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冬の狼  作者: CANDY
哀歌の章
198/355

登場人物一部紹介と補足説明

注意)本文挿話 陽がのぼるまで 読後推奨です。

蛇足部分です。読まなくてもOK。

 ★登場人物紹介★


 注)現在主人公が把握している内容の為、一部情報は、本来の所属や年齢等実際との差があります。つまり、主人公が知っているつもりの情報も含まれます。


 ①氏名・年齢・種族名

 ②容姿・身長

 ③知り得ている事、補足



 ①オリヴィア(通称ヴィ)

 推定 50歳前後(寿命から成人前と推定される)

 精霊種

 ②琥珀色の髪と瞳をしている。

 細い直毛の髪で腰より下の長さ。

 肌色は北部人らしく青白い。

 現在は呪いの為、額から頬い蔓薔薇のような紺色の入れ墨がとりまく。入れ墨は全身に及んでいる。

 身長は1パッス前後(本人談)

 注)1ペデ=約30センチ

 5ペデ=1パッス=約150センチ

 5000ペデ=1000パッス=1ミッレ という単位換算です。

 ③北方辺境伯の直轄領地の村で育つ。

 孤児という身の上だが、村長の元で狩人の技を磨く。

 それと同じく辺境伯の屋敷にて、基礎的な知識や礼儀を得る。

 その生まれと境遇には謎が多い。

 本人の性格は、頑固で冷静。そして、腹が決まると図太い。

 好物は果物。

 本人は意識していないが、弓と短刀、投擲の針は技術が高い。

 現在はグリモアを内包し、不可思議な力を得ている。



 ①ウルリヒ・カーン・バルドルバ(通称ウル)

 注)直属隊内ではカーン、対外的にはバルドルバ卿呼び。オリヴィアはカーン又は兵隊の主としての意味で、旦那と呼んでいます。

 年齢は教えてもらえませんでしたが、サーレルより二つ上です。

 獣人種・重量獣種(擬態を解いた後の身体の大きさや重さに由来。大領主・獣人大公家の血族である為、普通の獣種と違っているらしい。オリヴィアは貴族なんだ?という位の認識)

 ②白い瞳をしている。朝焼けの薄い緋色のスジが大理石の模様のようにはしっている。(オリヴィア談)この珍しい瞳は南方の苛烈な陽射しに弱いが、暗闇での視力は獣人の中でも群を抜いている。

 短髪で浅黒い南方人らしい肌色。

 剣闘士らしく筋肉質で伸びやかな体をしている。

 擬態を解いた時の毛並みに毛髪の色は準ずるため、灰色から紺、黒のどれかになる。

 現在両肘から手先にかけて、オリヴィアと同じ入れ墨がある。

 身長は2パッス弱(オリヴィアを片腕に乗せられる)

 獣人としても高身長になります。

 注)あくまで人型の時の身長です。

 ③南方の西下層地域出身。現在は統括長の直属部隊長である。

 獣人族の大貴族であり、現在は広大な領地を所有。

 浄化後は、中央からの監視員と共に獣人大公家より管理の者をいれて領地を経営している。

 本人は浄化作戦の責任をとり、中央軍に半ば奉仕している。

 そして同じ理由で軍団長補佐から退任、直属隊に移動。

 粛正者としての任務にあたる。

 兵種は剣闘士から始まっている為、好んで両刃の大きな剣を使用する。

 因みに、ダメにした剣の代わりに頼んだ物も6ペデはあるようだ。(オリヴィアより大きい..)

 性格は、見た目よりも寛大。長男気質。注)オリヴィアの主観です。

 甘い物が見た目よりも好き?



(直属隊)


 ①サーレル・ゲルティア

 ゲルティア補佐官と役職名で呼ばれる事もある。

 軍団長地位同等の役職についているカーンなどには参謀将校五名と元老員から一名の監視員がつくのが規定である。

 サーレルは、その元老員からの監視であり、諜報活動を受け持っている。

 獣人種・準重量種。(戦闘種としては重量獣種の次に大きい)

 年齢はカーンより二歳下。

 ②金髪で以前は肩口まで長さがあったが、トゥーラアモンで燃える。今現在は短髪で伸びかかっている。(生えて良かった!本人談)

 瞳の色は、茶色がかった緑、暗い色なので時々黒っぽく見える。(色は変化できる可能性あり)

 他の仲間よりも威圧感のない感じ。色も白いので北の人間に見える。

 身長はカーンの肩口位。

 ③いつも穏やかな外面をしているが、内面は辛辣な男。

 幼少時は、美人の母親を守る健気な子供だったが、いつの間にか図太く得体の知れない立派?な大人に..(カーン談)

 元々、カーンと同じ傭兵団で金を稼いでいたが、カーンの母親の実家の事もあり、中央軍に一緒に移籍。その時の高い学力と思考能力を買われ元老員へ異動。浄化作戦の時にカーンの監視員となる。

 監視員とは、軍事活動の安全弁であり、極端な行動や思考を制御するための要員である。

 つまり、他の五名の参謀将校がYESという答えの場合、必ずNOと答える役割を指す。諜報活動を含む。

 得意な武器..好きな物は毒。



 ①イグナシオ(イグナシオ・ニーチ・コルセスカ 本文では非出)

 軍内ではナシオと呼ばれる事が多い。(狂信者で爆殺魔ってアイツ?という感じて通称が広まっている)

 獣人種・重量獣種。

 サーレルと同年。

 ②黒みがかった赤い髪、瞳は焦げ茶に金色が散っている。

 肌色は南方の浅黒い肌。

 引き締まった細身の男で、見た目よりも強靱な筋肉質の身体をしている。

 身長はサーレルと同じくらい。

 ③癇性で寡黙。ただし興味のある事に関しては多弁。

 浄化時に全てを失う。

 この体験により狂信的な神聖教徒となる。

 ただし、審問官に対しては、存在を危ぶんでいる。

 彼の信仰は、過激ではあるが他者を断罪する事ではない。なので異教というだけで敵対する事はない。

 信仰と死の安らぎを否定する邪悪な存在、不浄な物を焼く事が彼のライフワーク。(時々不必要なほど焼くので、ストッパーが必要)

 得意武器は槍と火器全般。好きなもの、爆薬?



 ①モルダレオ・メルロス

 通称等は不明。

 獣人種・重量獣種。

 年齢は直属隊の中で二番目に年上。一番はオービス。

 ②黒い髪と瞳。部族の入れ墨は背中にある。

 黄色みがかった美しい肌をしている。(南方でも珍しい)

 身長は少し低めだが、手足が長い。

 長身痩躯のイグナシオよりも少し筋肉質。

 本文描写はないが、鼻の下に手入れされた髭を生やしている。

 髪の毛は一つに縛っている。(実はポニーテール..ではなく侍風)

 ③一言で言えば、堅物で真面目な男。ただし、日頃静かな男が怒ると怖いというタイプ。

 同部族内の長の家系。

 長の家系は、武術と共に宗教的主軸を担っていた。

 現在、復興したカーンの領地に災禍を免れた少数の同族を集めている。何れ、同部族の思想や文化(精霊信仰)を復興させたいと思っている。

 武器は剣と手斧。好きな物は酒。



 ①エンリケ・ロメオ・ブランド

 通称不明。

 獣人種・重量獣種。

 モルダレオより半月誕生日が遅い乳兄弟。

 ②黒髪黒目、虹彩に日輪のような輪がある。

 乳兄弟のモルダレオより背が高く、肩幅が広く腰が細い。

 肌色も同族なので、遠目には真実兄弟に見える。

 顔つきは切れ長の目元の所為で、非常に冷たく見える。

 長髪はやはり一つに縛られているが三つ編みで背中に垂らしている。

 髭はないが、目元から頬骨にかけて部族の入れ墨が入っている。

 ③悲観主義的ネガティブな男。

 医務官の資格を持つ。

 人体に詳しいために、拷問担当でもある。

 部族内では医者の家系の長男であった。

 浄化では年若い妻と幼い我が子を疫病で亡くす。

 この時から無力感と怒りに支配されている。

 心を許しているのは、乳兄弟と仲間のみ。

 武器は曲刀と手斧。好きなものは酒。



 ①スヴェン・ロスハイム

 武装船団員からはロスハイムの旦那と呼ばれる。

 獣人族・超重量獣種(獣人族最強の肉体というランク。中央軍団総統括長もこのクラス。)

 年齢は見た目の貫禄とは別に結構若い?

 ②焦げ茶色の髪と目。巌のような筋肉、笑うと凶暴な歯が光る。夜道であったら逃げるような、強面。

 身長は小山のようと称される。

 擬態を解くと雄々しい肉食獣の風貌になるが、むしろ人型の方が威嚇効果はあるかもしれない。(バットルーガン談)

 ③元審問官候補という異例の経歴を持っている。

 本人の暴力的風貌(海賊みたい?)とは別に、知的であり尚且つ文学に対する造形も深い。

 ただし、今現在はそのような部分をあえて表には出していない。

 野卑野蛮を装うが、悪戯好きで女性を賛美している。

 武器は大鉞など重量のある刃物。好きなもの、美人。

 オービスと甥のバットとは同族である。



 ①オービス・ローゼンクラム

 通称不明。

 獣人族・超重量獣種。

 最年長。

 ②栗色の髪と目。

 鬣のような髪型と無骨で強面の風貌。

 種族的な物なのか犬歯がとがる顔は、山賊のように見える。

 首から肩にかけての分厚い筋肉に覆われている。

 腕が長く手も大きい。

 ③恐ろしげな風貌だが、女子供には優しく温厚。(任務時は別)

 言葉がつまるが、中央標準語を学んだのは成人してからで、部族語では滑らかに会話できる。

 同獣人族以外の女性や子供を怯えさせないように、言葉も態度も気をつけている。

 実は重量獣種の女性にもてる?

 武器は鈍器で重量のあるもの。実は小動物が好き。

 最近の悩みは、出来のわるい甥が姉に処分されないかと心配。





 ★設定補足★ 注)本文に非出典の内容があります。



 ☆獣人の重量クラスについて☆

 擬態を解いた獣型の重さ等で、その獣人の特質がある程度決まる。


 主に獣型の重さと大きさがある者ほど戦闘に適している。


 上から、超重量獣種→重量獣種→準重量獣種→中間種


 ここまでが戦闘種と呼ばれる極端な肉体変化ができるクラス。


 次に、準中間種(人族に外見が一番近く、獣の要素が外見からよくわからない)→軽量種→超軽量種となる。


 準中間種と軽量種は、肉体変化がほぼ無い。

 この為、一部肉体変化をした状態の重さになる。

 ただし、獣種としての頑健な身体を持っている事から、劣悪な環境での生活に一番適応しているともいえる。


 そして超軽量種は、肉体的に小さいが獣型に変化できる特殊な者で、本文には出ていないが、有翼人がこの分類に入る。

 注)有翼人は、文化的に非常に特殊な為、獣人族でも閉鎖的環境の一部の地域に存在し、外部との接触は稀。思考文化も特殊である為、見かけても有翼人からのアプローチが無い限り不要に接触はしないというのが、一般的(非常に好戦的で同じ種としてのパラダイムが欠如している)この為、獣人社会でも彼らを見かける事は無い。


 ☆獣人の大きさで強さが決まる?☆


 基礎体力を重量クラスと考えると、重さ=強さとも言える。

 しかし、そこに訓練や才能が加わると一概に重いから強いとは言えなくなる。

 では、重さとは何か?

 祖先の血が濃くなるという事。

 肉体変化ができるクラスは、祖先の血が濃いという考えで、準中間種や軽量種は薄いとうい事です。注)超軽量種は除外。



 ☆重量は遺伝?☆


 両親や血族の重量が子供に反映されるので、遺伝です。

(カーンの父親が彼を疎んだのは、自分も妻も中量から軽量のクラスだったので、重量獣種の立派な息子が、自分の子供では無いと確信していたからです。又、母親の一族が、ある程度カーンの実父が誰かを分かっていたのも、彼のクラスと肉体の特徴からでした。)



 ☆先祖返りって見た目はどんななの?☆


 先祖返りと呼ばれる一部の人は、肉食獣のような姿をしています。

 オーダーメイドの武器庫の管理人や、中央軍の偉い人である統括長もそうです。

 手指や四肢の形は人ですが、獣頭。

 彼らは、人型がとれない分、戦闘能力が非常に高く、肉体変化については、普通の獣種より格段に凶暴な姿に変化できます。

 女性の先祖返りもいます。

 そして、男性女性に関わらず、先祖返りの人はモテモテです。


 ☆獣人の社会構造?について☆


 獣人は母系が意外に多く、リーダーは女性というのが一般的です。

 支配階級は人族にならい、男性の貴族や領主が殆どですが、部族内家庭内で健全とされるのは、女性が決定権を握るという関係です。

 又、獣人女性の一般像は、剛毅な性格です。

 実は一夫多妻の歴史からきています。

 通常の一夫多妻や人族の歴史とは異なります。

 女性が主導で、経済活動や育児などを担い、男性の役割が小さかった為の一夫多妻という訳です。

 ギリシャ神話の母系部族アマゾーン(アマゾネス)のような感じでしょうか。

 凶暴な獣人男性が一般的な獣人像ですが、実際の決定権を握るのは女性という、ほのぼの?な家庭が多いです。(もちろん、恐妻という側面も..オロフの姉やバットの母親の噂は、事実です。)

 故に、スヴェンが女性を賛美し鼻の下を伸ばすのも、オービスが女を虐める奴に制裁を加えるのも、エンリケがビミンを責めた後自己嫌悪に膝をついているのも、この文化と社会構造があるからです。



 ☆中央大陸オルタスの文明度☆


 銃火器は単発のショットガン程度の技術。

 動力船と呼ばれる帆船ではない船舶と浮遊船と呼ばれる航空技術(浮かして進む程度です)があります。

 一度、オルタスに繁栄していた種族が滅びており(古代人)、その古代語と技術が、今現在の生活を支えています。

 しかし、古代人という種が、今の人類の祖では無いとも考えられています。

 識字率は低く、兵隊になると、様々な教育を受ける事ができます。

 軍事国家ですので、人としての権利が欲しい場合は、中央への帰属と兵士としての義務を果たさねばなりません。

 そこで施される教育には、人権という考えが欠如しています。

 もちろん、人権が何であるかの概念は、高等教育を受ければ知ることができます。


 ☆医療技術は?☆


 医療技術に関しては、逆に進歩を国で阻害しています。

 高度な外科技術を前文明から引き継いでいるのが、今の公王家なのです。

 現支配者の強みは、この医療技術、加工技術なのです。そして、今現在の王家の病は、この技術の追求の一助となるための研究の側面もあります。

 このような理由から、一般庶民は、薬草などを主体とした医療を受け、軍人達は高度な外科治療を受けられるという二極化が進んでいます。

 疫病などが発生した場合、軍がでるのも、高度な医療技術を備えているからという理由もあります。



 ☆人種の分布地域☆


 東部は人族、北部は人族と亜人、南部は獣人の割合が多くなります。



 ☆オルタス以外の地域☆


 地球の地図を広げてもらうと想像しやすいでしょうか?

 まずユーラシア大陸を、オルタスとします。

 大陸の中心は中原と呼ばれる広大な草原が広がっています。

 その中心から真北が古い都の跡があるトゥーラアモン等がある森林地帯です。

 そして、その森林を更に北へと進むと、生き物が住めない凍り付いた北の山脈があります。

 オリヴィアの暮らしていた北の村の方です。


 中原の真西は砂漠です。

 こちらにも古い遺跡が残されています。

 独特の砂漠文化をもつ人達が暮らしています。


 そして、中原の真南が広大な南領の亜熱帯の地域です。

 南領は西の砂漠ともつながっています。


 そして中原の東に王都があります。

 そして王都の更に東の地域に三公領主の治める東領が広がっています。


 この東と南の間にユーラシア大陸にはない、大きな出っ張りの半島があります。

 ここが例の場所である東南地域です。

 南領からも東領からも直通に行ける地域ではない為、被害は広がらずにすんでいます。(地形上、山野や川など防衛線を置けたので)


 中央大陸は広大で、気候も全く違います。


 さてオルタスを真ん中に置き、東領の海上を更に東南に下がると、百を越える群島国家に辿りつきます。

 海洋民族が暮らし、その島々は南極にほど近いジグまで続いています。

 海洋民族の人種構成は、亜人と一部の獣人です。

 中央大陸を支配する王国とは利益面での敵対をしていましたが、今のところ停戦しています。

 群島は、島々が小さな国を形成しているので、その総意まとめるのは大変です。この停戦に不服を唱える者も多くいます。


 そして南下するとジグが南極地の近くにあります。

 磁場と海流の影響で、海の目のようになっています。

 南極に関しては、今のところ未開という事になっています。

 中央大陸の者が手をつけていないだけですが。


 そして中央大陸を挟んで西です。

 西の砂漠を越えると、西の小国群があります。

 そして海を挟んだ場所に大きな島が二つと、その中間に小さな島があり、この三つの島と大陸西の部分がまとまり、西の小国群となっています。

 距離的な問題と、例の場所の所為で、こちらとも暫定的な停戦をしています。

 西の小国群は、人族亜人の種族が多く、獣人はいません。


 さて、その小国群の北、地球の地図から言うと北欧のほうでしょうか。北の絶滅領域をぬけると、北極に向かうように広大な火山帯があります。

 これが北の蛮族と称される攻撃的な人達が暮らす場所です。

 蛮族と称されていますが、人種は人族と亜人で構成された狩猟民族です。今現在、絶滅領域の関係で国交は物理的にありません。

 西の小国群経由で、民芸品が輸入される事もありますが、過去は別に、今現在は交流はありません。


 物語は中央大陸中心で進みますが、人口の分布が中央に集中している訳ではなく、寧ろ、徐々に首都周辺から衰退しているという雰囲気です。


 ☆季節について☆


 季節は北と東、南と西で違います。

 一年を十六に分け、一季節を四つにまとめます。

 北と東は一から四までを春、五から八までを夏、九から一二までを秋、十三から十六までを冬とします。

 それを南と西では、一から四の月までが秋です。

 北と東が新年を春から始まるように、南と西は秋から始まるという具合です。

 これは名称だけで、その地域の気候に必ずしもフィットはしていません。


 カーンとオリヴィアが生まれた頃を占い師に教えましたが、占い師は、カーンを南領の夏生まれ、オリヴィアを北国の雪の降る頃として占いました。占い師の少女は、この季節のズレをちゃんと理解しており、グリモアの指摘道理、なかなかの腕前でした。



 ☆身分について☆ 注)蛇足です


 様々な爵位や地位がでてきますが、王国の貴族位は現在暴落しています。やはり、軍人としての地位が、育ちよりも重視されています。

 では貴族という者に対する一般層の考えはどうかというと。

 凡庸であってもよく領地を治めている者は尊敬され、地位だけが高く責任感が無く社会への還元を疎かにする者は、下層の者でさえ敬意をはらいません。

 中々に厳しい目をもっています。

 逆を言えば、支配者層も支配される者も、義務を果たさない者に厳しい社会であり、弱者という立場への配慮が少し疎かでもあります。

 そこで、その安全装置としての、神殿の役割が大きくなります。

 国教であるとは言え、神殿の権力が大きいのは、社会の弱者救済の役割をもっているからです。

 さて、軍事国家として戦争歓迎という考えばかりではありません。

 戦争はできれば回避したい、今ある軍事力を国を豊かにする方向へ転換したい。と、国の上層でも考えてはいます。

 領土が腐るという異常な事態に、この考えが軍事部から提出され停戦へいたったのも、人としては当たり前の事です。

 それに不服を唱えるのは、戦争推奨派だからという単純な理由ばかりではありません。

 階級を維持する、大きく肥大した軍事力を崩壊させない。

 など、戦争を続けるのは、支配力と求心力の低下を恐れているという側面があります。

 戦争強硬派に、人族の貴族層が多いのもこの理由です。



 ☆補足の補足☆


 今現在、出せる部分の内容です。

 実は、違うんだよ!という場所もあります。

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