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いつも読んでいただきありがとうございます。次回は8/17(土)投稿予定です。
「ごめん!本当にごめんっ!!」
ティティルリアは足早とあの場所から逃げるように建物から出ていく。
その後をタルネが追いかけてきて呼び止められ、こうして彼女は人の目を気にせず頭を下げ始めた。
「・・・こんな往来で謝れば許してくれると思ってやってるの?」
思った以上に冷ややかな声で言われたタルネは、彼女の怒りが自分の想像以上だという事に今更になって気がつく。
真っ青な顔になって顔を上げたタルネにティティルリアは深いため息を吐いた。
「とりあえず、カフェに行こう。そこで話して。」
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「で。どうして、今回、タルネの頼み事がなんでこんなに大事なことにだったの?」
「・・・えっと、どこから話せばいいのか・・・。」
「言っとくけど、端折らないでね。包み隠さずちゃんと経緯を話して。」
注文したコーヒーにも手をつけず、縮こまって萎縮しているタルネに声をかけると、手をもじもじさせながらようやく口を開いた。
「えっとね、さっきの依頼の要請は元々王立騎士団が受け持った内容だったの。で、そこから専門家と相談して調べた結果、自分たちでは難しいという判断に結論付いたの。理由はさっきの言っていたことが大まかな理由、植物学士の人は知識と植物の扱いに慣れていても騎士と同じように体力がある人はそうそういない。だから、学士の中で貴女の名前が出たのよ。」
「それは、私がよく自分で採取してくるから?」
問いかけにタルネはこくりと頷く。
「本当にティルの評判は有名なの。王都の専門家でも知らない人はいないほどなのよ。」
「・・・それはどーも。」
少し照れた事を誤魔化すようにティティルリアは自分のコーヒーに口をつける。
タルネはその事に気がついたが構わず話しを続けた。
「それでどうにかティルに要請できないかって私のところに話しが来たのよ。多分私たちの事を知っている誰かが言ったんだと思う。最初は私も断ったの、友人だからって頼み込むようなこと。でも、とうとうその事が当事者である王女様の耳にも届いてしまって・・・頭を下げられてしまったの。」
一介の騎士に王女が頭を下げられたら断れないだろうに、誰だよ、王女に耳打ちさせたの。
まぁ輿入れの必要なものだ。どうにかして手に入れたい気持ちもあったんだろうけど。
「だから、私は要求を呑む代わりに私を移動させるように言ったの。ティルをわざわざ王都にくるような事させたくなかったし、私も正直あの上の圧力に嫌気さしちゃったからちょっと離れたかったのよね。」
「そっか・・・まぁ、王女のお願い事なら流石にタルネも断れないよね。」
「でも、それでもあんな頼み方して反省してるわ。私も、心の中で親友だからってどこか安易に思っていたんだもの。ティティルリア、本当にごめん。貴女が怒るのも無理はないわ。」
「まぁ・・・確かにイラッとしたのはイラッとしたけど・・・、でも一つ疑問ができるんだけどどうしてその話しであの隊長が居るの?あの人、確か王都騎士団の偉い所にいたでしょう?」
それを言われてタルネは思い出すように声を出す。
「あぁ、ガーランド隊長?確かにあの人王立騎士団のエリート中のエリートでもう直ぐ副官に昇格されるって噂されるほどだったんだけど、なんでか知らないけど地方のここの隊長に志願したらしいの。」
「え?志願?」
「うん、ティティルリアにお願いするつもりの方向で計画を立てていたら急に上司がガーランド隊長に変わってて、皆で驚いたわ。」
サディアの行動にタルネは首を傾げ、ティティルリアもなぜ彼がそんな事をしたのか理解できずコーヒーを飲み干した。
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