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赤い侯爵と白い花嫁  作者: 杉野みそら
第十四章 リディアとランス

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番外編・ヴァレンティ学園【前編】

前回までのあらすじ。

 

温室に一旦身を隠したアリア。しかしそこには示し合わせたようにカリスがいた。

当然のようにイチャイチャし始める二人をカロン先生が止める。


 アリアが「私の格好を見て。可愛い?」とカリスの前でくるりと一回転するとカリスは叫び、その咆哮に怖気付いたモブたちは霧散していったのだった。


※キャラ崩壊注意

※シリアスな雰囲気に耐えられなくて書きました。

 カリスの咆哮のおかげで、大量にわいていたモブはどこかに行き、クラスに生徒が戻ってきた。


「アリア!あなたは目立つからチェキとか撮らなくていいわ!過剰なサービスもなしでいい。とにかく大人しくしてて」


 リディアがテキパキと指示をする。


「オムライスに文字を書かないといけないんですが」


 アリアの言葉にリディアはうーん、と顎に手を当てて考えた。


「それくらいならOKじゃない!?ねえカロン先生」


「オーケーオーケー!卵に字書くくらいで勘違いする輩はいないっしょ!」


 だがカロン先生は見通しが甘かったのである。


 アリアはチェキとかは無理だが唯一オムライスに文字を書いてくれるという噂はむしろ呼び水となった!


「オムライス」

「オムライス」

「オムライス」

「オムライス」

「オムライス」


「何これ!注文がオムライスばっかりじゃない!」


「アリアがケチャップで文字書いてくれるってのをどっかで聞きつけたらしいな」


「このロリコ◯どもめ!いくらアリアが可愛いくて純朴だからって……カリス君が蹴散らした意味がないわ!」


 リディアは教室を見た。アリアは接客をしている。


「これを書くんですね。えーと、『さとうくん好き』長いから入らないかもしれませんが……」


「ドゥフフフ!『長いから入らないかもしれません』だなんて、いけませんなぁいけません!大変けしからん!フー、汗をかいて参りましたぞ!!ドゥフフフ!」


「が、頑張って書きますね!(営業スマイル)」


「ドゥフーン!♡アリアたんが僕に微笑んでくれた!これはもはや運命だ。結婚しよう。アリアたん!こんなところ抜け出して。駆け落ちしよう!」


「えっ?結婚?どうして……?」


「そそそそそれは……ぼぼぼぼ僕たちが運命だからだよ!!(ポッ)うほほ!」


 その瞬間、さとうくん(モブ)がアリアの腕を掴んだ!


「あんにゃろうめ!アリアが断れないからって調子に乗りやがって!」


 リディアが今にも飛び出さんとしたその時、ランスが止めた。


「リディア、どうやらお前の出る幕は無さそうだ。見ろ!」


 リディアの視線の先にはカリスがいた。だがカリスはいつもと様子が違っていた。空気は張りつめ、カリスの殺気がクラス中を支配する。


「うわー!!カリス本気出しすぎだって!」


 ランスとリディアは平気だったが、そのほかのモブたちはカリスの殺気に当てられて次々に倒れ、吐血した。


「やべえやべえ!リディア!モブたちを教室の外に!」


 阿鼻叫喚の中、カリスはさとうくんの腕を捻り上げていた。  


「いででででで!!おかぁさーん!助けてェ!」


「黙れ。殺すぞ」


 カリスの本気の殺気をもろに浴びたさとうくんは失神した!


「……アリア。こんなことはしなくていい。二人でここを抜け出そう」


「えっ?でも注文がまだ……」


「いいんだそんなもの!!どうせリディアがやってくれるさ!リディアのファンも多いしな。とにかく問題ない」


 そう言うとカリスはアリアを横抱きにしてあっという間に消え去ってしまった!

本編のシリアスな感じに耐えられなくて……

あとアリアちゃんとカリス様成分が足りないと思ったのでこれは完全に自己満足です。すみません。  


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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