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赤い侯爵と白い花嫁  作者: 杉野みそら
第十三章 不穏な影

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番外編・ヴァレンティ学園【後編】

後編です。お茶請けにどうぞ。

キャラ崩壊注意です。

 〜校内案内中〜


「やっと二人きりになれたな、アリア……」


 カリスは階段の踊り場にアリアを引っ張り出して、お約束の壁ドンをかましていた。


「はい、でも……何故?」


「二人きりにならないとできないだろう」


「……?何をですか?」


「こういう事」


 カリスはアリアに少女漫画にありがちな顎クイをかました。


「……アリア。俺だけを見てほしい。ランスやリディアに取られたくない」


「えっ?えっ?なんでランスくんが……ん」


 カリスは壁ドンからの顎クイからのキスをかました。


「か、カリスくん//こんなのダメだよ」


「……どうして?」


 カリスはアリアの唇をなぞりながら呟く。


「だってここ……学校だよ//」


「ふふ、学校じゃなかったらいいの?アリアは……」


「こらー!!そこの二人ィ!校内でイチャつくな!」


 またまたカロン先生がやってきて二人に注意した。


「チッ!邪魔なやつめ!」


「カリステメー!!舌打ちと悪態つきやがって!聞こえてんだからな!!」


「ヤッベ聞こえてた!逃げるぞアリア!」


 カリスはアリアの手を引き、お姫様抱っこをした。


「えっえっ??」


「捕まってて」


 カリスは何を思ったか、すごいスピードでアリアを抱えながらその場を走り去った。


「また逃げられた!クッソー!!」


 * * *


 〜放課後〜


「もう、カリスくんは強引だから混乱しちゃいます//」


 アリアとカリスはたまたま帰り道が一緒だという事で二人で帰っていた。


「ごめん、俺ちょっと性急だったな。他の奴に取られたくなかったんだ。ランスが言っていた通り君は可愛いから」


「……そ、そうかな//」


 変なの。私、褒められて嬉しいなんて……


「それに」


「俺たちは初めて会った気がしないんだよ」


 アリアはその言葉にハッと顔を挙げる。


「私も!私も同じことを感じていました!」


「……俺たち、どこかの時代で会っていたのかもしれないな」


 カリスが微笑み、アリアもそれにつられて微笑む。二人の手がどちらからともなく触れて、やがて一つになった。


 ほんのちょっと甘酸っぱい二人の学生生活が始まるのは、また別の話ーー


 ……いや、甘酸っぱいか??甘酸っぱいって何だっけ?


【終われ】


作者も混乱してきた汗

甘酸っぱいとは(哲学)


ここまでお読みくださってありがとうございました!

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