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赤い侯爵と白い花嫁  作者: 杉野みそら
第十四章 リディアとランス

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番外編・ヴァレンティ学園【後編】

カリスとアリアが本編になかなか出てこないので二人をイチャイチャさせるために書いた番外編です。お茶請けにでもどうぞ。お茶請けにもならないかもしれませんが汗


※キャラ崩壊注意


「まぁ、カリス君。私……空を飛んでるわ」


「ああ、この景色を見せたかったんだ」


 カリスたちは屋上でタイタニック(古)ごっこをしていた。


「こら〜お前たち!!サボって何をやっとるんじゃ!カリス君は女子たちが待ってるよ!いいの?」


 下からカロン先生の叫びが聞こえる。それを聞いたアリアが、カリスから体を離した。


「カリス君、行っていいのよ。私は平気だから……」


 カリスの眉根がピクリと動く。


 都合の良いところにあった壁にアリアを押し付け壁ドンをかました。


「行っていいの?本当に」


「……えっ、だってカリス君は」


「……俺が、何」


「カリス君は、人気者だから。私なんかに構わないでいいの。カリス君は私が特待生だから、気を遣ってくれてるんでしょう?」


 アリアは潤んだ目でカリスを見上げる。

 その目は物語っている。

『本当は行かないでほしい』と……


「ーーああ〜〜!クッッッッッッッソ可愛いなぁもう!!可愛いくてキレそう!!(怒)」


 ていうかキレた!カリスはアリアを抱きしめる!


「アリア。どうして俺の気持ちをわかってくれないんだ。好きって言ったじゃないか。キスまでしてるんだよ……」


 耳元でそう囁かれて、アリアの顔がみるみる真っ赤になった。


「わ、私……自分に自信がなくて……」


「アリア……君は世界一綺麗だ。美しい。その美しさを他の奴らに見られたくなくて君を閉じ込めてやりたいくらい、俺はいつもアリアだけを見ている……」


 そう言うとカリスは顎クイをかまし、触れるだけのキスをした。


「カ、カリス君たら//」


「……俺の気持ち、わかった?」


 顎クイをしたまま、カリスはアリアに問う。


「ええ、すごく……わかりました……//ぁ……」


 二人はそのまま二度目のキスをした。


「ていうかいい加減降りてこいよ!!そこの二人!!(怒)」


 どこからかカロン先生の怒りの叫びがまた聞こえた。


作者はシリアスな話が続くとこういう話も書きたくなる癖があるんです。すみません。

二人のイチャイチャが書けて楽しかったです。特にタイタニック(古)ごっこは一度やらせてみたかったので(なんで?)満足です。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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