想いの行き着く先は……
ランスは酒をあおりアリアの面影を消そうとしていた。
※ランス視点です。
グラスの中の赤いワインを揺らしながら、俺はアリアの面影を探していた。
白い肌。柔らかく伏せられた睫毛。控えめで、穏やかな声。
まるで夢の中でしか触れられない幻のように、アリアの姿が脳裏をかすめては消える。
アリアのことを考えるたびに胸が軋む。深い沼に取られて、抜け出せない。
ーー欲しいのに、決して手に入らない。
アリアの目にはいつもカリスしか映っていない。あの穏やかな白い瞳が、カリスを見つめるときの柔らかさを思い出すと、喉の奥が焼けるように痛んだ。
ラウルの笑い声が隣で弾ける。
艶やかなドレスの女が、冗談を言いながらランスの肩に触れた。
俺は心の中で舌打ちをした。
その仕草が、アリアの白い指先でなかったことに、ひどく苛立ちを覚える。
ーーどれだけの女と夜を交わしても、アリアでなければ意味がない。
ワインの瓶を傾け、喉に流し込む。
どんなに酒を飲んでも、次の瞬間にはアリアの顔がよぎってしまう。アリアの姿を探してしまう。
(馬鹿だな、どんなに探してもアリアはこんなところに居ないのに)
それでも俺は……
俺の馬鹿げた自尊心と、このどうしようもない執着を、酔いで誤魔化すしかなかった。
すみませんめちゃくちゃ短かったです。
最近体調があまり良くなくてぼーっとしてたら今日のお昼の投稿してなかったです。申し訳ない。
ランス危ないですね。情緒がふわふわしてる。汗
最後まで読んで頂きありがとうございました。




