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異世界転生したら、ヒロインが全員ボケだった件  作者: 関澤諭


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1/13

袋を断っただけなのに人生が終わった

はじめまして。

勢い強めの異世界転生コメディです。


まともな主人公が、まともじゃないヒロインたちに振り回されます。

深く考えず、笑って読んでもらえたら嬉しいです。

 俺の名前は、佐藤悠斗。


 どこにでもいる普通の会社員――と言いたいところだが、ひとつだけ昔から自覚していることがある。


 俺の周りには、やたらと話の通じない人間が集まる。


 いや、正確には、話は通じている。言葉も意味も届いている。

 ただ、その先の着地が、毎回おかしい。


「なんでそうなるんだよ」


 それが口癖になったのは、もうずいぶん前のことだ。


 そして今、俺は心の底から思っている。


 ――あの頃の人生は、まだマシだった。


「なんで全員ボケなんだよ!!」


 青空の下、俺の叫びが草原に響いた。


 事の始まりは昨日。


 仕事帰り、コンビニで弁当と飲み物を買った俺は、なぜか袋を断った。


 その瞬間は持てる気がした。


 だが現実は甘くなかった。


 弁当、飲み物、デザート、おしぼり、箸――全部持てるわけがない。


 店を出た瞬間、バランスは崩壊。


 おしぼりが落ち、箸が滑り、弁当が傾く。


 慌てて戻ろうとした。


 その時。


 足元のおしぼりを踏んで、滑った。


 バランスを崩して、頭をドアにぶつけた。


 視界がぐらりと揺れる。


 最後に見えたのは、空中で綺麗に回転するカツ丼だった。


 ――そして、死んだ。


---


 気づいたら、白い空間にいた。


「佐藤悠斗さんですね」


 目の前には、やる気のなさそうな女神。


「おめでとうございます。異世界に転生します」


「軽いな!?」


「今日はちょっと忙しくて」


「仕事かよ!!」


---


 そして現在。


 俺は異世界の草原に立っている。


 青空、風、そして――


「勇者様ぁ〜♡」


 いきなり腕に絡みつく美少女。


「やっと会えましたね♡ 私の旦那様♡」


「知らない!!」


「昨日、結婚しましたよね?」


「してない!!」


「前世で♡」


「前世便利すぎるだろ!!」


---


「フッ……来たか勇者」


 黒マントのイケメンが現れた。


「まともそうな人!」


「俺は魔王だ」


「敵じゃねぇか!!」


「安心しろ。今日はオフだ」


「休日制度あるの!?」


---


「こんにちは。私は賢者です」


 眼鏡の美女が現れる。


「やっと常識人!」


「IQは500あります」


「すごいな!?」


「でも九九はできません」


「なんでだよ!!」


---


 俺は確信した。


 この世界、全員おかしい。


---


「では勇者様♡ 旅に出ましょう♡」


「説明しろ!!」


「世界は丸いです」


「そこじゃない!!」


「あと私はパンよりご飯派です」


「優先順位!!」


---


 その時だった。


 空からドラゴンが降ってきた。


「グオオオオ!!」


「うわ王道!!」


「誰か戦え!!」


「はい♡」


 ヒロインが前に出る。


「ドラゴンさん、落ち着いてください♡」


「会話で解決!?」


「あなたは今、疲れています」


「カウンセリング!?」


 ドラゴンが泣いた。


「効いたぁぁぁぁ!?」


---


「名前つけましょう♡」


「なんで!?」


「タケシで♡」


「急に日本名!?」


---


 こうして俺の異世界生活は始まった。


 婚約者を名乗るヒロイン。

 オフの魔王。

 九九ができない賢者。

 カウンセリングで落ちるドラゴン。


「ツッコミが追いつかねぇ!!」


 俺は叫ぶ。


---


 ――これは、ツッコミが世界を救う物語。

第1話読んでいただきありがとうございます。

テンポ重視のコメディで、ボケとツッコミを詰め込んでいます。

この先、ヒロインはさらに増えていきます。

少しでも面白いと思っていただけたら、ぜひ次も読んでください!

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