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30歳ゲイの日常エッセイ  作者: 赤井獺京


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30歳、始まりの朝

30歳初めての朝は早い時間に目が覚めた。


「よし、今日から30代だ。気合い入れて頑張るぞ」そんな気持ちが奥底にあったのかもしれない。


起きてスマホをしばらく眺めてから珈琲を淹れてヨガをした。10分程度の軽いものだ。


 こんな感じで始めた30代、空は快晴でとても気持ちがよかった。


 両親から誕生日おめでとうのLINEが届いて、同じ家に好きな人がいる。とても素敵な始まりだ。


今日から30代ですけど何が変わるんですか。


20歳になる時はタバコやお酒が解禁されて、これから大人の仲間入りだって感じがして分かりやすい。


だけど30歳は、アンケートとかの年齢選択が20~29にチェックができなくなって年を取ったなって感じるくらいしかない。


「まあ、そんなもんか」


30歳なんてそんなもんさ。


 10年後の僕がこれを読んで思い出すために書き記したい。今の僕がハマっているものを。今の自分についての自己紹介を。


 30歳の僕はサラリーマンを辞めてフリーターを謳歌している。だけどこのままでいいのかの不安は毎日ある。

 資産は株価の上昇があって今のところ1200万を超えた。そのうちの手持ちの現金はほとんどない。貧乏性は消えないから、贅沢ができない。


ブルーミーってスーパーのチョコリングドーナツにハマっていて毎週月曜と火曜はそれを楽しみにしている。基本的にチョコレートが好きだ。糖尿病にならないように注意したい気持ちはある。


今聞いてるのは、アップルミュージックで詩集を検索して出てきた「カルメン・マキ」ってアーティストだ。40歳にはどうせ忘れていると思う。だけど今の僕には心地よい音楽だ。


 性欲は数か月前から無くなってしまって、それだけがネック。彼氏とは恋人を通り越して家族みたいになってしまっている。40歳でも当然のように隣にいてくれていることを願う。


 急に昔の漫画が読みたくなってフェアリーテイルとRAVEを全巻買ったところ。エデンズゼロも買った。自分への誕生日プレゼントって感じだ。10年後には価値は上がっているかな?


 最近は漫画の初版ブームですごい高騰しているみたいでおかしな世界だと思う。


 今ハマってる作家さんは吉田篤弘さんだ。それ以外にもいるけれど一押しはその人だ。


 それと40歳でも推しキャラのカワウソは現役で活動していると良いな。今の家はそのカワウソであふれている。僕と恋人の共通の趣味だ。そのころには原画を手に入れられていたら最高だ。


 10年後自分に望むことは、太らず病気にならず、お金にも困らず恋人と生きていられればいいかな。


海外くらいは行っておきたいか。

さすがに40歳までには。


まあ、そんなもんでよろしく。 30代。


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