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冬の狼  作者: CANDY
薄明の章
291/355

ACT256 挿話 狐と鶉と猟師の罠と 上

[狐と鶉と猟師の罠と]


 手甲の留め金を引き絞る。

 緩んでいるはずもなく意味の無い行為だが、どうも厭な予感がすると癖がでる。

 ギチギチと利き手を締め上げて金属の手袋の具合を確かめる。

 握っては開き、そして拳の位置をなおす。

 今日の装備は硬めにしている。

 剥き出しの部分はほぼ無い。

 面頬も凶悪な総面で兜の飾りは狐である。

 別段、イグナシオが狐に似た獣面だからではない。

 氏族の紋が狐なのだ。

 嬉々として叔母が寄越した武装が、これなのである。

 信徒の妻は備えよろしく、都に行く夫にもたせたのだ。

 是非にも氏族の魂と共に、邪悪と対するがよろしいと。


 否まて、はやまるな。

 と、イグナシオは言いたかった。

 験をかつぐとしたならば、これはあまりよろしくないのでは?

 過去、この鎧を纏っての勝ち戦の記録は無い。

 故に、焦土と化した故郷でも、これだけは残ってしまった。

 まさに怨念。

 大切に仕舞われていた。と、言えば体裁は良いが、つまり簡単に処分もできない不燃物。

 捨てるに捨てられないし売るに売れない。

 潰せば、負け戦で死んだご先祖に祟られそうである。

 氏族の子供の間、否、大人の間でも冗談で、呪いの鎧だ!等といわれていた代物である。


 叔母よ、どうしてコレなんだ?


 唯一の血族となってしまった故郷の叔母にはもちろんいえないが、わざわざ鎧一式の詰まった長櫃を担いできた叔父には、更に言えるわけもない。


 験が悪い。


 ため息が柄にも無くでる。

 だが、別段鎧自体は素晴らしい物だ。

 使われている金属も希少な物で、軍の最高装備と同じである。

 可動変形部分も、特にイグナシオの獣体にあわせてあった。

 多分、叔母が工房に特別な直しを依頼したのだろう。

 体幹部分は補強もされて、徹甲弾さえも直撃死は防げるかもしれない。

 もちろん、イグナシオにしてみれば、砲弾の直撃ありきの想定なのかと少し厭な気分が増した。


 もちろん、心を占める憂鬱の源は別だ。

 女々しさを認めるのも吝かではない。

 己の弱さ未熟さを認めねば、邪悪な者共はそこを狙うだろう。

 己は弱く、そして弱いからこそ強さを得たのだ。

 勿論、強さ、等と驕れば足下をすくわれる。

 だから己の自負は、所詮、若造の増上慢としているが。


「ヤンよ、鶉か?」


「イッヒッヒッ!ナシオの旦那ぁ、どんな風に見えてるぅ?」


「塵」


「俺にも、何かぁこまけぇ浮塵子うんかが見えるぜぃ」


 白い霧に、薄灰色の何かが浮遊している。

 人の大きさぐらいの何かが、点々と見えた。


 黄昏を含む霧に、ぼんやりと見える。

 遠く、近く、何かがいる。


「ヤンよ、コレら、ではないな?」


 断定するようなイグナシオの言葉に、男の口角が上がる。

 ニィっと笑い、ふざけた仕草で内緒話の体を装う。


(本当の鶉は足早だ。後ろの旦那がついてこれるならぁ、走るけどいいかい?)


 獣人に足の速さを聞く方がおかしい。

 否、この男は元々オカシイか。


「我らに足の速さを聞くか?」


 狂人は弓のように目を細めた。







 一つ、理解した事がある。


 長命種は、脆弱だ。

 だが、虚弱な体力を補えたなら、彼らには弱点が無い。

 獣人と同じく、この過酷なオルタスの大地のどこでも生き抜けるだろう。

 しかし、虚弱さを捨て去った長命種は、人族というくくりには入らないのではないだろうか?


 例えば、グリューフィウスの男達は、既に、虚弱な長命種とは言えない。


 虚弱である事を捨てれば、短命になる。

 つまり普通の短命種の人族だ。

 だが、シュナイとその父親は、長命であり、強靱な男である。

 シュナイ自身の戦闘能力は獣人と混じっても遜色はなく、それでいて長命種としての種族特性は失われていない。


 ただし、エンリケ曰く、繁殖能力は失われつつある事から危険度は低い。


 長命で頑健な別の種族として確立する事は無い訳だ。


 混血を進め、一番変異しやすい血を薄めたからか、逆に確立しようとしたが、間違った同族婚のおかげで繁殖できなくなったか。


 つまり、この人族を超越した存在を種として確立したくなかったのが、モーデンなのではないか?


 というのがエンリケの持論だ。

 他の種族より大きく能力が突出すれば、それは害虫だ。

 蝗の大群と同じく、生態系が破壊されるだろう。

 生命体としての一つの種が勝つような構造を忌避したと。


 難しい事はわからないが、イグナシオは一つ理解した。


 道なき山野を走る男を追いながら実感する。


 このヤンという男のような長命種が蔓延れば、他の種族は生き残れない。

 獣人は総力をあげて、長命種を根絶やしにするだろうと。


 頭の狂った長命種というだけで面倒だというのに、このヤンは、獣人を後ろに引き連れて走っている。


 息も切らさず、薄笑いを浮かべたまま。

 山野をましらのように駆け抜ける。

 その様は、厭な物だ。

 狂って殺しを繰り返すヒトデナシが、笑いながら駆けるなぞ悪夢。

 肉体的にも、このヤンは、普通ではないようだ。

 獣人並に走るとは、人族の構造ではできない。

 できるという事は、この男の循環器は人族のモノではない。

 獣人並の調整ができるのではないか?

 もちろん、肉体修復に関しては人族並であるはずだが。


「イヒィィィ!逃げるぅなよぅ~、楽しいぃじゃねぇかぁぁあ!」


 あって欲しい。

 だが、それよりも今は鶉の気配が問題だ。

 追ううちに、イグナシオにも感じ取れるようになっていた。

 モヤリとした気配だ。

 細かな虫の群ではない。

 もっと濃い気配だ。

 それがヒタヒタと前にある。

 正確には、ヤンの前に何かがいて、そのヤンをイグナシオが追い、イグナシオをサーレルとその配下がつけている。

 今のところ脱落者はいないが、そろそろ本隊の位置が曖昧になりつつあった。

 自分達が西へと連れ出されている事はわかるが、今がどれほど村から離れてしまっているのか曖昧だ。

 獣人といえども、視界の悪さ、走りながらの方向転換が続けば、今何処にいるかなど、土地勘の無い場所なのだからわかるわけもない。

 ただ、背後にサーレル達がいるならば、帰り道を心配する事も無かろうと考える。

 と、ヤンが足を止めた。

 大振りの太刀を両腰から引き抜いた。

 イグナシオには、ヤンの得物は大きな鉈に見えた。

 肉厚で先に行くほど太く鋭く研がれている。


「どうする?旦那、アレはぁ、なんだろうねぇ。鶉だと思うけどぉ、さっきのとぅ違うぜ」


「追っていた奴は?」


「多分、アレの奥だぁね」


 ちらりとヤンを見ると、狂人は少し首を傾げていた。


「アレは無理か?」


「無理じゃぁないよぅ、ただぁ、ありゃぁ普通の鶉じゃねぇし。旦那こそぅ燃やさないのかい?」


 顎で指し示された場所を見て、イグナシオも首を傾げた。


 足だ。


 霧の中に、十人程の足が見えた。


 薄暗い世界を漂う白い霧の中、黒い地面に足が見える。

 農民と覚しき木靴を履いた足が見えた。

 なんら不思議でもなく、そこには十人程の足があり、踝までが見えていた。


 足。


 何れも彼らの方を向き、静かにひっそりと足がある。


 足は別に切り取られて放置されているのではない。

 普通にそこに佇んでおり、ただ、踝より上が霧で見えないかのようだった。


「鶉の臭いがしないねぇ、それにどれもぉ、女に子供だぁ」


「鶉の位置は、まだ、わかるか?」


「おぉ、わかるぜぇ、こいつらの後ろを移動してる。行くかい?」


 イグナシオは懐に手を入れた。

 火薬玉の一番小さいモノを掴み出す。

 掌で転がしながら、ふと、思う。


「さまよう者どもよ、我等に関わるでない。

 我等は神の御意志をもって、滅する事が使命。

 何れ魂は還るのが定め、我等に滅ぼされるは、自ら還るとは程遠く、安らぎへの道とは言えぬ。

 我等に関わらず、陽の光りと共に自ら還る道を探すのだ。」


 ふと、娘と同じく語りかけていた。

 炎に焼かれる事で清められる事もあろうが、自ら死を受け入れられるというのなら、それが一番の事。

 もちろん、無理ならばいつもどうりに焼くだけだ。


「旦那ぁ、流石だねぇ」


 しかし、イグナシオが思うよりも、この世は不思議に傾いていた。

 足は消え、濡れた地面には霜で文字が描かれている。


「さすがぁ神の剣と盾、俺、ちょっと惚れちゃうかもぉ」


「殺す」


「冗談通じねぇ~って言うか、こりゃこりゃぁ面白くなってきたね。」



 邪悪なる者

 地より現る

 我等、囚われたる魂也

 灰へと帰す事を願う



「旦那ぁ、俺ぇ鶉の丸焼き大好きなんだぁ」


「焦げしか残らんぞ」


「おっ、いいねぇ消し炭結構、炭になった骨を踏みつぶすの楽しいもんねぇ」


「腐れ外道が。しかし、何故、我等を待つ?」


 当然の疑問に、ヤンが腹を抱えて笑った。


「何言ってんだよぅ旦那ぁ、ちっちゃい鶉は何で穴蔵に行き倒れてたんだぁ?

 鶉を食べる獣がいるからさぁ。

 獣は村の鶉を食い尽くした。

 じゃぁ新しい獲物が欲しい。

 だけどぉ、旦那方の肉は硬くてうまくない。

 ヒッヒッヒッ、まるで、俺にぃそっくりだぁ。

 旦那方は喰わないがぁ、鶉は旨い。

 だからぁ、狙うは、肉の旨い鶉だ。

 優先順位の問題かもしれねぇけどね」


 ヤンの言葉が浸透すると、イグナシオは少し呆れた。


「お前を喰おうとは悪食な」


「あいつ等、待ってるぜぃ」


 気配が更に掴みやすくなっていた。

 二人は得物を手に霧に踏み出した。

 足下は少し傾斜があり、疎らな木々が枝をつきだしている。

 視界は相変わらず悪く、下生えを踏みしめる音が響く。

 しかし、追いかける存在は、まったく足音をたてていない。

 微かな衣擦れのような音だけがした。

 だが、大気を緩やかにかき混ぜるような音の正体は謎だ。

 そうして追う内に、存在は更に気配を増し、大きさと数がわかる。


 三体だ。


 イグナシオの感じ取れる気配は三体。

 大きさは人族成人男性と同じ。

 ただし、人の気配とは思えず、四つ足の獣とも思えない。

 位置は、正面、更に左奥、そして右側。

 霧が流れれば見える。

 そう感じられる程近い。

 ヤンも得物の握りを変え、いつでもふるえるようにしている。


「出てこい。それとも、無力な女子供相手でなければ、姿を現すこともできないか?」


 イグナシオは接近戦用の短槍を構えた。


 すると白い霧を纏うようにして、黒い物が見えた。


 石像か?


 黒い物を見て思ったのは、古い寺院に置かれた魔物の石像だ。

 鳥、ではない。

 人体に近い構成。

 頭部は尖った鳥の物に見える。

 手足と覚しき鉤爪のついた長い骨、そして尾てい骨の部分からも太い骨のような尖った尾があった。

 背には硬い骨に皮膜のような羽がある。

 それが緩く羽ばたき空気を混ぜていた。

 飛ぶ、程ではないが浮いている。

 常識的に考えても、この世の生き物ではない。

 骨に薄汚れた色の筋肉が走っている。

 骨と石とでできた彫像という感じか。

 それでもそれは蠢き、蠍のように尾を立てている。


「鶉か?これが、鶉なのか」


 重ねての問いに、ヤンは笑った。


「これ、臭うね。こいつ、男だ。

 これは、俺の鶉。

 旦那、先に喰わせてくれよぅ」


 訝しげなイグナシオとは逆に、ヤンは喜んでいた。

 そして沈黙を肯定ととると、狂人は化け物に躍りかかった。


 大太刀が風を斬る。

 それを異形は素早くかわし、即座に噛みついてくる。

 鋭角の頭部がバックリと割れ、すべてが口になったかのようだ。


「おぉぅ、アブねぇ。ずいぶんとぉ面白そうな事になってるねん。ビックリ箱かい?

 臓物もぅ人間様じゃなくなってるのかなかなぁ」


 噛みついてきた異形の腹を撫で斬る。

 ゾリゾリと厭な音を立てて異形の表皮が抉れた。


 ヤンは問題ない。

 そう判断すると、イグナシオは近づいてくる残り二つの気配に向き合った。


 霧を纏い現れたのは、やはり同じ異形の姿であった。


 もし、コレがヤンの言うとおり鶉、元が人間であるのなら驚きである。

 もちろん、変異体やら草木になった人間の成れの果てもあるのだから、別に本気で驚いているわけではない。

 ただ、これが神の怒りの末ならば、その怒りの元となる罪とは何かと考えてしまう。


 異形はイグナシオを見ると、パカリと口を開いた。

 そうして粘ついた涎をたらすと、臭いを嗅ぐ。

 哀れなことに、その仕草は妙に人間らしく、イグナシオの怒りを買った。


 シュウシュウと威嚇音を出す異形の顔を睨みつけると、硬い骨の間に目が見える。

 目は、人の物のようで、薄い灰色に濁っていた。


 あぁ魂の入り口が見える。


 と、イグナシオは思った。

 異形に囚われた人の魂が見える。

 薄灰色の目は、静かにイグナシオを見つめかえしている。

 その他の、異形の姿はしきりに獲物の臭いを嗅いでいたが。


「よかろう、これは試練。我等は神に仕える剣と盾也」


 悪人であろうと善人であろうと、そして裕福であろうと貧しかろうと、人は必ず死ぬ。

 その死に様が苦しかろうと、無念であろうとも、死という門をくぐるのは、すべての人間の定めだ。


 だから死を忌避する事も、否定することもしない。

 代わりに、与えられた死を愚弄する事は許せない。

 人間として死ぬ事を奪うなど、許せる事ではない。


 得物の握りを引き絞る。

 すると短槍の穂先から青白い火花が散った。

 雷火を纏った槍を鋭く突き出すと異形を抉る。

 素早い動きで引き抜くと二匹目に突き立てた。

 二突きで距離をとるが、異形には大した打撃ではないのだろう。

 興奮したように鳴き声をあげると、二匹はイグナシオに飛びかかってくる。


「存分に焼き尽くしてやろう」


 槍を構えた所で、ヤンが言った。


「旦那ぁ、こいつらの臓物、やっぱりオカシイやぁ。心臓が二つだぁ、こりゃぁモツを一度バラさねぇと」


「それはお前がやれ、俺は焼くので忙しい」


「はいよぉ」


 解体作業の傍らで、イグナシオが槍で一匹をしとめる。

 それを油薬で焼き尽くすと、手負いの一匹は離れた。

 距離をとり、霧に紛れようとする。

 透かさず距離を詰めたが、そこで泥濘に足をとられた。

 姿勢は崩さすにすんだが、異形との距離は開いた。

 靴で地面を確かめていると、開いた足が沈む感触がする。

 油薬の炎で照らされた青白い景色に、足下の影を見る。


「ヤン、サーレルの気配はあるか?」


 それに解体していた男は手を止めた。


「あれ?」


 しとめ損ねた異形を見ながら、イグナシオは早口で言った。


「アレの配下でもいい。ともかく、戻れ。」


「旦那、何を言って..ありゃやべぇ!」


「馬鹿野郎、こっちに来るな!」


「おぉぉぅ!」


 咄嗟のことでヤンは止まれず、イグナシオの腕を掴んで踏ん張った。


「何でお前はそこで普通の行動をするんだ!」


「助けに走って怒られんの、りふじーん」


 イグナシオの下半身は、既に地面にのめり込んでいた。

 底なし沼ではない。

 地面に消えている。

 痛みは無く、ともかく何処かへと沈んでいくのだ。


 ヤンは手持ちの紐を近くの木にひっかけると踏ん張っているが、その足も地面に沈み始めていた。

 見えない流砂か沼があるとでも言う具合だ。


 腹立ち紛れにイグナシオは短槍を飛ばした。


「さっすがぁ!もーえーろぅイヤハッァ!」


 槍は出力をあげていたのか、異形の腹に突きたつと燃え上がった。

 のたうち回る異形を見て、ヤンが楽しそうである。


「細紐だが、お前だけならはいあがれるだろう。何とか脱出してカーンと合流だ。

 この異形と足下のコレを知らせねばならん」


「う~ん、無理」


「何が無理だ。殺すぞ」


「だって帰り道わかんないもーん、イヒヒヒ。わぁ、首、首しめんの止めて、マジ、止めて!」


「サーレルを探せ」


「気配ないっすよ旦那。多分、先にコレに飲まれてんじゃね。アハハハ」


 既に胸まで消えている。

 感触から、見えない泥のような何かに引きずり込まれているようだ。


「罠か」


「たーぶんね、でも、まぁ、何か面白くなってきたぁ!」


「死んだら焼けん」


「そこは気合いで」


「ふっ」


 何故か死にかけているのに、イグナシオは笑った。

 狂人の戯言を聞きながら、空を仰ぐ。

 夜がくるのがわかった。

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