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だてじゃない…

19 学園ナンバーツーは伊達じゃない



「やだ!私もその腕のやつが欲しいです!」


「だめ!チェリーの奴隷は私だけなの!」



意識が浮上してくる


少し眩しい

もう、あさか……じゃない


勝負は!っと起きようとした瞬間に腹に重い一撃が入る


「ほがぁ!?」


「あら、やだ、ごめんなさい」


細身で、白い肌、白い髪の毛

綺麗な青い目

あと白い下着


水着姿のようなラッセルが腹の上で寝転んでいた


「は?天使かよ」


「はーい、天使ですよー」


「おれは…死んだのか?」


「ヘラ、何言ってるの?この人」

「わかんない、その手のやつは無視って決めてる」


「そうか、ついにラッセルぱいせん人形が発売されたか…いい匂い」


目の前にいたので抱きしめた

ちなみに腹が痛すぎて正気は保ってる


…あ、正気でそれ?とか思われそうだから正気じゃないことにしとこ


おれは!正気じゃない!



「じゃなくて!」


「きゃ!」


ラッセルを抱きしめたまま起き上がる


「勝負どうなったよ」


「あなたの勝ちですが…あの、あたってます…」


ん…あー…


「生理現象だからゆるして?」


横のコロコロソファーにラッセルをポイする

「んあー…」


「勝ったか、良かった、それでスターダストはちゃんと還したか?」


「うん!敗者は勝者の全てを受け入れるってことで


えっと、マーク付きのせりふを呼んだのと、点から始まるやつを読んだよ!」


「最初のはいらないねぇ!」


「いりますよ、それで私はスターダストのままあなたの物になったのですから」


顔を赤らめながらラッセルがモジモジと言う、こんな子じゃなかったとおもうんだけどなぁ?


「関係維持って書いたよね?おれ…」


負けた時は大きな変化はないだろうと特に用意はしてない、だいたい負けたら戻ってきた場で意識がないと思っていたから


勝っても無かったけどな!


勝った時はスターダストの返還

関係の維持

奴隷とかの話も無し

ただ消耗品の補充は頼んだ

機械産はなかなか金がかかるのでローンでいいよ?って


「お金は…ないので体で払いますから…」

「あ、いいです、時間かかってもいいから、お金できっちり返してください」


「ヘラさん!」

「うんうん、知ってた!」


「おねがい、ダーリン…」

「呼び方変えてもダメです」


「もう!」



朝から騒がしいが今日も普通に学校はある


「時間は?」

「まだ大丈夫だけど」


「あ、いま制服乾燥させてるので」

「はいはい」


「ちょっと、ヘラさんが普段下着でうろついてるから見慣れてるんじゃないですか!?」


「はぁ!?うろついてませんけどぉ!だいたい私の下着はチェリーが買ったのがほとんどですぅ!」


「なっ!ずるい!…じゃなくて見慣れている理由、ある気がしませんか?」


「…チェリー?」


え、何その矛先正確にえぐろうとしてくるじゃん


男の城での俺らの毎日の楽しみになりつつある行為をピンポイントで抉るやつじゃん



逸らさねば、みんなのためにも!

「ラッセルってそんな性格だっけ?」


「私、マイペースで天然で不思議ちゃんですから」


「それ自分で言っちゃダメな性格トップスリーじゃない?」


「…ヘラも着替え貸したれよ」


「やっ!この女の匂いが移る!」


「いいえ、ヘラ…ねぇチェリー、私の匂い好きでしょ?」


近づいてきてふわりと髪を揺らす


「うん、すきー」


「ふふ、スターダストのフェロモンと言うやつよ」


「な…きて…ぐぅ…だが!しかし…!」



ヘラが葛藤し始めたところで

エリンシアさんが朝食をと呼びに来た



「あ、そうそう、私の元にいた召喚獣の杖の方達は皆さん帰属させたので襲われるかもしれませんね」


「え、なにそれこわい」


「防ぐには私と同じ姓になるとかどうです?」


「それ結局狙われるよね?」


「私とまぐわいません?」


「ちょっと!朝ごはん食べてる時にそんな話してないでよ!」


ヘラが切れた、仕方ない、センシティブ


一人だけ下着姿というふわふわした朝食となった



「…ねぇ、あなた、制服着せてくれませんか?」


「はぁ?」

「私いつもアトリに任せてたので自分で着られないんです」


「いやいやそんな」


「制服だけですから…ね?」


そっ…と制服を渡される


「匂い嗅いでいいですから」

「なんなの?俺を落としたいの?もう落ちてるよ?」


「あらやだ、プロポーズですか?」


「なんなんこいつぅ…」


結局ヘラがすぐに駆けつけてくれた



「ふふっ、毎朝こんなに幸せだと困ってしまいますね?」


「あぁ、困る、身が持たない」


「大丈夫ですよ、私のために筋トレしてくれたのでしょう?」


「言い方ァ!」



「なんなら筋トレの時に踏んであげますよ?」


それはちょっと魅力的、じゃない


「腹筋の度にキスしましょ?」

わぁすてき


「背筋の時に技をかけてあげます」



「最後だけちょっと違くない?」



「そういえば…私のファーストキス、あなたに奪われてしまいましたね…」


「ねぇここ通学路ってしってる?知ってるよね?目線集めてるし聞き耳立てられてるしヘラが爆発寸前って分かって言ってるよね?」


「あらあら、うふふ」


とぼけよったぞこいつ


「あれは!医療行為だからノーカンですー!まだ残ってるなら私が奪ってやろうか女狐ぇ!」


ほらもうヘラが初めて見るキレ方してるじゃん


「てかお前がノーカンとか言うのかよ」


笑ったの誰だよ



女生徒の目線が痛い

「ほらぁ、変な目で見られてるじゃん」


「そんな…私とは遊びで使い捨てるのですね…」


「そうじゃない!そんな話はしてない!今も好きだから!」


「まぁ、大胆な告白ですね、では今夜お待ちしてますね」


「やりずれぇええ!」


「あら、マッサージからですか?」


「ちょ!もう黙って!」





ヘラとは学友として、まさかその距離感がラッセルを止めれないという形で後悔することになるとは思わなかった



講堂でも俺の横をしっかりと着いてきてはだいぶピンクな話題をぶっ込んでくる



「…てかいつもの席じゃないのか?」


「え?自由席ですよ?何言ってるんですか?」


あら正論


「…?なんか変わった」


「まぁ、すぐに気がつくなんて…うふ、どこでしょう」


校舎に入ってから何か変わっている

なんだ?早く気が付かないと取り返しがつかないことになる気がする



「やぁチェリー…くん、早速彼女自慢かい?うむ、うらやまけしからん」


「あぁ…レックおはよう…彼女じゃないんだけどね?」


「わたくしキープでして…酷いんです」

「え、それ自分から言われると困るんだけど、そんな事実ないからな?」


「ふむ、いやしかし奴隷の噂はホントだったのか」


は?奴隷?


ラッセルの腕を見る


真っ白い芸術品のような腕だ

ヘラのような模様はない


「これに紐をつけて引っ張るんです…」


「そ、それは…」


そう言って強調したのは首輪だった

レック引いてるじゃん…


「…え、いつ付けたのそれ」


「あら?校舎に入ってからですが」


違和感これか…


「え、奴隷のやつってそんな簡単につけれちゃうの?」


「え?これチョーカーっていうアクセサリーですよ?」


「もおお!この子嫌い!」

「本音は?」

「すきー!」

「きゃっ」


「自分は何を見せつけられてるんでしょうかねぇ」



奴隷とかの噂は広がらなかった、セーフ



二限目も早々に終わって男の城でホログラムモニターの前で待機する四人


「いやしかしラッセル氏の武器が変わってましたね」


「スターダストセルという召喚獣らしいですね」


ラッセルはやはりドラゴンスタッフは回収されてしまったようだ


代わりに持ってきたのは昨日の戦いでいちいち手間取らされたセルの方だった


「あ、女子たちが戻ってきましたね」


男たちは黙ってその様子を見ていた


そんな時


カメラの正面に座り込んで満面の笑みで手を振るラッセルが


「「「「!?」」」」


ちなみに下着姿



「ふふー実は最初っから知ってたんですよねー」


「ラッセルー!?下着姿でかけ回らないでよぉー、どこー?」


「ヘラー、こちらです」


「もう…何してんの?」

「こちらの黒いネジ、魔法がかかるように不自然に加工されてませんか?」


「んー?どれどれ」


覗き込んでくるヘラの大胆な格好が見られたのは眼福かもしれないが



…どうしてラッセルさんは後ろで棒をチョキチョキするジェスチャーしてるです?


「ほんとだ、不思議ね」


「それだけです、次はないかもですね?」


「うん?そうだね?ほら、着替えるよ」


「はーい、うふふ」


やはりナンバーツーは頭ピンクでもナンバーツーのようだ



「「「「…」」」」


男たちは無言で頷くのであった



この瞬間…魔法と機械の秘密道具の性能(特に隠密性能)を上げる基地が完成された瞬間であった



「チェリー…やばい彼女だな」

「……彼女じゃないが、冷や汗が止まらん」

「浮気したら殺されるんすかね」

「ラッセルさん武器なしでバカ強いからなぁ…」

すきー!

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