フィクションなら何しても許されるって本当ですか?
とりあえず勢いに任せての投稿なため、何かいいアイデアが浮かんだらまた内容が変わる可能性があります
書ける範囲で頑張ります
現無職の淺高穣はとある漫画のモデルにされた
その作品に描かれている稔はとてもじゃないが常人ならおそらく、さっさと青い鳥が飛び去ったSNSか某暴露配信者に相談するレベルのキャラクターにされている
しかし淺高穣はこの作者を本当に晒すべきなのか悩んでいた
それはなぜかというともしかしたら半グレ、もしくは反社と知り合いかもしれないからだ
これまでの様々な質問に対する回答を通じて、作者か作者に限りなく親しい人間が明らかに作者や作品についてのほぼすべての有名所のヲチっている様子も確認できた
今までを振り返ってみても本当に酷かった
「障害者に許可取る必要なんてあるの?」
「フィクションなんだからなんでもいい」
そう吐き捨てられたことなんて一度や二度じゃない
⸺でも今宵その悩みもやっと終わることが出来るかもしれない
そう思い、その作者の担当編集者と仲が良かったという配信者のスペースを開く
『相談や凸お気軽にどうぞ』
そう書かれたポストに貼られた質問サイト、そこに掻い摘んで話したいことを書く
稔にとっては勇気を出した告発だった
「何が書いてあるのか分かりにくい」
「そんなの絶対ありえない」
「病気だから病院に行きなよ」
「自意識過剰」
「大体モデルにされたからって何か問題があるの?ないでしょ」
それを聞いた配信者は稔の相談内容を、まるでこれは今までずっと病院にいた患者が吐いたうわ言だとでも言いたげに吐き捨てた
コメントもその配信者に倣い次々に
「そういえば統合失調症の患者が……」
「知り合いが陰謀論にハマって……」
など『頭のおかしい人間』という共通の別の話題にすり替わった
⸺やっぱりこの世の誰も頼りにならないんだ
「フィクションなんだからなんでもいい」
「大体モデルにされたからって何か問題があるの?ないでしょ」
今まで見てきた数多の悪口と言われた言葉が何度も何度も頭の中をリフレインした
やはり他人を頼りにしようとしたのが間違い
それは怒りで文字通り顔真っ赤になったその時の自分にも分かる唯一の答え
⸺でもこれがきっと創作の原動力になる
だから私は決めた
こいつらみんな『私の作品』にしてやろうと
第一話 『フィクション』




