設定雑記 蛇足
人物相関図的な何かを書くとネタバレになる
主要人物の相関図を詳細にすると、全員、親戚になるという。なので物語中でわかりづらい事この上ない。申し訳ないというお話。
オリヴィアとジェレマイアは異父兄弟。
ジェレマイアとコンスタンツェは従兄弟。
つまり、オリヴィアもコンスタンツェとは親戚。
公王とロドメニィ殿下は異父兄妹。
つまりジェレマイアは甥にあたり、オリヴィアとも親戚。
厄介な事に、混合体は獣人族王系列と血縁にあるので、カーンとは親戚になる。
以前も書いたかな?カーンの血筋は、特に公王と近い。
つまり大きく見れば、親族で家族のお話。
何しろ、ニコル殿下がコルテスに嫁いでいるため、ここも親戚のお家だったりする。
まぁ主人公がお姫様なので、貴族王族と血縁というのは当たり前だ。ただし、それをバラすとお話にならないのであった。
で、モーデンってどんな奴だったの?
モーデン自身は、非常に優れた性質の人でした。ただし、やはり今の人間とは感覚が違います。
元に戻る事を夢見ていたので、彼は魔導の実を食して呪われるという最後でした。
封印されたセネスが一番、今の人間の感性を持っていた。からこそ、逃げ出して責任を放棄しました。
そしてツアガである人物は、ゆっくりと心を病んで、最後に呪われて死にました。
いずれも、巨悪ではなく、普通の弱い人、卑屈な人間でした。
ヤンの見た女の人って?
ヤンの考察どおり、餌となる幻です。
ただし、幻であっても存在するかもしれません。門ができあがり、投げ捨てられて消えたナリスの妹。彼女は願いにより、向こう側を新たな希望に変えた。可能性もあります。
つまり、あれは幻であり、可能性の世界です。そして女性はナリスの妹です。
最後、グリモアが無口すぎる。
現在のグリモアはアップデート中。
エイジャの教育を受けています。
心象では、カーンの教育はあれで終わったかのようにみえますが、実は、エイジャがグリモアに転写されているのです。つまり、今のグリモアは偉大なるエイジャ・バルディスの意識がトレースされています。
ナリスやボルネフェルトでは、太刀打ちできるような意識体ではありません。
そして娘に会えて感無量。
つまり、お父さんと一緒に彼氏がいるという状態。
カーン頑張れ。
オリヴィアの記憶はもどらないの?
戻らないです。残念ですが、彼女は命を失うかわりに、大切な記憶を捧げました。
けれど、新たに育てる感情や思いの下地はあります。
慕わしいという気持ちは、残っていますから。
これから、この世界はどうなるの?というか門って何?
これから世界は夜に入ります。
オリヴィアが目覚めなくても、魔物の世界になっていきます。
目覚めた事で、人間に少し有利に傾きました。このまま、人間が良き方向に傾けば、暮らしを守る事もできるでしょう。
ですが、明るい事ばかりではありません。
守護者のグリモアがアップグレードする理由があります。
極夜で流れた霊素。
夜が来て魔が深くなるとは、霊素の濃度の事でもあります。
そして門は、システムとして出来上がっていきます。
システム、世界の理の一つとして、あの門も何れ役割ができるでしょう。ちょっとメタでネタバレになりますが。つまり、あれはチャレンジの場所。RPGなら何があると思いますか?
私はワイヤーフレームのが好きです。という感じですね。
お話はこれで終わり?
オリヴィアの少女としてのお話は、番外として数話あります。ですが冬の狼としてのお話は一旦、終了です。終わると言うより、少女のオリヴィアのお話として終了ですね。
その他の登場人物個人のお話を、独立であげるか、ここで番外で上げるか考え中です。
ターク公とニルダヌスはどうなるの?
彼らの役目は、誰かが引き継がない限り続きます。
ヨジョミルと同じシステムでエルベが管理しています。
しかし、縛りも緩く、グリモアが降参して妥協案の末の結果なため、彼らの隠居生活は閉塞感とは無縁です。
いずれエルベとも直接親交を深め、門のシステムが出来上がれば解放されるかもしれません。
たぶん、彼らは解放されずに楽しく暮らしそうですが。
これからの予定という何か
冬の狼の物語は、大まかに守護者復活がベースです。
カーンが守護者となったように、残り二つが復活していく物語。と、いうのが本当に最初期の考えでした。
カーンが冒険して、エログロな展開?もっと気持ち悪い話だったと思います。主人公が女の子でよかった。これ以上キモい感じにならんで。
なので南に西に下るというのは、元からの流れでした。
つまり、続きと言うか同じ系列の話になると、次は砂漠になります。m(_ _)m