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レイモンド家

ギルドに報告するまで街を歩くわけにいかないので、久々にセレナにクレープバイキングを頼んだりサーシャの売り上げの報告を聞いたりアリアの槍術を確認して過ごした。

魔槍ダークバリウスをアリアに渡したが最初は魔槍砲に耐えきれなかったのでセバスさんと暇そうなキックも連れてアリアのレベリングに向かった。

「うん、もう大丈夫そうだね」

ヴァンパイアの上半身が消え、すぐに下半身も消滅した。

「はい、感謝いたしますわ」

折角の機会だったがアリアはまたもカイトに相談できないのであった。


屋敷に戻って2日後、ウェイストのギルドに顔を出した。Sランクになってしまったこともあり周りがザワザワしている。早くサラさんを見つけなければ。

「本当にこいつらがSランクなのか?」

赤い顔をした酔った冒険者が近寄ってくる。面倒だと思っていた次の瞬間その男は気絶した。どうもルルが威圧を放ったようだが俺と目が合うと笑顔に変わる。

「ルル?ほどほどにね?」

「カイト様戻られたのですか?」

振り向くとサラさんが見つけてくれたようだ。

「はい、指名依頼の報告に来ました」

ガイさんとサラさんに解呪の魔女に会ったことを報告する。

「おいおい、死の森に住んでたってのか?」

「死の森ですか?」

「カイト様、過去に冒険者が山越し死地を調査に向かったのですがそこが毒素の森と変わっていたと報告されています。それから死の森と呼ばれています。また依頼を受けたパーティーですが帰りにワイバーンに襲われかなりの被害があったようです。」

「なるほど」

「わかった、それでカイトが行くならまた会ってもらえそうなんだな?」

「ええ大丈夫だと思いますよ」

「わかった。依頼達成でいいだろう。サラ報酬を持ってきてくれ」

「わかりました」

「あっサラさんついでに鑑定のできる人を呼んできてもらえますか?」

「?わかりました。呼んできますね」

しばらくしてサラさんがギルド職員を連れて戻ってくる。

「よし、それじゃ報酬の大金貨5枚だ」

「こんなにもらえるんですか?」

「まーSランクの指名依頼だしな」

「わかりました。ではこれを鑑定してもらえますか?」

バックから解呪のポーションを取り出す

「カイトまさか?   よし鑑定してくれ」

「はい、こちらは解呪のポーション。効果は呪い・封印の解除です」

「カイト様これは解呪の魔女様から?」

「ええ、ですが今回の依頼内容ではありませんので、あくまでスキル封印の対応策は確保できるという証明としてお見せしました」

「ふふ、カイト、やるじゃないか!さすがSランクだ。これは報告していいのか?」

「そうですね、私が所持していると伝えていただいても構いません」

「わかった、また何かあったら頼む」


【レイモンド家】

「その情報は、本当なのか?!」

「恐れながら王都正規ギルド職員からの確かな情報です」

「くそっ!折角大金を出してあいつを聖騎士から除籍させようとしたのに解呪のポーションだと!ふざけるな!」

グラスを壁に投げつけ荒ぶる男。彼の名はデール・レイモンド、子爵レイモンド家の長男。クリスとは同期であるがクリスが聖騎士になってからというものその座を奪うことに執着している。

彼自身、剣術スキル4とかなりの実力者ではあるが歴代聖騎士と比べるとまだまだ実力不足であった。

「それで解呪のポーションはどこにあるんだ?」

「冒険者が所持しているようです」

「ふっ馬鹿だな、奪ってくれと言っているようなもんだ」

デールは冒険者を下に見ていた。その分Sランクに対する評価も低く見積もっていた。レッドドラゴンで失敗したにも関わらず。

「またアイツに連絡しろ」

「デール様、彼らに頼るのは一度だけとのお約束のはずです」

「わかっている。だがこれはまだ続きだ。これでかたがつけば終わりだ いいな?」

「かしこまりました」

スキル最大レベル

鑑定

アイテムボックス

聖魔法

木工

剣術

風魔法

空間魔法

土魔法

弓術

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