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赤い侯爵と白い花嫁  作者: 杉野みそら
第十五章 アリアの救出

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カリスの馬・アキト

カロンはレオンハルト邸に急いでミナトを走らせている道中で、ヴァレンティ家の紋章の入った馬車を見つけた。


※カロン視点です。

 カロンはレオンハルト邸を目指してミナトを走らせていた。


 ーーその途中……


「あれはヴァレンティ家の紋章?ミナト!」


「ヒヒン」


 * * *


「お兄様、領主会議はどうなさったんですか?」


 私はカロン・ヴァレンティ。


 今愛馬のミナトに乗ってランスに攫われたアリアを助けに行こうとしていたのだけど、その道中でヴァレンティ家の紋章の入った馬車を見つけた。お兄様だ!


「カロンか……いや、アリアが気になって会議どころじゃなくてな。早めに切り上げて来た。それよりどうした?急いでいるように見えたが」

 

 私はハッとして、お兄様に捲し立てる。そうよ。お兄様に話さなければ……!


「そうだ!そのアリアが大変なのよ。今ランスに攫われて、レオンハルト邸に向かう途中でお兄様の馬車を見つけて……」


「……今何と言った?ランスだと……?」


「ヒィン!」


 私がランスの名前を出した途端、お兄様の雰囲気が変わった。冷たい殺気に満ち、凍った雪のような寒気が馬車を支配した。


「もー!お兄様!ミナトが怖がってるじゃない!」


 お兄様は雨に濡れるのも構わず馬車から降りた。


「……俺も馬に乗って行く。アキト!ここへ!」


 お兄様が呼ぶとどこからともなく赤い(たてがみ)のアキトが駆けてきた。


「わお!すごい!お兄様どうやったの?」


「アキトが名馬だからな。急ごう、アキト。お前なら走れるな?カロン、お前は後で来い」


「ちょ、ちょっとお兄様!」


 私を無視して、お兄様はアキトを走らせてあっという間にいなくなってしまった。


出ましたカリス様の馬!!アキト!

アキトはめちゃくちゃ足が早く、頭が良い設定です。

ランスの名前を聞いただけで殺気に満ちるなんて、カリス様(笑)


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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