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赤い侯爵と白い花嫁  作者: 杉野みそら
第十三章 不穏な影

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想いの行き着く先は……

ランスは酒をあおりアリアの面影を消そうとしていた。


※ランス視点です。

 グラスの中の赤いワインを揺らしながら、俺はアリアの面影を探していた。


 白い肌。柔らかく伏せられた睫毛。控えめで、穏やかな声。

 まるで夢の中でしか触れられない幻のように、アリアの姿が脳裏をかすめては消える。


 アリアのことを考えるたびに胸が軋む。深い沼に取られて、抜け出せない。


 ーー欲しいのに、決して手に入らない。


 アリアの目にはいつもカリスしか映っていない。あの穏やかな白い瞳が、カリスを見つめるときの柔らかさを思い出すと、喉の奥が焼けるように痛んだ。


 ラウルの笑い声が隣で弾ける。


 艶やかなドレスの女が、冗談を言いながらランスの肩に触れた。


 俺は心の中で舌打ちをした。


 その仕草が、アリアの白い指先でなかったことに、ひどく苛立ちを覚える。


 ーーどれだけの女と夜を交わしても、アリアでなければ意味がない。


 ワインの瓶を傾け、喉に流し込む。


 どんなに酒を飲んでも、次の瞬間にはアリアの顔がよぎってしまう。アリアの姿を探してしまう。


(馬鹿だな、どんなに探してもアリアはこんなところに居ないのに)


 それでも俺は……


 俺の馬鹿げた自尊心と、このどうしようもない執着を、酔いで誤魔化すしかなかった。

すみませんめちゃくちゃ短かったです。

最近体調があまり良くなくてぼーっとしてたら今日のお昼の投稿してなかったです。申し訳ない。


ランス危ないですね。情緒がふわふわしてる。汗


最後まで読んで頂きありがとうございました。

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