人の気持ちなんてものは変わりゆくものだと思う。変わらないものなんてないんだと思っていた
見てくれてる人が何人かいます。
ありがとうございます。わりと幸せです(^-^)
彼は毎回のデートでプロポーズをしてくれた。毎回違う切り口で。
何度目かのデートでは、「君の喪主になる」なんて変な事も言っていた。もちろん真剣に向き合ってくれた事だとはわかってる。だけどその約束は守られる事はなかった。
あれから幾年かがすぎて私の体は自由もきかなくなってきて、すぐに疲れるし、重い荷物も持てない。歩くときには歩行器に助けられてゆっくりと歩くようになった。そんな私の隣に今、彼はいない。
初めてのデートでは、何と私の通院先の大学病院に行った。主治医もいる日で予約もしてあり(どうやら叔父に相談したようだ)私の病気のこと、そして対処法を知るために何度か訪れようとしたが守秘義務の関係で、今日私に同行を頼んでの来院だと聞いた。
彼の姿勢に感動した主治医は2時間も彼と熱く話していた。守秘義務どこ行った?ってくらいに。
わたしはボケーっとしていた。もちろん楽しいかそうでないかで言われればつまらないが、元々デートの日の時間は全て彼にあげたものだ。そもそも聞かれても私が話さなかったのが悪い。
そして彼がその初めての時間を私の体のために使い私のことをこんなにも深く考えてくれていた事は嬉しかった。
その日はその後食事をして終わった。それからの計5回のデートを事細かに思い出すほど私も脳内お花畑ではないので、割愛しよう。誰かがいつか求めてくれるなら少し語りたいと思う(メタい)
でも彼が言ってくれた、
「君が死んだら一ヶ月だけ悲しむ事を許してほしい、でももしまた好きになる人を見つけたら君に禊を立てるような事しない、また恋もするし一生君を思って泣き濡らす事もしない。だから君が死ぬ事に罪悪感を覚えないで欲しい。」と言う言葉だけは惚気させて欲しい。
後悔をしたのは3回目あたりから、連絡をするのは禁止と最初に決めたため、お店には来るものの、私との約束通りアプローチもしない。こんなにも愛しい人になるとは・・・と思っていたが、意地っ張りな私は最初に決めたルールの改正を、ついぞする事はなかった。




