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日常から非日常

二年半という月日が流れたある日の昼下がり4人はいつものように教室の窓際に集まり、自分達のこれからを話していた。


コウ「後半年で卒業かぁ。長いようで短い3年間だったな。」


ミコト「何言ってんだ。卒業後も一緒だろ。」


カナエ「コウとミコトは卒業後はどうするの?」


アカネ「私は弁護士になるって決めたから名門大学に頑張って入学するつもりだけど、そういえば2人の先の事を聞いたことないかも。

カナちゃんは私と同じ大学に行くって聞いてたから知ってるけど…」


コウ「俺は地元の大学に行く予定。ミコトは?」


ミコト「親の後を継ぐ予定。まぁどうなるか分からないけど。」


コウ「馬鹿のおまえがやっていけるのか?(笑)

運動しか取り柄ないのに。」


ミコト「馬鹿だけどそこは親に教えて貰いながら頑張るよ。

だからコウも手伝ってよ。無関係ではないんだし。」


コウ「はいはい気が向いたらね。」


カナエ「ミコトの親は何してるの?」


ミコト「ん?言ってなかったか?中松コーポレーションって知ってるか?」


アカネ「何年か前に急速に大きくなった会社で今や大企業までなった中松コーポレーションでしょ?」


ミコト「そっ。そこの社長がうちの親。コウの親と仲良くなってからノリで起ち上げたら大企業にまで成長しちゃった。」


コウ「ついでに言えばウチの両親もそこの役員。」


カナエ「マジ!?んじゃあ中松ってお互いの名前から取って付けた会社名なんだ。」


コウ「そうだね。」


ミコト「ウチの親父がどうしてもコウに会社をやらせてみたいらしいんだけどコウはずっと断っているんだ。」


アカネ「んじゃあ私が弁護士になったら雇ってよ(笑)。」


コウ「そん時は一応考えるよミコトが(笑)。」


カナエ「それなら私も雇ってよ。」


コウ「相変わらずお前はアカネと一緒に居たいんだな。ニヤニヤ」


カナエ「どっ…どど…どうしてそうなるのよ〃」


カナエは赤面しながらしどろもどろになるがそんなカナエを3人は笑いながら未来の話に花を咲かせていた。


コウ「そういえばカナエはしたいことはないの?

全国1位の頭ならそれなりにあると思うけど」


カナエ「私は特にないかなぁ…大学に行ってから決めるつもり。」


コウ「そっか。まぁお互い大学を楽しもうや。」


カナエ「そうだね。」


4人で談笑していると突然クラスの床が光り、4人はそんな光りを見て驚き、クラス中を見たが他のクラスメートは談笑していて光に気づいていなかった。

むしろ4人にしか認識出来なかった。


コウ「ミコト、アカネ、カナエ、手を!」


コウの言葉に反応して4人は手を繋いだがその瞬間、4人は光に飲み込まれていった。


コウ達4人はどこまても澄み渡る空気、どこまても飲み込んでしまいそうな漆黒の空、神々しくも優しく包んでくれるような淡く光る床…となんとも形容し難い空間に横たわって居た。


目を覚ましたコウは見たこともない景色に驚きつつも現状を理解しようと頭を回しながら、他の3人を起こし始めた。

そこに見知らぬ男とも女とも分からぬ声が響いた。


?「目が覚めてすぐに現状理解に努めるとは関心だね。」



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