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燃え〈ルナ〉よ剣‼️~コミュ障少女。ぼっち生活を死守するために、お弁当と燃える剣で冒険者たちを守ります~  作者: みちのあかり
朝食と冒険者さん(4日目)

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第44話 天使様ぁ?

 なっ、なんで買ったの〜!


 路地裏でフュージョンを解いて、着替えをしているのですが……


 なんで? なんで孤児院に〜!


 そんなの打ち合わせにはなかったですよね。


「まあ、フュージョンの時間長くなったからね。早く終わりたかったんだよ」


 それはそう……だけと!


「いいじゃん。ルツィナは早く金貨を減らしたかった。できれば孤児院に寄付でなくしたかったんでしょ」


 そうだけど……。


「現金で寄付してもダメみたいだし、ルツィナが使えるように手紙書いたし。オーブン使えるようになったら、いろんな料理を作れるようになるしね」


 そうだけど……。


「あんたはおいしい料理を作ってあげたらいいんじゃない」


 おいしい料理を作る? そうだね。そうしましょうか。


「よし! じゃあ孤児院のために料理器具買おうよ。包丁も使い物にならない感じだったでしょ」


 そうね。料理用の道具なら、そんなに目立つ買い物じゃないし。まとめて寄付して置いてきましょう。


 包丁、まな板、鍋、ザル、ボウル。フライパンに布巾にトング。などなど。


 さっきあれだけの金貨見たせいか、金銭感覚おかしくなった? まあいいよね。寄付するためのものだし。


 今日は夜にお客様が来るから、孤児院には早めに行って料理作ってしまいましょう。



「天使様! 神父様、天使様……いえ、ルツィナ様がいらっしゃいましたー!」


 えっ? 天使様? サニーさんいないよね。


「天使様、お願いがございます」


 えっ? もしかして、私が天使様?


「私に料理を教えてくださいませんか!」


(ルツィナ、天使様だってぇ)


 やめて! 違うから!


「どうなされました、天使様」


「……ルツィナ」


「はい?」


「ルツィナ……って呼ん、で……」


 えっ? なんて笑顔!


「はいっっっ! ルツィナ様ぁ!」


(ふはははは。天使様! ルツィナ様!)


 うるさいっ! なんでこんな感じになっているの?


「ルツィナ様?」


「おいおいカナ。そんなに詰め寄るな。ルツィナ様は、おとなしいお方ですよ」


 神父様がなんとかしてくれそう!


(まあ、あんたに料理習いたいってよ。どうする?)


 どうするも何も……私が教えられると思う?


(腕はあるんだけど……無理かな?)


 無理です!


「わ〜! 天使様だ!」

「天使様! おいしかった!」

「また作って〜!

「天使様!」

「一緒に遊ぼう!」


 うわ〜! 子供たちが集まってきた〜!

 いろいろ言われてる〜! 手を引っ張られてる〜!


(人気者じゃん!)


 いらない! 人気いらない!

 何楽しそうに笑っているんですかっ!

 ああっ! もう〜!


「これこれ、ルツィナ様、はまだお祈りもなされていないご様子です。まずは心静かに祈らせてあげなさい。皆、礼拝室から外へ出て、おとなしく待っているように」


 さすが神父様です。カナさんまでいなくなりました。


 とりあえず拝みましょうか。うん。サニーさんにでいいかな?


「サニーさん。今日はお客様が来るから、夕ご飯他で食べてください。もしかしたら、明日も夕方、他の人が来るかもしれません。しばらく来ないほうがいいのかもしれません」


(ええっ! なんですって! 私のご飯……。私の癒しが〜!)


 あっ、サニーさんいた。


(それだけを楽しみに仕事しているのに〜! あっ、はいっ! すぐ戻ります! えっ? 何でもないですから!)


(大変そうだね、サニー)


 本当に。


(ルツィナ、スイートポテト出して。お供えしましょ。可哀想だし)


 そうだね。また作ればいいし。


「どうぞ。お供えです」


 カバンから出したスイートポテトは、あっという間に消えてなくなった。


「お祈りは終わりましたか。ルツィナ様、少しお話をしてもよろしいでしょうか?」


 神父様が、応接室へ来るように私に願い出ました。


 まあ、いろいろ寄付もあるから、お話に行きましょう。


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