人物補足と設定の復習
今回も補足ですので、メタ視点です。そういうのいらんし、イラストは嫌いというかたは飛ばしてオッケーです。
◎それ誰?と本文で名前が出てない人物の概要・重複部分もあります。こちらも本文の補足ですので読む必要はありません。また、紹介内容はアッシュガルト崩壊までのものです。
◎ルチアナ
人族と獣人族の両親から産まれた元気な女の子。
ツアガ公の領地へ向かう秘密通路に倒れていた。まだ眼が覚めていない。現在はオービスの保護した子供たちと一緒にオービスが世話をしている。
オービスは、子供たちの行き先がなかったら引き取ろうと考えている。
◎エバンジェリン
ちょっとおませな蛇剣。エバンジェリンはサーレルの恋人で幼馴染みの名前。
黒髪の目隠れ幼女だが、実態はおちゃめどころではないヤンデレの悪霊。
代々、持ち主に強運と力を与えるが、その回りの血縁の女性を不幸にする。呪いの剣。
持ち主が心底心を通じ合わせた相手には、呪いをかけない。ただし、不貞や裏切りをしたら抹殺。実に愛が重い。
◎エナンとイーダの物語
オロフが語ったゴート商会の物語の魔女と初代。
ぽんこつで惚けた女主人と、外見が厳ついのに世話好きの男の脚色したお話。粗忽な主人に振り回された生涯で、こきつかわれた苦労人の男が実態である。実は、オロフそっくりの初代。ヘタレである。
◎ノクサス
王都にて小間物屋を営む青年。長命種貴族の婚外子でベルキナ家の出身。
誰なの?名前が出ていなかった、オロフが骨をバキバキに折って畳んだ無実の市民です。
甘味が大好きで、元々おっとりとした性格でしたが、更に低血圧な感じに変化している。
現在、ゴート商会でおもてなし中。お詫びの為に、食事とおやつは贅沢になっている。
肉体変化についての調査も受けている。
◎ミゲル
王都にて主に宗教関係の写本を専門に商売をしている壮年の紳士。
オロフがもらい泣きしていた穏やかな店主で、ノクサスと同じく体の変化を診察調査を受けている。
実家と和解しており、近々、祖父母と同居する予定。
◎オーレリア・リクス・ツアガ
エレッケン城の影竜騎士
ミダスの従姉妹の一人で、線の細い北国美人。もちろん、不死身の影の竜騎士ですから、彼女の時間は終わっています。ですが、少なくとも故郷を見捨てるような事はしたくないと考えている普通の女性です。
◎ミダス・リクス・ツアガ
同じくエレッケン城の影竜騎士
人生に絶望している真面目な人。頭に花が咲いている男のターゲットになっている。
イグナシオは気がついており、もし、少しでも傷をつけたらヤンを喰い殺そう決めている。ちなみに、ヤンもイグナシオの視線に気がついているので、一応保留中。でも、匂いが公王に似てるので殺してみたい。
◎アリアン・ナヤーデ・ロム・ボフダン
東の貴族ボフダン公の養女で、一の姫と呼ばれる少女。
ナヤーデとは水の妖精の意味だが、実態は肉食水性昆虫。
多くが謎に包まれているが、ミハエルという弟がいた事と雨を降らせる歌が上手。
好物は肉。固めの雄の肉が好きとのお話。怖い。
◎コルドレンとスザンナ
行商人の下働きだったが、今は巫女頭の保護下にいる少年。コルダーは愛称。片親で人族に育てられたが、獣人の相がある。いたずらっ子で活発だが、気の回る心根の良い少年。
そしてアッシュガルトに住んでいた店番兼カード占いの少女。色街の商売をしていた両親と親戚は、生き残りの中にはいなかった。逃げると決めたのは、カードのお告げ。誰も信じてくれなかった事を反省し、立派な占い師になろうと思っている。最近、二人で大量に集まってきた猫の世話をしている。
◎モルゲン・オルトヴァル
これもまた誰?な感じになりますがモルガナの本名です。
南でも男性の名前で通じますが、これは底辺の出身であるモルガナが兵士になる前に男性名を名乗っていたからです。荒事を引き受ける時に若い男を装っていたので。
モルガーナと伸ばして呼んでいるのは誰でしょうか?そう友達はモルガーナと伸ばして呼びます。バットも呼んでいました。
◎リード・エリジェスとケミア・エリジェス
亜人よりの獣人族で、獣変化を行えます。ですが獣人の相よりも亜人の相が強いので、今回の変化による肉体のダメージは深刻です。ですが、元々、兵士としてよりも職人として技量を追求する人たちなので、生き残っただけで満足しています。誰のこと?そう、鍛冶士の双子のお爺さんです。二人とも親方ですので、親方と呼ぶと二人が振り向きます。
灰色の長い蓬髪に白い髭、陽にやけたマッスルな双子です。お酒が好きなので、復活したウォルトと毎晩発掘した酒を飲んでいます。弔いのお酒ですね。
◎古の守護者
塩の柱となったクラヴィス・オルウェン
水妖の夫であるダグラス・セイル
イアドを構築したヨルガン・エルベ
氷の柱となったエイジャ・バルディス
それぞれに人間が生存する為に必要な要素を守護している。
現在、彼らの振るうべき力は、カーンの手にしているエイジャのグリモアと、身を隠しているヨルガン・エルベのみが人界にある。
クラヴィスとダグラスのグリモアは、死者の宮の主である魔神の手に戻されている。
これが全て神の手に戻されれば、今の人間は終末を迎える。
神に許しを乞うには、慈悲を体現する精霊種をいかし、継承者を育成しなければならない。
ダグラスの妻は、何とか肉体を確保したため、今現在、そのグリモアの継承者を探す儀式を行うべく奔走している。
クラヴィスについては、まず、ヨルガンへの接触ができれば、解決策もあるかもしれない。と、カーンとジェレマイアは考えています。
◎カーンの武器は
カーンの剣は吠えるモノという剣。
何だか振ると飛び出してきますが、ちゃんと使いこなして成長させるとビックになります。でも、現在、グリモアの主レベル1なので、犬が飛び出してガブガブするだけです。
ちゃんと硬い刃をもった剣に成長するので鞘も必要になります。
今はエバンジェリンにバカにされて犬畜生と影で呼ばれています。主が寝てたりするとケンカしてたり。
話がそれましたが、呪われた剣ですので普通の人が触ると発狂します。エバンジェリンの場合は、体が弱って死にます。二つの剣とも勝手に主人の元へ自動で戻る便利機能で紛失しません。怖い。
◎ロドメニィ・エル・オルタス殿下
ロドメニィ殿下に関しては、肖像画が公王の手元に残っています。
出発前に、カーンやターク公、そしてシュナイ、念の為にサーレル達将校にも顔を確認させました。
後半、邂逅した時に明らかになりますが、ニコル姫のような黄昏色の儚い穏やかな美人を想像していた男達は、ビックリしたという話です。
◎イアド・擬き・成り変わり・人喰い達
ミダスの説明ですので、真実である証拠はありません。
イアドとは異なる世界と人間の世界を分ける蓋。
ヨルガン・エルベが構築した蟻地獄型の地下世界。
そのイアドは階層が複数あり、その底辺部には人喰いと呼ばれる人間の女を喰い男を迷わせる何かが住んでいる。人喰いはイアドの制限を受けているので、女を殺して男を取り込まないと自由になら無い。
そしてそのイアドの下には、蟲のような何かがいる。これは人の女児に寄生して成り代わる。そうすると見分けがつかない。その寄生したものが増えるとイアドを突き抜けて擬き、人に似た影や異形の蟲がこちらを侵食する。この説明には穴が多く、カーン達には区別がつきません。
しかし、アッシュガルトの壊滅との共通点を見ることはできますが、今のカーン一行に知る術はありません。
◎ビミンて美人って描写されるけど
主人公のオリヴィアに挿し絵をつけるのは冒険なのでつけません。かわりに、ビミンはこんなイメージよって感じでフリーのイラストで。