12,アリサとの会話
僕たちは並んで歩いていく。
初めての仲間との旅だが、しかしアリサはとてもこちらのことを関心を持ってくれていた。
僕なんて一般人みたいなもんなのに、、勇者としての形で書きは偉大なのだ。
肩書と僕と釣り合ってない気はするし、騙しているみたいだったが、しかし無言で歩くよりかは楽しいと思う。
「ユーはどんな武器を使うの?」
「この勇者の剣」
「ぼろぼろねー」
そう、ところどころ錆びている。でもこれは不思議な力があると言われているらしい。
「私は弓を使うわ!あと少しエンチャント魔法もね!」
「魔法!?」
魔法が使えるものは見たことがある。不思議な効果を発動させたり、強力な攻撃を行えるのだ。
勇者は伝説によれば成長するにしたがい、様々な魔法を操れるようになると言われているが、実感はまるっきりない。
「魔法かぁ、僕も使えるかなぁ」
「ふふふ。あんた見たところまだ弱っちいから、使える前に死ななよう、私が守ってあげる!」
「うん、ありがとう!」
「ま、どーんと任せて!」
そんな風に二人で会話をしながら、、と言うか相手からの質問に僕は答えるだけなのだが、賑やかになってきた。