わまいか、そのような悩んでいる様子に見える



「まぁまぁ…そんなに虐めないであげてください」


ラッセルが割って入ってきた


「いや、君が使えないから聞くんだよ?」


「ひん、否定はしませんが…やはり書類が全て集まる生徒会室に顔を出してもらうのが一番かと思います


ソーラーもあなたに会いたいようですし」


「ソーラー?」


「あぁ、称号の方です、学園ナンバーワンですよ」


ネビュラもだけど称号で呼び合うんだね

「しかしやだな、生徒会室ってボスが集まるところじゃん」


「チェリーは私たちをどう見てるんですか?」


いや、自分でポンコツボス言ったのはラッセルだが?


「学園を牛耳るボス軍団…とは思ってないぞ」


え、仮に俺が主人公だとしたら称号持ちを倒そうとする物語になるの?なんで?

仮に全部勝ったら学園下克上

負けたら無謀な恥さらしだよ?


改めて、おれはヘラに学園生活を送って欲しいというのが目標なんだ、見誤っちゃいけない


ただでさえ対ラッセルに非学園生活のような戦闘に参加してもらってしまったんだから



「そう、だよ、じゃあ学園らしく普通に過ごそう、この学園の一般生徒の流れを教えてくれ」


「どうしてそうなったのか分からないのですが…まぁ、教えます」



まぁ武器至上主義の学園で戦闘が非学園生活とは言えなかったのだが


学園に現れる魔物を倒して武器のグレードをアップするのが目的らしい


単位と経過年数で卒業できた時、冒険者として良いスタートをきれるのも目的という訳だ



「じゃあ生徒会ボスメンバーとは会わずに学園に現れる魔物を討伐するのが目的だな」


「あらら?じゃあ…私たちは…ボス扱いなんですか…?」



「そーいったわけじゃ…」


最後に返事したのはラッセルでは無かった


ボロボロのフードに顔をレースカーテンで覆っている


たしか、称号持ちの


「ネビュラ…さん?」


もしかしなくても厄介事ですか?

多分作者はノリノリで書いてますね、これ

この手のノリなら完結後も書いてみたいですが…うん、いえ、妄言です

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